『趣味の部屋・詩と私』 紹介詩: Rumikoさんの詩より
DATE: 01/29/2009 06:17:38 PM
『春のささやき』
雪降るような星空
微かな冬の匂い
石油ストーブ
春の来る街角に
そっとつぼみが揺れてたよ
天使のオルゴール開いたら
夢想いの青空
深夜放送のあとの空気
窓から入ってくる
新しい恋などしませんか
春の花たちの
ささやきに
そっと振り向く
これからなんだ
なにもかも これからなんだ
一足踏み込む
春の新しい世界へと
DATE: 02/03/2009 07:02:09 PM
『よだかの星・ふたり』
一昨年の冬
歌をくちずさむ女の子が改札に一人ぼっちでいた
僕に気がついても雪に溶けいるような声で歌っていた
紺の制服に白いマフラー
去年の冬の休日
ふたり校舎の屋上にしのびこみ
寒さも忘れて六時間も話しこんで
気づけば満天の星空
それを霙祭りだと言ったのは
君だっただろうか
僕だったろうか
今年の冬 土曜の放課後
受験前の駅前通り
君のまつげに雪が降りる
君は立ち止まり
空を見上げてる
僕も見上げると
今、空にすいこまれぐんぐん浮上している
ときめきに似ためまいに
僕の学ランのすそをそっとつかんだ君
飛んでるね僕ら
家よりビルより月より高く
飛んでるね 僕たち
遠い昔のあの鳥のように
僕たち夢になる
DATE: 05/15/2009 06:51:29 PM
『優しい詩を書くあなたへ』
なんども読み返せる
紅茶みたいな詩を下さい
あたたかくて甘くて
ひとときくつろげる詩
天使の歌声みたいな
安らかな羊の眠りみたいな
星空のように希望をつめこんだ
青空に映える輝きのような
それを読んだら
何か書いてみたくなるような
あなたみたいな詩を下さい。
DATE: 05/16/2009 09:03:59 AM
『虹の光の素』
この世の中は
素晴らしい物も
下等な物も
素敵な物も
嫌な物も
神様に試されて
うまれる
虹の光の素を
魂のように
持っていなければ
この空の元
居られない
例えば私も
虹の光の素を
体の内奥に秘めていて
あなたと同じように
涙も流す
怒る
笑う
許す
神様は
慈しみの心で
試される
内奥の
光の粒子は
虹色に輝き
何もかもを
存在させている
DATE: 07/17/2009 08:36:04 PM
『風のように』
誰にでも 辛い時期があるよ
それは命を受けたときから
どんな人にも
どんなにまじめに生きてても
どんなに か弱い人にも
受け取らなくては
生きてゆけない困難の時
生きてゆくなら
誰もが受け取る苦しみの時
そして いつか また
幸福も訪れる
森に囲まれた湖に 鏡のような湖面
差す光は暖かい 春も来るよ
暖かい春だよ 死も来るよ
限りない命の中で
幸福と困難と幸福と
風のように吹いては消えてゆくよ
『虹の向こう』
虹の向こうには
天使たちが
たんぽぽとひなぎくで
夢の想いを飾っているよ
遠くまで来たから
天国のすぐ近くに
迷い込んだ気がするの
DATE: 07/29/2009 05:53:44 AM
『Arigatou』
あの人の言葉で
心が素直に温かくなった
もう、
十代の頃の苦しみはない
若いと言われても
ピンとこないくらい
若くて鈍感で笑顔と悩みの頃
悲しいという文字を良く書いていた十代
それから時は経ち
今は
ただ
毎日が楽しく嬉しい
青春の頃や
その前の頃に
がんばっていたことが
やっと報われた
ただ、時が過ぎたとは言えない
悲しいという気持ち
振り返れば
今の自分に
いつも気づかないままの
闇の時代に
もがいても
なんとか歩き続けた自分が居る
そして
今は仲間も居る
もう少し歩いてみよう
あなたもいるから
裏切られたことも
裏切ったことも
今は
そっと 心の奥にしまっておけばいい
今
生きていることが
あの頃の私へのエール
未来のみんなが
笑って輝いてるように
DATE: 08/02/2009 10:28:21 PM
私のような星屑を拾って下さってありがとうございます。
やはり、ここに載せていただくと、すごく嬉しいです。
私を見ている人もいるのだと、なにか熱い物が胸に湧きます。
このサークルの皆さんの中に入れて、こうして改めて自分のを見直すのも嬉しいです、本当に。 留美子
DATE: 09/14/2009 08:35:49 PM
