おばばの冷や水発信

年に数回 思い出した時にゆるく更新しています。そろそろ〇桶に片足突っ込んでます。

ありふれた

2021年01月08日 | その他

ありふれた顔

まさに 私の顔はありふれた顔なのだと思います。

「初恋の人に似ている」

「学生時代好きだった人に似ている」

「00さんに似ている」

「似た人を知っている」

今まで 何度となく聞いてきました。

「ありふれた顔ですからね。 誰かに似ているんでしょうね」と言ってきました。

 

この「~~に似ている」というのは よく男性が言うのですが、

どういう気持ちなのかがわからないです。

どなたか教えてください。

女性も あるとは思います。

「イケメン俳優の00さんに似てるから好き」とか

「初恋の人に似てるから」とか。。って 聞くことはありますが 

私はその部類ではないので そう全くその人ではない別個人の相手に言ってしまえる気持ちがよくわかりません。

 

まあ。。私なりに考えると

「おばばの顔は初恋の人に似ていて

当時の 若いボクを思い出すことができて ボクは嬉しい」のかなと。

「私が」ではなく 「ボクが」なのだろうなと解釈しています。

そこに私の存在は無いのです。

もしかしたら 自分をアピールしているかもしれませんが

いやいや・・逆ですから。

ずっと初恋の人を思い出すロマンチックな少年の心を忘れずに 元気でねと手を振りましょう。

 

さらに「亡くなった奥さんに似ているから好きなんだ」と言われたら

それは 好きとは違うだろうと普通思いませんか?

でも その人は とってもいわゆる「どや顔」で言ってのけました。(笑)

もっともその人とは 普通に友人なので それによって関係が変化はしません。

 

大切な人を亡くすというのは 時間がどれほど経っても寂しいものです。

親もしかり

ペットもしかり

友人もしかり

まして それが愛する人だったら・・

それは 年月に関係なく寂しいものだということは頭では理解しているつもりです。

約20年ほど前に奥様を亡くされた

それからはずっと一人で生きてきた。(友達はたくさんいるようですが)

そして

「おばばを初めて見たときに 似てる!」って思ったんだ。

その瞬間に 私の私としての存在はゼロになったなと思いました。

もちろん その健気な愛情に同情して 彼とどうなるかということはありません。

でも 仲間の中で会っていても きっと私の向こうの亡き奥様を追っていたのだなぁという事実は消せません。

よって 今後もそれが 特別な関係になることもありません。

と言いながら そう言われた人は一人じゃないので 

先に奥様を亡くされた男性はいかに寂しいのか

そして 奥様の面影を探し求めているかがわかりますね。

 

「亡き妻に似ている」と言ってくれた彼らに 私の考えを言うこともありません。

「そうですか。 

こんな顔と思っていましたが いい思い出が蘇る顔なんですね。」

それで 彼らが幸せになるのなら それでいいと思います。

誰かに似ている。

それが とても美人だったり 美男だったりすれば嬉しいものでしょう。

誉め言葉でもありますね。

でも、その次の段階として私自身を見てくれているかな?

私としての存在はどうなのかな?

と 考えることもありました。

 

うははは・・

もう この年なんでね。

今更 恋だの愛だのって年齢でもないし 犬猫以外にトキメクこともないのですが

男性って いつまでも追うんですね。

もっとはっきり言えば・・ですが 言わないでおきます。

 

ありふれた顔の吐露でした。

 


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