忘憂之物

民主党から「民主」を取るとなにが残るのか

南アフリカでのワールドカップ。日本代表が実にがんばったことは御存じの通りであるが、そろそろ巷の「なんちゃってサッカー通」も大人しくなってきた。それにしても「パラグアイ戦」は具合が悪かった。なにも23時から放送するこたぁない。仕事終わって飲みに出かける気を根こそぎ殺ぐ時間帯ではないか。「もう、早く帰って風呂入って、クーラー効かせてビール飲んで、さあ、サッカー見るぞ!」となることうけあい。

その日、やっぱり布施の夜は死んだのである。

外を見ても、もう、ミザリーしか歩いていない。私は思わずフラフラついて行って「スナック・みざりぃ」かなんかで「アウターゾーン」というカクテルを飲んで空間を移動し、南アフリカでサッカーの試合に出そうになった。キーパーをしている私は、牙を生やしたチョン・テセか誰かのシュートを弾こうとするのだが、それはキャッチしてみると人間の生首だったりして、

「ふふふ、それは旧日本軍に殺された朝鮮人の怨念よ。アウターゾーンのサッカーボールは普通のボールとは違うの」

とか言われて腕を噛まれたりして、はっと目が覚めたら山田バーのカウンターで寝てて「なんだぁ、怖い夢見ちゃったなぁ」とか言いながら立ちあがろうとすると、痛い!とかなって、はっとして腕見ると歯型がくっきりと・・・・あなたのすぐ横にもアウターゾーンがあるかもしれませんという今日この頃、妻に「なんで日本、負けたん?」と聞くと「あんなぁ、駒田がなぁ、キックしたらポーンってなってなぁ、ぜんぶ、本田が蹴ったらええのになぁ」というのだが、まさか、駒田徳広も巨人から横浜、ニッポン放送の解説者を経て、47歳になってからサッカーワールドカップ日本代表選手に選ばれて、南アフリカでPKを外しているとは夢にも思わないだろう。というか「満塁男」とか意味わからん。



また、なんのCMかしらんが「日本の右側が世界の壁を破る!」などと聞くと、「ブラゼルの3連発は実力でもラミレスの3連発はオフサイドじゃないのか?」というほどスポーツ音痴の私など、そういうこと、だから政権交代ではなく、左翼政権打倒なんだョと、わけのわからぬことを言う始末。しかし、もちろん、私の妻はもっとスポーツ音痴であることは論を俟たない。いや、この際だが、私の妻が音痴なのはスポーツだけなんだろうか。






「イングランドってなに?」






うむ。「どこ?」ではなく「どれ?」でもなく「なに?」と聞くところが妻の良いところだ。コンビニで売っていそうな「いまさら聞けない一般常識」みたいな本、我が妻には関係ない。「聞くは一時のアレ、聞かぬはバレないアレ」というではないか。

「知らない&疑問に思った!」ならば容赦なく聞いてくる。夜中に残業していたら「ひらがなの“ぬ”が書けなくなった」と泣きながら電話してきたこともあるほどだ。あと自作の「コアラのうた」が上手に歌えないという理由で泣いたこともある。もちろん、30過ぎてからだ。ちなみに妻のオリジナルソング「おまえのうた」は歌詞がぜんぶ「おまえ」と「おいこら」だから、ちょっと怖いのである。しかし、これこそまさしく「無知の知」である。知らないことを自覚することは「知るための最初の一歩」なのである。だから妻は、虚勢を張る癖のある私の性格を見抜き「知ったかぶりは止めよう」という警句を発してくれているのであって、決してシャブ喰っているわけではないのである。尿検査はOKだ。


ええと、


通称「イギリス」の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」という。イングランド・北アイルランド・ウェールズ・スコットランドの4つの国からなる王国のことだ。ちなみに「いぎりす!」と言っても世界では「どこ?」となるらしい。日本だけで通用する通称なわけだ。「イルカ」と同じだ。

でも、イギリスは「こら!ちゃんとグレートブリテン及び北アイルランド連合王国と言いなさい!」と日本に要求したりしない。それを言って恥じない変な国は世界でも2カ国だけで、それは支那と北朝鮮だ。支那は「中華人民共和国としなさい。支那は止めなさい」という。支那が気に入らんなら三蔵法師に文句を言えばいいのだが、ま、ならば日本語表記は「チャイナ」にすればどうか。アメリカ、ロシア、チャイナ、フランス、イギリス、など他の国と同じだ。英語表記の「china」をそのまま発音すればいい。「チャイナエアライン」や「チャイナドレス」と同じだ。文句もあるまい。

それに日本語における「中国」とは「なかつくに」という意味となり、これは「世界の中心にある国」とする支那の自画自賛である。だから日本にだけ「こう呼べ」という。これが、なんとも、まあ、大東亜戦争以後、定着してしまったわけだ。

ところで、私が「支那」というと眉を顰める人がいるが、ならば「米国」とか「英国」と言っても顰めて欲しい。「ちゃんとアメリカって言いなさい」と叱って欲しいもんだ。支那は支那だ。「相手が嫌がるから」など知ったことではない。「誤解があるから」なら、先ず、己の誤解を解いてから人様と話せ。言葉というモノはそういうレベルで変えるべきでない。もちろん、それも時と場合だ、それを今から論戦でもする支那人から言われるならまだわかるし、あくまでも「便宜上」であるが「中国」と言ったほうがいい場合もあろう。しかしながら、普段の会話において日本人から注意される覚えはないというのだ。

北朝鮮も同じだ。NHKは律義にも「北朝鮮、朝鮮民主主義人民共和国」と2003年までやっていた。朝日新聞も「おことわり」として2002年の末に「北朝鮮と書きますね?」とお許しを得ている。それまでは「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」と律義に書いていた。これはおかしいのである。日本の政府は韓国を「唯一の合法政府」だとしている。だから日韓基本条約なるものがある。悪口はともかく、普通は「南朝鮮」とは言わない。

しかし、北朝鮮は「朝鮮半島の北部」だという認識で構わない。日本の政治家で「北朝鮮と国交正常化を急げ!」とだけ抜かすボンクラは、この基本的な知識さえゴミ箱に捨てている。また、日本の民主党と同じく「民主」という言葉を使っているのも滑稽である。どこが民主的なのか、何処を探せば民主主義が落ちているのか。「国名」からして詐称している北朝鮮と「党名」からして偽装している政党は根が同じなのだろう。速やかに「民主」を民主主義で生きる人たちに返還してもらいたいものだ。

ま、しかし、民主党から「民主」を返してもらったら「党」しか残らない(笑)。民主党から偽装している「民主」を取ったら「党」しかない。

つまり、この政党、「党」以外はウソしかないw
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