横浜地裁の裁判官が、仮出所中だった友人を庇うため黙秘していた被告に対し、「刑務所に入った人間と友達というのは考えられない」と発言し、弁護士らは「人権感覚に欠ける」として懲戒手続きを提出した。まったく、考えられない。▼「仮出所中だったから」という理由で共犯者の「友人」の名を出さなかった被告は「良い人」で、「普通、刑務所に入ったら付き合いはなくなるね?」という一般論を話した裁判官は「悪い人」、「人権感覚が欠けた人」なわけだ。▼先ず、「友人」ならば「仮出所中」に再犯させぬよう、それこそ「傷害事件」にしてでも止めるべきではなかったか。自らも「共犯」ということだが、そこに「友情」とやらはあったのか。▼弁護士は<刑務所から出所した人の立ち直りは期待できないと言っているようなもの。裁判官としての立場からは許されない暴言だ>と息巻いているが、この弁護士の友人に犯罪者は含まれているのだろうか。発言よりも、交友関係は大切だと思うがいかがだろう。▼ それに「立ち直りを期待」も何も、この犯人は既に再犯で捕まっているわけだ。「友情?」からの共犯も得て「仮出所中」であるにもかかわらず、またもや警察のお世話になっている。▼私も倅には「友達は選べ」と教える。「付き合う人物」を選ぶのは、例えば、そうやって警察に捕まったりせぬためだ。この裁判官も「友人は選んだほうがいい」というアドバイスをしたに過ぎない。▼どれだけ「心優しい人権屋さん」がいようとも、厳然として世の中には「世間体」というものがあると言っただけだ。まあ、この弁護士には「耳の痛い話」だったのかもしれない。
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