ラスト二話。
録画しつつ冒頭から再生できるのがHDDの強みです。
いやー,面白かったです。
霧の晴れた川中島で対峙する上杉軍がしょぼかったり,典厩信繁が何故か柿崎に討たれたり,妻女山から見た海津城がどう見ても千曲川対岸に位置しているようにしか見えなかったり(松代PA付近で千曲川は蛇行するので,海津城は川の右手-東方に見える筈です),と,突っ込みどころは有りましたが,ハイテンションを持続したまま進行するので,ついつい見入ってしまいました。
私が川中島を訪れたのは若い時,というよりまだ10代の半ばでしたので,信玄の本陣があり最大の激戦地となった八幡原付近は,のどかな田園風景の中にありました。
その後,長野市のベッドタウンとなったり,オリンピックがあったりと,付近の様子も随分変わったようです。
オリンピックのメインスタジアムだったビッグハットも近いですし,北東部には昨年のNHK杯が行われたホワイトリンクもあります。
また,史跡公園となった八幡原にはいつの間にやら市立博物館もできていました。
松代を訪れたのは,その10年後でした。
折しもNHKの水曜時代劇で「真田太平記」が放映中で,松代の市内を見た後上田に行った記憶があります。
2月半ばの真冬でしたが,善光寺平に射す日差しは暖かく空気が乾燥して澄んでいたせいか,白銀を頂く飯綱・戸隠の山々が綺麗に望めました。
あのあたりも,高速が通り松代PAやら長野ICができて,すっかり様変わりしたことでしょう。
今回は,典厩信繁と両角豊後守の討死に尽きますね。
史実と整合するかどうか(柿崎に討たれたのは??)極めて疑問ですが,見事な演技でした。
確か,信繁を討たれたのは義信の失態である,と記憶していたのですが,義信は全く出番が無かったですね・・・。
いずれにしても,今回の大河魅力はとにかく俳優に実力派を揃えたところにある,ということを再認識しました。
加藤武さん,本当に素晴らしい演技で,見ていてついつい熱いものが込み上げてきました・・・。。
ま,がっくんはワンレンのままだろうと予想した通りでした。
せめて白い頭巾被って欲しかったですけど・・・。
亀信玄は考証通り諏訪法性の甲冑を身につけていましたし,来週の「三太刀七太刀」の場面は,多分勘助討死後にもかかわらず放送されるようですね。
通常の甲冑を着けた有髪の信玄・政虎が斬り結んでいたという滅茶苦茶な設定にもかかわわらず,空前の視聴率だった「武田信玄」とは大違いです。
尤も,大将が単身敵陣に斬り込むなどということは通常は考えられないので,どうも後世の創作であるような気がしてならないのですが・・・。
勘助は鉄砲で撃たれて最期を遂げるようですね。
原作とはかなりかけ離れた内容になりそうですが,そもそもこの番組自体が三条ちゃんを可憐で夫思いに,諏訪御寮人は気丈にと,既成の概念を完全に崩しているわけですから,それも宜しいかと・・・。
あと1回。
久々の大河視聴コンプリートがかかっています・・・(昨年の「功名が辻」,HDDの中ですが見る気無し・・・)。
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