爆弾発表だろう・・・少なくても私にとっては・・・。
BMWがF1撤退を表明した。
ワークスの撤退は,近年では昨年暮れのホンダ以来であるが,関係者への衝撃は大きい。
理由は単純にして明白だ。
金である。
昨年来の金融不況の煽りで,自動車産業自体が希に見る業績不振に陥っている。
そうした中で,数百億単位の金が動くF1など,真っ先に槍玉に挙げられるということだろう・・・。
ホンダの撤退も,他のカテゴリと環境対策に力点を置く・・・といった理由だし,BMWも,今後指向すべきは環境適合性でありF1ではない,としている。
由々しき自体である。
欧米の資本で,かつてF1に参画したメーカーは数多い。
当時エンジンサプライヤーとして寡占状態だったフォード,クライスラー(以上米),スチュワートレーシングを買い取ったジャガー(英),名門マクラーレンにもエンジンを供給しプロストと共に消えていったプジョー,70年代にリジェ(後のプロスト)のマシンに搭載されていたミサイルも作っていた軍事産業のマトラ(以上仏),そしてそのプロストの駆るマクラーレンに搭載されて王座を勝ち取ったポルシェ・・・。
国内では,第二次ホンダと時期的に被るヤマハ,そしてF1バブル華やかな90年には何とスバルも参戦していた・・・。
多くのコンストラクターやエンジンサプライヤーが夢を抱き,挑戦し,そして散っていった・・・。
以前も述べたようにF1などというものは,本来欧州貴族の道楽から始まったものであるから,そもそもが還元とか利益といったものを度外視したところに存在するという一面も持っている。
F1で培った技術が市販車にフィードバック・・・などと,以前CM等でよく聞いたが,一種の言葉のトリックであろう。
純利益ではなく,イメージ戦略による市場拡大という言わば副次的・間接的な利益を追うものなのであるから,長年のイメージ作りがものをいうと思う。
なればこそ,大物コンストラクターの撤退が惜しまれてならない。
本来スイスのコンストラクターだったザウバーも,これでお終いということになるのだろうか・・・。
願わくは,追従するコンストラクターが無ければ・・・と本気で思う・・・。
・・・と終わったと思いきや,猛烈な睡魔に襲われた・・・。
済みません,コメントへのレスは明日にさせていただきます・・・。
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