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〇足跡を見つける
“川べりの木々の下に
私は足跡を発見する!
かぐわしい草のもとにさえ
彼の足跡はある
人里離れた山奥深くにも
その足跡は見つかる
これらの足跡はもう
天を見上げる自分の鼻づらほどにも隠れてはいない”
* * * * *
まず第一に理解すべきことは
“なぜ”を落とすということだ
たちまちにして、あなたは宗教的になる
“なぜ”とつき合い続けてごらん
あなたは哲学的なままだ
質問をし続けてごらん
あなたは頭から抜けられない
“質問すること”を落としなさい
突如として、エネルギーが新しい次元へ動いてゆく
ハートの次元__
ハートには一つの質問もない
そして、そこにこそ<解答>が隠れている
* * * * *
仏陀は彼の弟子たちに
「形而上学的な質問をしないこと
実存的な質問をしなさい」と言うのをつねとしていた
あなたがここにいる
あなたは誰か?
そして、その質問は私に向けても駄目だ
本当の質問はあなた自身で直面されねばならないものだ
あなた自身の深淵の中へ
あなただけがいて、ほか誰もいない
一つの思いすらよぎらない
その内なる空間へと降りてゆかなければならない
その空間の中ではじめてあなたは<解答>を得るだろう
自分自身の中へはいって行きなさい
毎日数瞬間
機会を得られるときならいつでもいい
一切のゲームを落として
ただあなた自身でいてごらん
父親でもなく、母親でもなく、息子でもなく
銀行員でもなく、召使いでもなく
誰でもない__
そういうのはみんなゲームにすぎない
<幕間>を見出しなさい
二つのゲームの間に、リラックスしてごらん
沈み込んでごらん
あなた自身の実存の中に溺れてごらん
すると、そこに、<解答>がある
・次回に続く・・・・。