街路樹が色づき,近くの山々も赤く化粧して,行楽シーズン真っ盛りである。
この時期,今までだと紅葉を見に愛車を走らせたものだが,今年は全く余裕がない。
ま,土日仕事だったり,子どもの試合が有ったりで,家族がそろわないというのが最大の理由であるが,来週も土曜日仕事,日曜日は演奏会本番と予定が立て込んでいるため,ゆっくりと家族で出かけるという訳にはいかない。
20年前,仕事の都合で県南部の寒村で独り暮らしをしていた時は,帰省したり市内に所用があって来た帰りなど,敢えて紅葉を楽しむために蔵王山麓を走って県南に戻ったりしたものだ。
ついでに,蔵王を望む温泉場の共同浴場(確か150円だった)で一風呂浴びて帰ったこともある。
所帯を持ってからは,蔵王は勿論県北部の栗駒山麓に足を伸ばしたこともあった。
県北には開湯数百年の鳴子温泉があり,そこからさらに秋田県との境まで数十分走ると,前九年の役の古戦場と言われる鬼首(当時は鬼切部)温泉がある。
途中の道筋は紅葉のメッカともいうべきところで,勿論至る所に出湯がある。
また,鳴子温泉の手前には,「奥の細道」紀行の際に,尿前の関を越えて出羽に向かう途中の芭蕉も立ち寄ったとされる小黒ヶ崎なる紅葉の名所がある。
麓をJR陸羽西線が走り,鉄分の強い人たちの間では撮影の名所となっているとも聞く・・・。
上の子が小さいときはよく遠出もしたのだが,部活や試合等で休日に家にいることが少なく,下の子はその分あまり連れて出かけた覚えがない。
できるなら,紅葉が終わる前に上記の蔵王なり栗駒なりに連れて行って,紅葉を見せたいものである(喜ぶかどうかは別として)。
外付けHDDに撮り貯めてある画像フォルダを見たところ,何と6年前の11月の最終日曜に蔵王方面に行ったのが最後のようだ。
紅葉は終わっていようが,かえって行楽客も減って丁度良いかもしれない。
少し寒いが,天気が良ければ蔵王に源を発する松川畔で遊んで,共同浴場に寄って,名物の豆腐を買ってくるのも良いかもしれない・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます