死ぬ力
今回のチャー君の大往生では、鍼灸師であり、医療従事者でもある尊敬する友人の助言にどれほど助けられたことか。その友人は老人医療の現場で働いて現在の老人医療の矛盾点、問題点を話してくれます。2人で会うときにいつも話題に上るのが「死ぬ力」。
生まれる時もエネルギーが要るけど、死ぬ時もエネルギーが要るのよ!
死ぬ力とは尊厳をもったまま逝くことができる、そのパワーのことです。内臓、筋肉、脳のあらゆる細胞が薬漬けになってなく、宇宙の法則にしたがって、自然の摂理のまま、儀式をおこなうように1つの細胞から次の細胞へと活動を徐々に停止させ静かにその時に向かって行く力。常々チャー君の最期は、死ぬ力が残っていて欲しいと願っていました。
いつもの生活で、いつもの風景、家族が側にいてリラックスしながら逝く。
神様に、この願いが届くように祈っていました。そして、形は少し変形してましたが「チャー君ともう一度散歩したい」、「リラックスした中で穏やかに逝かせたい」※雄叫びが穏やかというのは反論もあるでしょうが・・・
願えば叶う!
しかしママたちにとっては初めての現象経験で、不思議なこととしか表現できません。
・臨終の前にチャー君は身体の中のものを全て出し切ったこと。
・7/6から立つことができないけれど、ユッタリ気持ちよさそうに眠っていたこと。
・熟睡した後のノビを何度もしたことと前後脚のピクピクも何度もあったこと。
・絶望的だった腎臓機能が回復したこと(通常絶対にありえないことです)と力んでウンチを出そうとしたこと。
・5日間も水をほとんど摂らずにいて目力は最後まであり、臨終の3時間前までとてもリラックスしていた。
・瞬膜は、臨終してから出たこと。
人間の自然死は見たことがないので不明ですが、生命体のエネルギーに余裕を持たせてその瞬間に備える。痛みも苦しみも無い、逆に快適なくらいのその時までの余裕。押川氏、山中先生にご挨拶と事の経過を報告したら、一様に「理想的な逝き方だね!そんな逝き方をしたいよね!」と。
雄叫びと散歩しながら逝けるなんて!チャー君は最後まで超ラッキーな強運の持ち主です!
***チャー君の臨終に立ち会った後、ママは初めてチャー君は助からないこと(正確には助からなかった)を認識しました********
チャー君の身体を撫でながら召使いさんと2人で肩を抱き合いながら大声を上げて泣いていました。しかし悲しんでばかりいられません。ずっとチャー君の側にいたいけどチャー君をお見送りする準備に取り掛からなくてはいけません。
チャー君を入れる最小で55×50以上の箱が必要です。次に冷却材。最後に花。チャー君の臨終を知らせるためブログの更新、友人、知人にメールと電話連絡。ペット葬祭さんにも電話連絡し、火葬の予約。ママは電話ではほとんど泣き声で、忙しい中、優しく対応していただき本当にありがたく。長い長い2011年7月10日は気がつくと25:30を過ぎていました。
ピータンさんへ=今回のチャー君に刺激した腎臓のツボを8月にアップ予定です!25歳の臨終間際の衰えたチャー君の腎臓機能が回復したんです。是非試してください!