カーリング女子、チーム青森はロシアに劇的勝利も、ドイツとの接戦を落とす。
カーリング女子のチーム青森は3勝3敗で1次リーグの終盤を迎える。
2月22日(日本時間)、大会第10日目の競技が行われた。カーリング女子の1次リーグ予選で日本は2試合を戦い、
ロシア戦で6点ビハインドから12-9で逆転勝ちを収めた。
第5エンド終了時点でロシアに0-6と大量リードを奪われた日本だが
第6、7エンドで一気に試合を振り出しに戻す。
続く第8エンドに再び2点のリードを奪われたが、第9エンドで3点奪い逆転に成功。
その後、延長に突入した試合は、目黒萌絵(みちのく銀行)のショットで第11エンドに3得点を挙げ接戦をものにした。
続くドイツ戦では連勝を狙い勢いに乗りたい日本だったが、6時間半後に行われたドイツ戦は厳しい試合となった。
第2エンドで先制点を奪われると、試合は終始ドイツがリード。4-7で迎えた最終エンドは2点を取るのが精一杯。
6-7で惜しくもこの試合を落とし、通算成績を3勝3敗とした。
スピードスケート女子1500メートルで、小平奈緒が1000メートルに続く入賞を果たした。
スピードスケートは女子1500メートル決勝が行われ、小平奈緒(相沢病院)が19日に行われた同1000メートルに続き5位に入賞した。
そのほかの日本勢は、五輪4度目出場の田畑真紀が19位、期待の新鋭・高木美帆は23位、吉井小百合は26位だった。
ボブスレー男子2人乗りの鈴木・小林組は健闘するも21位に終わる。
ボブスレー男子2人乗り3回戦には、日本の鈴木寛(マネックス証券)、小林竜一(鳥取県体育協会)組が登場。
53秒13の21位で、トリノ五輪の27位から成績は上がったが、3回戦敗退が決まった。
フィギュアスケートは、日本のキャシー・リード、クリス・リード組がアイスダンスのオリジナルダンスで14位に入り、
23日のフリーを前に総合16位につけた。アイスダンスは規定、オリジナルダンス、フリーの結果を合わせた最終順位が決定する。
今大会から正式種目となったスキークロスには、36歳の滝沢宏臣(トーヨータイヤ)が出場。
滝沢は予選を突破したが、決勝トーナメント1回戦で敗退。最終順位29位で初の五輪を終えた。
日本人選手の結果
名前、団体名 競技名 種目名 結果
女子団体 カーリング 女子1次リーグ第32試合(日本 - ロシア) 12-9 (3勝2敗)
女子団体 カーリング 女子1次リーグ第35試合(日本 - ドイツ) 6-7 (3勝3敗)
滝沢宏臣 フリースタイル 男子スキークロス予選 26位
滝沢宏臣 フリースタイル 男子スキークロス1回戦 1回戦敗退
滝沢宏臣 フリースタイル 男子スキークロス(最終順位) 29位
鈴木寛・小林竜一組 ボブスレー 男子2人乗り3回戦 21位
鈴木寛・小林竜一組 ボブスレー 男子2人乗り(最終順位) 21位
小平奈緒 スピードスケート 女子1500m 5位
田畑真紀 スピードスケート 女子1500m 19位
高木美帆 スピードスケート 女子1500m 23位
吉井小百合 スピードスケート 女子1500m 26位
キャシー・リード、クリス・リード組 フィギュアスケート アイスダンスオリジナルダンス 14位
22日(日本時間:23日)のみどころ:岡部の分も・・・。スキージャンプ男子団体が意地を見せられるか。
カーリングのチーム青森は強豪スイスに挑む。
大会第11日目の注目はスキージャンプ・ラージヒル男子団体決勝。
日本は長野五輪で金メダルを獲得して以来低迷が続いていたが、
昨年2月に行われた世界選手権団体で銅メダルを獲得するなど、復調の兆しを見せている。
葛西紀明(土屋ホーム)は、惜しくも個人種目のメダルには手が届かなかったが、
このラージヒル団体での活躍を期待したい。
日本選手団の主将を務める岡部孝信(雪印)が不調で団体のメンバーから外れたため、
伊東大貴(雪印)、竹内択(北野建設)、そしてチーム最年少の栃本翔平(雪印)の3選手が葛西を支える。
トリノ五輪ではこの団体種目で6位入賞を果たしたが、今回はそれ以上の結果を残したいところだ。
カーリング女子は日本代表のチーム青森が強豪スイスと対戦する。
前回のトリノ五輪では1次リーグ最終戦でスイスに敗れ、準決勝進出を逃しただけにリベンジを果たしたい。前日は2試合を戦った。
1試合目のロシア戦では一時は6点のリードを許したが、延長の末、劇的な逆転勝利を収めた。
続くドイツ戦では常にリードを許す厳しい展開。最終第10エンドで2点を奪い、
追い上げたものの6対7で敗れ通算3勝3敗となった。
フィギュアスケートはアイスダンスフリーが行われる。
日本のキャシー・リード、クリス・リード組(木下工務店ク東京)は、規定で18位に終わったが、
