いよいよロンドン五輪も終盤。
金メダル獲得は5つと多くはないものの,各種目に於ける日本勢の活躍は目覚ましく,銀と銅だけで30個を越えるメダルを獲得しています。
以前も述べましたが,過去の数少ない海外体験のうち,観光で1度,トランジットで1度(チューリッヒに向かうのに直行便が取れず,ロンドン経由という無駄なことに・・・。但し結果的に良かった),ロンドンを訪れたことがあります。
「シティ」と呼ばれる旧市街の重厚な趣き,ロイヤルアルバートホール(映画「ブラス!」の舞台。期待した割に映画自体は??でしたが)やバービカンセンター(ロンドン交響楽団の本拠地)等のコンサートホール,トラファルガースクエアやピカデリーサーカスの賑わい,ボンドストリートやリージェンドストリート等の街歩きの楽しさ等,この大都市が大層気に入りました。
また,郊外にはクロイドン,チェルシー,そしてウェンブリーといったサッカーではお馴染みの地名もよく耳にしました。
ロンドンといえば,やはり全英オープン等,サッカー,テニス,ラグビー,ゴルフといった(馬術もか),英国発祥のスポーツのメッカというイメージですが,音楽都市という点ではブリティッシュロックの本場である他,クラシック音楽関連でも,ウィーン,ベルリン,ミュンヘン,ミラノ,パリと並ぶ重要な都市であると言えます。
ロンドンの5大オーケストラと言えば,ロンドン交響楽団を筆頭に,フィルハーモニア管弦楽団,ロンドンフィルハーモニー管弦楽団,BBC交響楽団,ロイヤルフィルハーモニー交響楽団ですし,それらの腕っこきを集めた録音用のナショナルフィルハーモニー管弦楽団,指揮者スタンリー・ブラックが指揮して映画音楽やライトミュージックを演奏したロンドンフェスティバル管弦楽団,実態はよう分からんロンドン新交響楽団など,その数と質たるやとんでもないです。
ロンドンに似合う音楽と言えば・・・ということで,先日書きましたが,肝心な1曲を失念しておりました。
ずばり「ロンドン組曲」。
作曲者は,これまた以前紹介した映画「暁の出撃」~ダムバスターズ行進曲を書いたエリック・コーツ(1886-1957)。
組曲は3つの楽章から成り,それぞれ①コヴェントガーデンガーデン(王立歌劇場がある)②ウェストミンスター(学校のチャイムの元となった大聖堂がある)③ナイツブリッジとロンドン市内の地名が付けられています。
実は,10年程前に1度演奏したことがありまして,譜読み不足によって玉砕して果てた悪い思い出が有る曲ではありますが・・・。
以下にリンクを張るのは終曲のナイツブリッジ行進曲です。
ナイツブリッジとは,ハイドパークからテームズ川方面へ南に延びる繁華街で,ハロッズが有ることでも知られています。
仕事を終えたロンドンの人々が,名物のパブに行って1杯・・・といった活気に満ちた1曲です。
せっかくなので,音声のみならず演奏の様子を,しかも吹奏楽ではなくオケで・・・と動画探したら1つしかヒットしませんでした。
しかも,どうやらドイツのオケのようで・・・(弦は見事ですが,金管は今イチ・・・)。
勿論,野外ライブならではの活気と楽しさは十分伝わってきますので,過不足はありません。
パブで飲むのは当然ビール・・・ということで,バス・ペールエールかギネス(これはアイリッシュか)に酒肴はローストビーフでも有ればよいのですが,残念ながら無いので,国産ビール(もとい発泡リキュール)と柿の種で1杯やります・・・。
Knightsbridge March by Eric Coates
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