おばばの冷や水発信

年に数回 思い出した時にゆるく更新しています。そろそろ〇桶に片足突っ込んでます。

Curling Parents

2023年04月29日 | その他

新学期が始まり GWを迎えてやれやれというところでしょうか。

私の仕事にも新学期があるのだけれど、それまでが退会・入会・進級攻防で毎年胃が痛いです。

そんな中で私が名付けた「カーリング ペアレンツ」

カーリングというのは 冬季オリンピックで日本中も湧くあのカーリングです。

氷の上でストーンを滑らせるだけでなく 周りがゴシゴシ履いて道を作って 相手を蹴散らしつつ

ハウスに入れるという頭脳プレーです。

あれは反射角とか 入射角とか 氷の抵抗とか氷の粒一つであっても進行スピードや角度が変わるのだろうなぁ・・と、

じっくり見たこともないくせに想像で言ってます。

そもそも 私はテレビを見ないし、テレビが家にないので。

オリンピックだろうと なんだろうと見れません。

それはさておき 前出のカーリング ペアレンツとは何かというと

子供が生きやすいように 全力でその子の進路から全てのマイナス因子をこそぎ取り 剥ぎ取り 掃き清める

そういうものです。

 

これから小学校にあがる子のお母さんが

もうすぐ小学校にあがるのが不安なのですが

はい みなさん 不安ですよね。

うちの子 机が怖いっていうんです。 ちゃんとお勉強できるかどうかわからない。 怖い怖いって泣くんです。

だから 習い事もやめようと思います。

は? 机が怖いんですか? 椅子から落ちたことがあるとか?

いいえ。きちんと座っていないと叱られるかもしれないので、 子供が怖がるんです。

 

何と言って返していいのかわからず お母さんの顔を見てしまいました。

子供が机と椅子が怖いと言って泣くので 小学校もやめる勢いです。

 

お母さんは今までどうやって生きてきましたか?

机と椅子が怖くて泣いた事ありますか?

いいえ。

なぜ 怖くなかったのですか?

私はそこまで考えたことが無くて、でもうちの子はそれを考えられる子なので。

子供が怖がるのなら 排除してあげないとと思います。

 

はいはい・・。

この先も穴があったり 壁があったり、 杭が出てたり 暑かったり 寒かったりで

お子さんが怖がるのなら排除してあげてください。

・・と 思いましたが・・そこはやんわり優しく

大丈夫ですよ。(にっこり)

お母さんだって 今こうしていいお母さんになれているでしょう?

怖い事もあったと思いますが 忘れちゃっているでしょう?

乗り越えることが成長ですよ。

それを乗り越えられたお母さんのお子さんだからきっと机と椅子があっても元気に小学校に行けますよ。

 

もちろん 1年生になって約1ケ月。そのお子さんは元気に楽しく小学校に通っています。

 

他には・・

うちの子完璧主義なんです。

はぁ

なので 出来なかったり、他のお子さんの方ができて自分ができないとやる気がなくなってしまうんです。

だから 習い事やめます。

はぁ・・・。

完璧主義なんですね。

はい。完璧主義です。 なんでも ちゃんとできないといけないって思っているんです。

出来ないことはやる気がなくなってしまうんです。

それは 完璧主義とはいわない。 むしろ子供にありがちな気のむら。 たいした努力もせずに完璧主義という言葉を使うのはいかがなものか

私は 驚くほどの完璧主義者を何人か知っているが、みなさん みずから完璧主義とは絶対に言わない。

と思ったのですが

そこはにっこり笑って

 

すごいですね。

それだけの気迫を持っているのなら それを維持していけば やがて本当に完璧にこなせるようになるんじゃないでしょうか?

完璧にやりたい気持ちが強いお子さんはきっと頑張り屋さんなんですね。

私がしっかり見守りますので もう少し頑張って将来真実完璧な成果を上げましょう。

とかなんとか言って 続けてもらっています。

 

その他にも 同じクラスのA美ちゃんが意地悪だから (実際は意地悪ではない)

周りが良くできて うちの子の実力が発揮できず 臆病になっているから

色々

色々

そこか!

そうきたか!

え? それも?

・・といった障害を掃き清めたいご両親の切なる思いが飛び出してきます。

 

こうしなければ いけない

こうするのが当たりまえ

こうならなければ いけない

こうなって始めて幸せと言える

 

そんな誰が提唱したのかもわからない

実際それで本当に思った方向に行くのかもわからない

助言のような 呪いのようなそんな言葉に惑わされ

ただ ひたすらストーンの前を 必死に掃き清め 道を作り上げている姿が見えます。

 

それは一見 美しい愛に見えるのですが

子供が臆病になり

自分で判断ができず

何より 自己肯定できず

常に周りを気にして 周りの判断を仰ぎます。

ところが 親はある程度の年齢に子供が達した時、

「もう 大人だから」と突き放すのです。

それが 親の役目の終わりでもあるかのように。

そんな時 子供は

自分一人では 何もできない自分に気づき大きな憤りを感じるのです。

 

私もそういう子供だったので。

 

そういう時は 虫を取ればいいんだよ。

と ある人がおっしゃいました。

その意味すご~~~~~く わかります。

 


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