オリジナルダンスで素晴らしい演技を披露し、14位と健闘。現時点で16位につけ、
最後のアイスダンスフリーで一気に上位浮上を狙う。
クロスカントリーは男子、女子ともに団体スプリントの予選と決勝が行われる。
日本は男子に恩田祐一(栄光ゼミナール)、成瀬野生(岐阜日野自動車)、女子に夏見円(JR北海道)、
福田修子(岐阜日野自動車)が出場予定。
恩田と夏見はそれぞれ個人スプリントではまさかの準々決勝敗退に終わったが、
団体戦でその雪辱を果たしたい。
日本ジャンプ陣、「お家芸」復活ならず。カーリング女子は自力での1次リーグ突破が消滅。
スキージャンプ・ラージヒル団体が行われ、メダル獲得が期待された日本代表は5位に終わった。
長野五輪以来となるメダル獲得はならなかった。
2月23日(日本時間)、スキージャンプ・団体(ヒルサイズ140メートル、K点125メートル)が行われ、
日本(伊東大貴=雪印、竹内択=北野建設、栃本翔平=雪印、葛西紀明=土屋ホーム)は、1007.7点で5位入賞を果たした。
1回目のジャンプを終えた時点で日本の順位は5位。逆転でのメダル獲得へ向けて臨んだ2回目は、
1人目の伊東が133.5メートル、2人目の竹内が129.5メートルを記録した。
さらに、3人目の栃本も132.0メートルをマークするなど、3人がしっかりとK点を越えた。そして、
4人目の葛西は140.0メートルの大ジャンプを披露し、日本はそれぞれが個々の力を発揮した。
しかし、欧州の強豪国に地力の違いを見せ付けられ、メダル獲得はならなかった。
1回目1位のオーストリア代表は2回目のジャンプで20歳のグレゴリー・シュリーレンツァウアーが出した。
146.5メートルを筆頭に、4人全員が135メートル超えを記録。
2位に72.1点差をつける圧倒的な力を見せ、前回のトリノ五輪に続いて、ラージヒル団体連覇を果たした。
1回目2位のドイツ代表はK点に届かない選手がいたものの順位をキープし、銀メダルを獲得。
ソルトレイクシティ五輪以来、2大会ぶりのメダル獲得となった。
ノルウェー代表も1回目の順位を保ち、トリノ五輪に続く銅メダルを獲得した。
カーリング・女子1次リーグ、スイス戦でストーンを投じる日本の目黒萌絵。
勝負どころでのミスが目立った日本は4対10の大差で敗れ、通算3勝4敗と黒星が先行した。
カーリング女子は日本代表の「チーム青森」が、女子1次リーグでスイス代表と対戦し、4-10で敗戦した。
3勝3敗の4位で並んでいた相手に勝利し、1次リーグ突破を近づけたい日本だったが、
第4エンドの4失点で2-6とされると、その後も追加点を奪われ大敗。
3勝4敗の5位に後退し、準決勝進出条件である1次リーグ4位以内が厳しくなった。
フィギュアスケート・アイスダンスフリーで、日本代表のキャシー・リード、クリス・リード組は
大きなミスの無い素晴らしい演技を披露し、80.30点を記録した。
総合159.60点で自己最高得点を更新した。
フィギュアスケート・アイスダンスでは、キャシー・リード、クリス・リード組が17位に終わった。
しかし、フリーでは大きなミスの無い素晴らしい演技を披露し、80.30点を記録。
総合159.60点で、国際大会における自己最高点を更新した。
クロスカントリーは男女団体スプリントが行われ、男子(恩田祐一=栄光ゼミナール、
成瀬野生=岐阜日野自動車)、
女子(夏見円=JR北海道、福田修子=岐阜日野自動車)ともに予選7位、全体13位に終わり、決勝進出はならなかった。
女子はトリノ五輪で同種目8位入賞を果たしたが、福田がレース中に転倒するアクシデントに見舞われた。
タイムロスを覆すべく奮闘したものの、上位に食い込むことができなかった。
日本人選手の結果
名前、団体名 競技名 種目名 結果
男子団体 ジャンプ ラージヒル団体1回目 5位
男子団体 ジャンプ ラージヒル団体2回目 5位
男子団体 ジャンプ ラージヒル団体(最終順位) 5位
福田修子・夏見円 クロスカントリー 女子団体スプリント予選 予選敗退
福田修子・夏見円 クロスカントリー 女子団体スプリント(最終順位) 13位
成瀬野生・
恩田祐一 クロスカントリー 男子団体スプリント予選 予選敗退
成瀬野生・
恩田祐一 クロスカントリー 男子団体スプリント(最終順位) 13位
女子団体 カーリング 女子1次リーグ第38試合
(日本 - スイス) 4-10 (3勝4敗)
キャシー・リード、
クリス・リード組 フィギュアスケート アイスダンスフリー 16位
キャシー・リード、
クリス・リード組 フィギュアスケート アイスダンス(最終順位) 17位
23日(日本時間:24日)のみどころ:男子に続け!!フィギュアスケート・女子ショートプログラムに
浅田、安藤、鈴木が登場!!
