不思議活性

小倉百人一首 6

  第六首

かささぎの 渡せる橋に おく霜の
白きを見れば     夜ぞふけにける            

中納言家持      
大伴家持 (718?-785)、父は旅人。三十六歌仙の一人。

部立 四季(冬) 出典 新古今集 

主題
宮中の冬の霜の夜更けの幻想的な美しさ 

歌意
かささぎが翼を並べて架けたといわれる天の川の橋。それにたとえられる宮中の橋に真っ白な霜が降りて、その白の深さを見るにつけても、夜もいっそう更けてきたことよ。

 七月七日のたなばたの夜、かささぎという鳥が、天の川に翼をひろげて橋を作り、織女星を渡したという伝説上の橋ですが、宮中を天上に見立てて宮殿の階段をもいうようになったとのこと。

 父の死後、衰えつつあった大伴氏の首長として種々困難に遭遇し、政治的には不遇に終った。『万葉集』中もっとも歌数多く、短歌三百九十二、長歌四十五、蓮歌一、詩一首を残し、『万葉集』の編纂にも関係した。


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コメント一覧

ふー
コメントありがとうございます。小倉百人一首については名前だけ知っていただけで、ここに紹介するために読んでいるところです。
「朝日の中に立つ女」ですが、フリードリヒが描く風景画は自然の神秘をなにげなく表現していて、その静謐な世界には引き込まれます。あたたかなコメントに、こうして、ブログをやっていてほっとします。
お互い、おだやかな日々でありますように。
Unknown
こんばんは。

つい最近、年初めのご挨拶を交わしあった1月もあと少し。
今日は29日になってしまいました。

小倉百人一首、中学の頃、全部ではないですが、幾首かの暗記の試験がありました。なつかしい記憶。

絵画シリーズでは「朝日の中に立つ女」に、とても、とても、魅かれました。絵の具と筆だけでここまで心地よい光を表現できるなんてすごいですね!

超真冬の2月がもうすぐやってきますね。おたがいあたたかく、すこやかに、おだやかにすごせますように。
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