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忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2011.8.11

2011年08月12日 | 過去記事
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110810/plc11081021180021-n1.htm
<首相退陣明言 「国民に理解してもらえてない」と八方塞がり…醜態さらすのなら、守るべきは最後のプライド>

<あの手この手で延命を模索してきた菅直人首相が10日、退陣を明言した。居座り続けても将来に展望が描けずにいる中で、与野党の執行部が手を握り、寄ってたかって引きずり降ろされる醜態を演じかねない状況となったことが背景にある。プライドの高い首相にとって、ならば「退陣3条件」実現を政権の成果と掲げて自ら身を退く形を演出した方が、まだ自尊心を守れると判断したようだ。
 
「私はやるべきことはやってきた。残念ながら、十分国民に理解してもらえていない」
 
首相は10日の衆院決算行政監視委員会でこう述べた。その上で「残念とか悔しいという思いは決してない」と言葉を修正したが、未練は隠しようがない。
 
鳩山由紀夫前首相が昨年6月の退陣表明時に語った「国民が徐々に聞く耳を持たなくなった」という“捨てゼリフ”を彷(ほう)彿(ふつ)させる発言でもある。
 
そもそも首相は現在、四(し)面(めん)楚(そ)歌(か)を通り越して八方ふさがりとなっている。
 
内閣支持率は10%台半ばと歴代最低水準にまで落ちた。これだけ民心が離れては、一時、首相がちらつかせた「脱原発解散」カードも封じられたも同然だ。
 
首相の政治手法を批判しているのは、首相が「仮想敵」とする官僚や経団連ばかりではない。民主党最大の支持団体である連合の古賀伸明会長も、首相に「けじめをつけるのが当然だ」と迫っている。連立政権のパートナー、国民新党の亀井静香代表にも「首相を守る人が周りからいなくなっている」と指摘される孤立ぶりだ。
 
それではと首相は、外交に活路を求め、9月の日米首脳会談に意欲を示し、北朝鮮訪問にも色気を見せたが、相手国に調整すら拒否される。死に体の首相に手を差し伸べるほど国際社会は甘くない

首相は当初、自民党が特例公債法案の成立に協力することはないとみていたフシがある。その場合、混乱の責任を自民党に転嫁してさらなる延命を図るつもりだったようだ。だが、世界同時株安もあって自民党は法案成立に一気に傾いた。
 
「経済産業省幹部3人を更迭したり、原子力安全・保安院を経産省が切り離したり、少しは思いを遂げた部分があったのだろう」
 
側近は現在の首相の心境を解説する。「退陣3条件」がクリアされても辞めなかった場合は、首相は「ペテン師」に続いて「嘘つき」という不名誉な称号を受けることになる。
 
閣僚や民主党幹部のドミノ辞任も想定され、内閣不信任案が再提出されたら確実に可決されるだろう。いずれもこれ以上ないという赤恥をかくことになる。
 
どうあがいても「万事休す」となったのである。
 
「国民が首相を信頼していない。そうである以上は何をやっても政治空白。一刻も早く首相の座を降りるべきだ。今のままでは、国民にとって最悪の内閣だ」
 
首相は平成21年2月、当時の麻生太郎首相をこう追及した。因果はめぐり、自らこの言葉を実行すべきときが来た。(阿比留瑠比)>



阿比留氏の刃引きしたような記事だ。本当ならば同氏のブログに書いているように「アレ」呼ばわりしてから一刀両断、往生際の悪い悪代官(菅)総理を切り捨て御免にする文章を書きたかったはずだ。

それにしてもエゲツナイ首相が二人続いた。反日やら売国やらはともかく、普通に、先ず、無能だった。信じられないほどの馬鹿だった。私は民主党など潰れたらよいと思っているが、それでもせめて「頭の良い政治家」がいることも知っている。政策にしろ法律にしろ、経済にしろ安全保障にしろ、歴史にしろ文化にしろ、せめてある程度の「マトモな知識」を具備し、人間的にも「マトモな見識」を有する人材がいないはずはない。テレビで誰かが言っていたが、まさしく「一般の人よりもレベルが低い」と思しきポンコツが続いたわけだが、民主党の抱える問題とはまさにコレであり、愛国者か売国奴かはともかく、この両方ともが馬鹿を支えるのに必死となっていた。

2人続いたポンコツ総理は、そのどちらもが頭を抱えて蹲るほどの馬鹿を勝手にやる。思い付きなのか発作なのかは知らないが、その場その場の空気を読み間違いながらも、決して自分は間違えないのだ、という根拠不明の自信に満ちた彼らは2年と少し、国内外で大いに馬鹿を晒した。失われた国益は計り知れない。また、民主党内の旧社会党左派らも、その後始末に追われ売国する間も惜しんで政権を支えることになった。いつでもどこでも苦しい言い訳に終始させられ、脳の状態を疑われる弁明に喘いだ。経済産業相は国会で泣き崩れ、民主党議員らは「民主党」とバレただけで選挙活動もできなくなった。