大会第12日目は冬季五輪の花形種目であるフィギュアスケート・女子シングルが開幕。
メダルが期待される
日本からは浅田真央(中京大)、安藤美姫(トヨタ自動車)、鈴木明子(邦和スポーツランド)の3人が出場する。
優勝候補の韓国代表のキム・ヨナ、地元カナダ代表のジョアニー・ロシェットらを含めた中から
初日のショートプログラム(SP)で首位に立つのは誰になるのかに注目だ。中でも、とりわけ注目を集めているのは
キム・ヨナと浅田の19歳ライバル対決。
今シーズン、キム・ヨナはグランプリシリーズのアメリカ杯でSP歴代最高得点の76.28点をたたき出した。
2006-2007年シーズンからグランプリシリーズに参戦したキム・ヨナは、参加した16大会すべて
で表彰台に上がっており、そのうち12大会で優勝を飾っている。
今シーズンもグランプリシリーズ2大会で優勝し、
グランプリファイナルでも、2位安藤、3位鈴木を抑え、3度目となる優勝を成し遂げた。
対する浅田は、今シーズン、得意のジャンプが絶不調。4年連続で出場していた。
グランプリファイナルにも進めなかった。
しかし、昨年末の全日本選手権で周囲の不安を吹き飛ばし、4連覇を達成し、五輪切符を手に入れた。
その後はトリプルアクセルの成功率も安定し、好調を維持している。
SPから大技のトリプルアクセルを組み込む予定の浅田が、どのような演技を見せるのかが焦点になる。
今回が2度目の五輪となる安藤にも期待がかかる。
前回のトリノ五輪では15位と不本意な結果に終わったが、その後は世界選手権で優勝するなど躍進を遂げた。
この4年間で得た経験を大一番に生かし、磨きのかかった表現力と大技4回転ジャンプを披露したい。
鈴木は今シーズン、中国杯でグランプリシリーズ初優勝を成し遂げ、
昨年末の全日本選手権では2位に入り、初の五輪出場を決めた。
浅田、安藤と比較すると国際大会での実績はないが、夢の大舞台で上位進出を目指したい。
明日のSPの滑走順は、浅田が22番目、キム・ヨナが23番目、鈴木が24番目、
ロシェットが26番目、安藤が最終滑走の30番目となっている。
カーリング女子は日本の「チーム青森」が女子1次リーグで2位のスウェーデン(5勝2敗)
7位のデンマーク(3勝5敗)と対戦する。
自力での準決勝進出は不可能となったが、1次リーグ最後の2戦で連勝を収め、朗報を待ちたい。
ノルディック複合・ラージヒル団体では、昨シーズンの世界選手権で14年ぶりに団体戦で優勝を果たした。
日本にメダルの期待がかかる。エースの小林範仁(東京美装)を中心に、高橋大斗(土屋ホーム)、
加藤大平(サッポロノルディックク)、渡部暁斗(早大)がチームを結成。1992年のアルベールビル五輪、
1994年のリレハンメル五輪で連覇した。“複合ニッポン”の復活に向け、一丸となって臨む。
ボブスレー・女子2人乗りには、桧野真奈美(北斗病院)と浅津このみ(海野ビル)が出場する。
和服を着た女性の絵が描かれたボブスレーのそりに乗る2人のレースに注目が集まる。
今大会から正式種目に加わったフリースタイルスキー・女子スキークロスの予選と決勝が行われ、
日本の福島のり子(ICI石井スポーツ)が決勝進出を懸けて雪上に立つ。
スピードスケート・男子10000メートルでは、日本の平子裕基(開西病院)の滑りに注目だ。
(記事、アクエリアス・オリンピック応援パーク)

ガンバレ日本

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