葛西、8位入賞も念願のメダル獲得ならず。
スキージャンプ・ラージヒル個人決勝で、葛西紀明が8位入賞を果たした。
伊東大貴は20位、栃本と竹内は決勝1回目で敗退し、2回目に進出できなかった。
2月21日(日本時間)、大会第9日目の競技が行われた。
スキージャンプ・ラージヒル個人決勝では、葛西紀明(土屋ホーム)が8位入賞を果たした。
伊東大貴(雪印)は20位、栃本翔平(雪印)と竹内択(北野建設)は決勝1回目で敗退し、2回目に進出できなかった。
五輪6大会連続出場、ワールドカップ15勝など国際大会で数々の成績を残してきた37歳の葛西が意地を見せた。
決勝1回目、若手の栃本、竹内が記録を伸ばせずにいるなか、日本勢トップの全体21位で2本目に進出した。
日本勢トップとは言え、1回目の記録は121.5メートルの105.7点。上位を狙うには厳しい記録と順位だったが、
2回目でその力を発揮した。2回目出場選手中4位の記録となる135.0メートルのジャンプを見せ、2回目では全体5位の133.5点をマーク。
合計239.2点で、一気に順位を8位に上げた。優勝はノーマルヒル個人で金メダルに輝いたスイス代表のシモン・アマン。
2002年のソルトレイクシティ大会以来、2度目の個人2冠の偉業を成し遂げた。
ショートトラック・女子1500メートル予選に出場した貞包紘子(右)は準決勝進出を決めたが、決勝へは進めなかった。
同種目に出場した桜井美馬と小澤美夏は予選で敗退した。
ショートトラック・女子1500メートル予選では、五輪初出場の貞包紘子(サテライト)が
予選を突破したものの準決勝で敗れ、順位決定戦の結果、12位となった。
エースと期待されている桜井美馬(早大)は500メートルに続いて予選敗退に終わり、
小澤美夏(サンコー)も予選で敗退した。スピードスケート・男子1500メートルは、
杉森輝大(吉羽木材)が26位、土井槙悟(開西病院)が30位に終わった。
ボブスレー・男子2人乗り1回戦に出場した鈴木寛・小林竜一組。2回戦終了時点で、総合22位につけている。
ボブスレー・男子2人乗りでは、鈴木寛(マネックス証券)、小林竜一(鳥取県体育協会)組が総合22位と出遅れた。
クロスカントリー・男子距離複合では、成瀬野生(岐阜日野自動車)が39位に終わり、世界との差を感じさせる結果となった。
日本人選手の結果
名前、団体名 競技名 種目名 結果
葛西紀明 ジャンプ ラージヒル個人決勝1回目 21位
伊東大貴 ジャンプ ラージヒル個人決勝1回目 30位
竹内択 ジャンプ ラージヒル個人決勝1回目 37位(1回目敗退)
栃本翔平 ジャンプ ラージヒル個人決勝1回目 45位(1回目敗退)
葛西紀明 ジャンプ ラージヒル個人決勝2回目 5位
伊東大貴 ジャンプ ラージヒル個人決勝2回目 11位
葛西紀明 ジャンプ ラージヒル個人決勝(最終順位) 8位
伊東大貴 ジャンプ ラージヒル個人決勝(最終順位) 20位
竹内択 ジャンプ ラージヒル個人決勝(最終順位) 37位
栃本翔平 ジャンプ ラージヒル個人決勝(最終順位) 45位
成瀬野生 クロスカントリー 男子距離複合 39位
杉森輝大 スピードスケート 男子1500m 26位
土井槙悟 スピードスケート 男子1500m 30位
桜井美馬 ショートトラックスピードスケート 女子1500m予選 予選敗退
小沢美夏 ショートトラックスピードスケート 女子1500m予選 失格
貞包紘子 ショートトラックスピードスケート 女子1500m予選 準決勝進出
貞包紘子 ショートトラックスピードスケート 女子1500m準決勝 順位決定戦進出
貞包紘子 ショートトラックスピードスケート 女子1500m順位決定戦 4位
貞包紘子 ショートトラックスピードスケート 女子1500m(最終順位) 12位
鈴木寛
・小林竜一組 ボブスレー 男子2人乗り1回戦 23位
鈴木寛
・小林竜一組 ボブスレー 男子2人乗り2回戦 21位
21日(日本時間:22日)のみどころ:カーリング女子、試練の2連戦。スピードスケートでは出場4選手に期待!!