『星のように』
あなたは 今頃
なにしてるかな
夕暮れの星のように
窓から そっと
覗いてみたくなる
DATE: 10/18/2009 07:12:04 PM
『やさしさや強さや涙から』
お母さんのしわって
憧れ
お母さんは幸せ
だから しわが あるんだよね
お母さん
苦労させて ごめんね
お母さんのしわは
お母さんの やさしさや
強さや涙から 出来るんだね
DATE: 10/19/2009 02:40:16 AM
『お母さんて綺麗』
お母さんの綺麗にしているときは
嬉しい
髪をまとめて ヘアアクセサリーの
リボンをつけて
お化粧も毎日する
お父さんにも見せたかったね
お父さんは千の風になってみているよ
私は子どもはいないけれど
子どもからお母さん綺麗って
言われたかったな
お母さんは
優しくて綺麗
いつまでも憧れの
私のお母さん
DATE: 12/09/2009 06:28:20 PM
『祈る夜』
悲しい夜も
あなたは居てくれた
私は
あなたのこと
初めから好きでした
神様と星に祈る夜
あなたの吐息
虹のように何度も架かり
私は夢になる
あなたを愛す
ひとつのきらめく星になる
『天使の応援歌が聞こえるよ』
辛い目にあって
自分の小ささを知った時
心の中に
もうひとりの天使がいる
そして
私の行動を見守っている
心の天使は
私が生まれる前から
私の愛すべき天使
孤独な時でも見守っている
楽しいときは
もっと楽しくしてくれる
誰もが 天使と共に
生きて行くんだ
忘れないで
幸せに幸せに 天使の応援
DATE: 12/23/2009 06:15:51 AM
『僕らは天使になりたい』
闘いの旗掲げて
今日も血を流してきた
けれどいま
僕らは天使になりたい
君を優しく見守る
天使になりたい
君はいつか虹のように
僕の心に架かった
愛という輝き
僕らの胸にくれた
リトル・スター
今願うよ
君のために
天使にして下さいと
この祈り叶うなら
僕らは闘い終わるだろう
君の涙をとめる指先
届かないけれど今は
いつか天使になるために
僕らは君を愛する
孤独の夜に
舞い降りる雪のように
君の心に降りたいよ
君の幸せのために
天使になりたい
天使になれた朝
君の寝顔に微笑みが浮かぶ
僕らは君の微笑みで
許される
星よ
朝日よ
僕らの翼に
夢を下さい
DATE: 03/03/2010 08:38:53 PM
『愛と心のわかれ』
私の中心は愛
心のよりどころは愛という名の彼
分裂した自分を愛しても
叫んだところで
誰にも届かない
もっと
友人と話したい
友と語り
己を見
彼を
信じたいのに
分裂した自分を
もう愛さない
現実の中の彼が
私に愛を注いでくれるから
気づけなかった
頬にくちびるに
髪の毛にまとわりつく
冷気
窓からの景色は
見えない
闇夜の張りつめた邪悪な病魔の影
『幸せと愛』
幸せの意味
知らぬ頃から
愛されていた
包まれていた愛に
僕は笑顔返した
君のために幸せあげる
君のために愛をあげる
そのために僕はうまれた
DATE: 07/10/2010 07:03:58 PM
『幸福のきらめき』
ひんやりした 早朝の空気
小鳥たちの さえずり
ドアを開けて外に出ると
芝生には 朝露が輝いている
新しい朝に 心はきらめいて
風が花々を触れては消えてゆく
新しい今の中で
私は 心のままにいる
幸福に満ちて 私は
愛のままにいる
DATE: 07/27/2010 07:13:05 PM
『泣いたっていい』
もう泣かない
と ちかった日が私にもあった
子犬のチロが
死んだとき
でも
また 泣いてしまった
父が亡くなった時
泣けなかった
少しして父の友人が
訪ねてくれたあと
大声で独り泣いた
泣いたって
いい
泣くことは
立ち向かうことの一つだもの
今日はヘルパーさんと掃除したよ
・留美子さんの詩には、驚きでした。留美子さんは、激しい現実のこの世界にありながら、心はいつも天使と共にあるということ。なーさんの詩 が精霊 たちとあるように。現実の過酷さを通り越して・・・・。
この世の中は 素晴らしい物も 下等な物も 素敵な物も 嫌な物も
虹の光の素を 魂のように 持っていなければ この空の元 居られない
遠くまで来たから 天国のすぐ近くに 迷い込んだ気がするの