反小沢か脱小沢かは知らないが、これももう反原発か脱原発かと同じく、コレに依存するのは便利かもしれないが危険ではないのか?というバカバカしい議論が堂々と行われるようになった。そういえば利権の構造もよく似ている。

ともかく、これを最初にやったのは菅直人だった。民主党内において小沢一郎という政治家を放射線物質扱いにして、新たなクリーンエネルギーは菅直人、ということで代表選を勝ったが、ゴビ砂漠じゃあるまいし、これも太陽光発電と同じく、普通の先進国ではメインエネルギーとならないと知れた。コストパフォーマンスの劣悪な「現実的ではないモノ」だった。いつだったか自民党の棚橋議員は国会で菅直人に対し「粗大ごみ」だと吐き捨てたが、産業廃棄物というモノは廃棄物となる前は人様の役に立つわけだから、コレは「粗大ごみ」に対して失礼な発言でもあった。菅直人というのはそれほど酷かった。


菅直人は「退陣3条件」とか偉そうにやったが、それ以前にマニフェストの撤回も放ったらかし、普天間もTPPも放逐しながら「プライドの高い首相」もなにもあったものではない。8日の衆院予算委員会では解散総選挙について<大震災(への対応)、原発事故の収束がこれからも必要な中で、ほとんどの国民は今ではないだろうと思っている>と答弁し、その同日発売の「週刊朝日」にも同じく<『延命のために解散した』『復興の過程なのにどうして?』という話になるだけだろう>と解散については否定的な発言に終始していたが、これもオノレの馬鹿さ加減から民意が離れているのをさすがに実感したからだ。この馬鹿は6月末にはこんなことを言った。6月28日に行われた民主党両院議員総会での発言だ。

<再生エネルギー特措法案は、原発事故を踏まえて再生可能エネルギー促進が急務であり、内閣としてエネルギー基本計画を白紙から見直すことを決め、議論を始めている。エネルギー政策をどのような方向に持っていくのかは、次期国政選挙でも最大の争点、議論になるのではないか。後生に禍根を残すことがないように原子力行政の改革も早急に一定の方向を出したい>

現職の総理が次期国政選挙の争点を言うということは、そういうこと、だと誰しもが思う。その後には原子力安全庁新設にも意欲を示すわけだから、コレは誰でも「まだやる気か・・」と思うことになる。もちろん、民主党内は以前にも増してぐちゃぐちゃだ。いわゆる「バラマキ4K」の修正議論も、朝日新聞の調査でさえ、子ども手当をやめて所得制限のある児童手当に戻すべきに「賛成が63%」とあった。だから岡田幹事長は総選挙前、あれほどメディアで「できる」といった詐欺フェストをして「見通しの甘さを国民に率直におわび申し上げたい」と陳謝し「できないことをできるというのは嘘だ」と他人事よろしく、すっかり世論に靡いている。これに当然ながら、延命しか興味が無い菅直人も「本的な認識は幹事長と一致している」とか抜かしていた。小沢やら鳩山由紀夫は「マニフェストは国民との公約だ」と譲らないし、これはもう解散総選挙で有耶無耶にする他ない、という状態だった。しかし、そこにすら一縷の望みも見当たらず、阿比留氏の記事の通り、馬鹿な男は勝手に「八方ふさがり」となった。前総理は「裸踊りさせてくれてありがとう」と気味の悪い、嫌味か何かわからぬ言葉を発したが、丸裸で威張っていたのは菅直人も同じだ。

とりあえず民主党政権が続くのだろうから、次は野田財務大臣でいい。ヤクザに金もらってる、とかも、もういい。閣僚の中ではめずらしく「売国法案」に反対を明確にしている政治家でもある。本人も念願の鳩菅体制の打倒となろう。もちろん消去法であるが、馬鹿が続いた党代表を放り出し、少々頭の切れる売国奴が出てきても困る。アレらの次だ。誰でもマシに見える。支持率も伸びる。狙っている連中がいる。私はそのほうが怖い。







http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110811-00000082-san-pol
<尖閣侵略なら自衛権行使 枝野氏「あらゆる犠牲払う」>

<枝野幸男官房長官は10日の参院沖縄北方対策特別委員会で、日本が実効支配している沖縄県・尖閣諸島について「わが国が有効に支配している。他国が侵略してきたら、あらゆる犠牲を払ってでも自衛権を行使し、これを排除する」と述べ、自衛隊出動を含め実力行使も辞さない考えを示した。江口克彦氏(みんなの党)に対する答弁。

その上で「他の2つ(北方領土や竹島の問題)とは違っていると十分に認識してほしい」とも述べた。

昨年9月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で菅政権の対応が批判されたことを踏まえ、領土問題で厳しい姿勢を示したとみられる。

ただ、政府は6月14日の閣議で、漁船衝突事件をめぐり、漁船船長が香港紙の単独インタビューで「相手がぶつかってきた」などと主張したことに関し、「(反論するための)意見広告を出すことは考えていない」とする答弁書を閣議決定している。