大会第10日目は、前日試合のなかったカーリング女子日本代表の「チーム青森」がロシア、ドイツ相手に1日2試合を戦う。
世界ランキング1位のカナダ、昨シーズンの世界選手権王者の中国に連敗し、
負ければ1次リーグ突破が厳しくなるイギリス戦で、日本は11-4で大勝した。
第9エンドで勝利を決定付けるスーパーショットを見せた目黒萌絵(みちのく銀行)らの活躍で、
大事な一戦で勝利をつかんだ日本。1次リーグの前半戦を2勝2敗で乗り切った。日本はドイツ戦以降、
スイス、スウェーデン、デンマークといった欧州の強豪国との対戦が控えているだけに、
ロシアとドイツに連勝し、準決勝進出(10チーム中上位4チームが準決勝進出)の切符を手元に引き寄せたい。
スピードスケート・女子1500メートルには、小平奈緒(相沢病院)、吉井小百合(日本電産サンキョー)、
高木美帆(北海道・札内中)、田畑真紀(ダイチ)の4選手が出場する。
期待は、全日本距離別選手権で同種目2連覇を含む3冠を飾った小平。500メートルで12位に終わったが、
1000メートルではメダルまで0秒08差の5位に入賞するなど調子は上向きだ。
吉井は焦点をしぼっていた1000メートルで終盤にスタミナ切れを起こし15位に終わった。
1000メートルでの悔しさをバネに上位進出を目指したい。
五輪代表選考会で同種目を制した15歳の高木は1000メートルで初の大舞台を経験した。
「緊張で空回りをしていた」と本人が語ったように、自己ベストより約2秒も遅く、
完走した35選手中最下位とほろ苦い五輪デビューとなった。
1500メートルでは巻き返しを図りたいところだ。
日本記録を持つベテランの田畑は「集大成」と位置付ける4度目の五輪で表彰台を狙う。
女子1500メートルが今大会初のレースとなるが、ここまでためていた力を一気に爆発させたい。
フィギュアスケート・アイスダンスオリジナルダンスには、
日本のキャシー・リード、クリス・リード組(木下工務店ク東京)が出場する。アイスダンス規定では23組中18位だった。
が自己ベスト(29.49点)をマークした。得意のオリジナルダンスで順位を少しでも上げておきたい。
今大会から正式種目となったフリースタイルスキー・スキークロス。
ジャンプ台やバンクなどの障害物が設置されたコースを4選手が同時に滑り、順位を競う。
起伏のあるコースを駆け抜けるスピード感や追い越しの際に見られる選手同士の駆け引きなどが楽しめる。
男子予選には滝沢宏臣(トーヨータイヤ)が登場。元々アルペンスキーとモーグルの選手だった滝沢だが、
スキークロスに転向し、02-03年シーズンにワールドカップ初代種目別総合王者に輝いた。
日本の第一人者が悲願の舞台で同日に行われる決勝進出を目指す。
ボブスレー・男子2人乗り3回戦と4回戦には鈴木寛(マネックス証券)、小林竜一(鳥取県体育協会)組が出場する。
1回戦と2回戦を終えて、総合22位と出遅れた鈴木・小林組。3回戦後に20位以内に入らないと4回戦には進めない。
1回戦と2回戦では公式練習で2度あった転倒はなく、タイムも上がってきただけに4回戦まで進みたいところだ。
(記事、アクエリアス・オリンピック応援パーク)
ガンバレ日本
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