チャー君の介護日記

25歳の元♂老猫チャー君の介護実録
ブログ内検索=2011/10/27 10/29 10/30 10/31に掲載

ペットロスと鬱7

2014-08-27 | 日記


聞き手の人は話す人の感情を共有しようと全部受け止め共感してくれ、一切否定しない。
それにより
話す人は心が軽くなる。。
今ある全部の感情を受け止めてもらう。

これは傾聴というカウンセリング手法の一種ですが、得られる効果は絶大なもので、対象消失で喪失感が大きく悲しみの中にある方にはぜひお勧めのものです。

◎傾聴により得られる効果
カタルシス効果→話してスッキリ。心のおもりがとれたような感が。
バディ効果→孤独感からの解放。理解者が現れたことで、心が暖かくなる感が。
アウェアネス効果→頭の中の整理。自身に対して気付きと理解ができ、転換できるきっかけを作れる。

◎カウンセリングを選ぶ際の注意点
善いカウンセラーであり、傾聴に徹してくれること
営利主義がひどくないところ
期間がかかる場合のことを考え、あまり高価でないこと

具体的なところでは
・無料の電話相談:いのちの電話、こころの健康相談など。
・大学に併設されているカウンセリングルーム:大学院生、研究員生が中心となり、料金もリーズナブルです。
・他カウンセリング料は高価ですが、確実な力のあるカウンセラーがいるところ:ここでは具体的なところは割愛いたします。

◎要注意
インチキな団体が発行しているカウンセラーというものがあります。
例えば、いい加減な講習内容を50時間受講するだけで、カウンセラーとして認定されるというものです。
カウンセリングと称して、占いだったということも。。これらは私の友人が実際に経験したことです。
宗教に勧誘するという目的のため宗教団体と隠してカウンセリング室、相談室を開設しているところもあります。























ペットロスと鬱6

2014-08-16 | 日記
8月中旬に咲いているアジサイです。
地方の言い伝えで、夏から秋に色鮮やかなアジサイを手に入れると金運がつくと聞いたことがあります。
皆様には画面で!


鬱の症状と確定するまで時間がかかったのは
寝不足と精神的なストレスと闘いながらの介護生活で、50代半ばの脳が極限までに疲労していて
一時的に認知症的な症状を引き起こしていると勘違いしていたからです。

料理の味が濃くなった
気分が落ち着かない
簡単なことでも1つのことが持続してできない
忘れやすく記憶できない
睡眠障害がある
以上は認知症と同じ症状ですが、大きな違いは自分を客観的に見ることができること、「何とかしなければ」という気持ちがわきあがること、その気持ちが空回りすること、これは鬱特有の症状と思われます。
物理的には背骨に鉛が入っているように重くいつも背中の痛みを意識するような、鬱特有の症状もあります。

もしペットが亡くなりこのような兆候が出てきたら家族、周囲の方々のためにも、何よりご本人のためにも早めのカウンセリング、または自分の話を聞いてもらうことをお勧めします。

または、悲しみの渦中にある方も早くその渦の中から脱出されるためにも、私のように新たなストレスが加わったことで病気へと進展する予防のためにもお勧めします。

次回はお話を聞いてもらうこと、カウンセリング、メンタルヘルス科についてお話いたします。




ペットロスと鬱5

2014-08-09 | 日記

最悪の状態へ陥るとき、そこへ向かって急激な変化が起きると人はその変化に気づき、その変化を止めようと対処し、最悪の状態までには至らないことが多いものです。
しかし、徐々に日々少しずつ変化が起きているとき人はその変化を変化と感じることなく時は過ぎ、気が付くと最悪の状態にどっぷりつかっているという事態に。。

大切な家族の一員を亡くしたという大きく深い悲しみと喪失感。
この1つだけのストレスだったら個人にもよりますが、周囲の人との優しさに触れ心の傷が少しずつ癒され、生態が生命を維持しようとして脳内の忘れる機能をセットし時間とともに少しずつ悲しみが癒えてゆき大事には至りません。

しかし、この大きな喪失感を伴ったストレスを対応しているところへ別の問題が起きて、ストレスが加わる。
更に別の問題が起きてまたストレスが加わる。

傷を癒すべきところへ使うわずかなエネルギーを新たに舞い込んだストレスに使い、、
そうすると傷が癒えないばかりかアリジゴクにはまったように、もがけばもがくほど深い闇の中へ沈み込み、ついには疲れ果てて絶望感が頭をもたげ、この世に存在したくないとさえ。。

実際、ママもチャー君を亡くした悲しみから立ち直ろうともがいていた時に、別の問題が発生し、その問題は昔解決しておくべきだったことと関連し遂に自分をコントロールできなくなり、、ストレスが新たなストレスを生み、打ち寄せる大きな波のように次々と襲い掛かってきて。。

鬱とは知らずに通常では考えられないような落ち着きがない、気ばかり焦る、全てにおいてそうでしたが例えば洗濯物たたみが3分と集中してできない、人と話すのがわずらわしい、夜眠れないし、朝起きれないといった症状がどんどんひどくなっていきました。

2012年春くらいから鬱の症状がひどくなりましたが病気に気が付かず、鬱だとわかり病院へ行ったのは今年の春のことです。

ペットロスと鬱4

2014-08-02 | 日記

時間が経つにつれチャー君との生活が遠い過去のもののようで、まだ3、4ヶ月しか経っていないのにぼんやりと霧がかかったような記憶になり、これは脳の中で悲しむストレスから脱しようとするもので、良い方向に向かっていると確信していました。

チャー君を亡くしたママに、そっと手を差し伸べてくれる、時には遠くから見守ってくれている、
そんな優しい、慈悲に満ちた友人たち、家族、執事さんに支えられ
心配をかけちゃ申し訳ない!
この状況から早く脱して皆さんの期待に応えなきゃ!
以前のママのようにアクティブに新たな気持ちで、新しい生活を始めなければ!
という強迫観念にも似た思いに捉われて。

以前からずっと興味があり時間ができたら習いたいと思っていた講座、教室に通い始めましたが、、
やればやるほど興味が薄れ、気持ちとは裏腹に空回りしている自分がいて。。

このころから何をしても集中力がなく、新しいことを憶えようとか、新しいことを理解しようとか、本を読もうというのが面倒になり、集中力が極端に落ちてゆきました。
しかも簡単な家事さえも例えば洗濯物たたみさえ持続して3分とできず、頭の中が落ち着かない状態に陥り、気をまぎらわすためゲームをやったり友達にメールをしたりして1時間以上かけてやり遂げるという、、

空っぽの自分の中で無理に喜怒哀楽を頭の中で創造し、その感情を演じようとしている自分がいて、しかもそれが日常になっていましたので、当時は何も不自然に感じていませんでした。


チャー君の介護日記

2011年7月10日に25歳で天国へ逝ったチャー君。 このブログは、2009年5月3日=Xデーから3年あまりの介護の実録です。痙攣発作から雄叫びができるまで回復したチャー君のミラクルの軌跡です。