枝野氏は3月に中国の漁業監視船が尖閣沖約90キロを徘徊(はいかい)した際には「外交ルートを通じて、申し入れを行った。しっかりと関係省庁の緊密な連携強化のもと、必要な警戒、監視を行うつもりだ」と述べていた>



ま、当たり前のことを述べたに過ぎないのだが、この国ではこの程度の発言すら「過激な発言」とされ「中国を刺激する」とかやってきた。しかし、この発言を見る限り、やはり一色氏の行動は意味があったと称賛する他ない。民主党の官房長官がいま、こんなことを言えるのも映像が公開された御蔭様なのである。健忘症を患う前の官房長官はいま、何を想っているのだろうか。

また、枝野官房長官は<他の2つ(北方領土や竹島の問題)とは違っていると十分に認識してほしい>とざわざわ付け加えているが、コレも普通、常識の範疇で考えると「竹島と北方領土は明らかに紛争地域であるが、尖閣諸島に領土問題はなく、あそこは明確に日本固有の領土である」ということが理由とされる。しかし、民主党の人間がコレを言うと韓国とロシアに対して弁解しているように聞こえるから不思議だ。韓国とロシアが「なにおぅ!オレのところにも“あらゆる犠牲”を払ってでもヤルっていうのか?」と言わぬよう、とても気を使っているように感じる。

情けないことだ。日本は枝野官房長官が言う「自衛権」を行使するだけでも大変なのに、最初に、あるいは急いで対処しないから「護る」から「取り返す」にハードルが上がってしまう。尖閣諸島を竹島や北方領土にしてはならない、というのは当然だが、いずれにしても、どこかで腹を決めないと、根本的な解決には絶対にならない。その証拠に、たかが北朝鮮相手から自国民を取り返せぬ無様が現実としてある。石油も碌にない北朝鮮を「暴発する」と怖がりながら、何年も生き長らえさせた結果、北朝鮮の人民が飢えて死ぬのは勝手だが、その所為で日本人拉致被害者も未だに帰れないわけだ。

数年前になるが「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」という本がベストセラーになり、そのあと重村智計氏が「北朝鮮はなぜ潰れないのか」という本を書いた。私の本棚には並んで置いてあったが、内容はともかく、悪質なチンピラを退治できない、という観点からは同じようなものだ。枝野官房長官が述べたのは「悪徳業者が玄関から入り込み、勝手に廃品回収し始めたら追い出す」程度の意味であり、これはもはや常識と言って差し支えない。

そもそも「領土問題」における「解決」とは、相手の言い分を全面的に受け入れて差し上げてしまう、という結果のことではない。つまり普通、奪われたら取り戻す、しかない。事は国家主権に直結するわけだから、そこにコストは関係なく、いわば“いかなる犠牲を払ってでも”は当然のことだと言える。しかし、民主党政権に限らず、日本の政治家も世論も、まだ、そこまではいっていない。







http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110810/plc11081001370003-n1.htm
<竹島問題で国際司法裁判所付託 韓国に提起検討>

<韓国が不法占拠している竹島の領有権問題について、政府が国際司法裁判所(ICJ)付託による解決を目指し、韓国政府への正式な提起を検討していることが9日、分かった。政府筋が明らかにした。ICJ付託の提起で竹島領有の正当性を国際社会に訴える狙いだが、韓国が付託に同意する可能性は低く、この対抗措置に反発するのは必至だ。
 
ICJ付託提起の検討が急浮上したのは、韓国の竹島実効支配への強硬姿勢に歯止めがかからないためだ。日本は昭和29年と37年に韓国側にICJへの付託を提起したことがあり、今回実現すれば49年ぶりとなる。
 
竹島へは今春以降だけでも韓国の閣僚5人が訪問するなど、実効支配をエスカレートさせている。韓国政府は竹島近くの鬱陵(ウルルン)島視察を計画した自民党議員3人の入国も不許可とした。日本政府はそのたびに抗議し、松本剛明外相は1日にも韓国の申●(=王へんに玉)秀(シン・ガクス)駐日大使に12日の竹島での韓国国会「独島領土守護対策特別委員会」開催中止を申し入れたが、反発を受けただけだった。
 
韓国がICJ付託を受け入れる見込みはほぼないが、外務省幹部は「正式に交渉テーブルに上げ、韓国の対応に日本がいかに怒っているかを示すことになる」としている

政府がICJ付託の提起を長年行わなかったのは、紛争化が日韓関係には得策ではないとの自民党政権時代からの判断があったためとされる。韓国は竹島問題を1910(明治43)年の韓国併合の過程で略奪された「歴史問題」と主張し、「領土問題はない」との立場をとる。韓国側が最も嫌がるのがICJ付託で、政府内には「韓国の反発を招くだけで逆効果だ」と懸念もある。
 
一方、国際法へ訴える「正攻法」を封印してきたことには「日本の主張について『発言も許さない』との政治風土を韓国に定着させてしまった」(外務省幹部)との「反省」もあり、今回の検討に至った。
 
松本外相は9日の参院外交防衛委員会でICJ付託を問われ、「平和的な解決のためのあらゆる手立てを取らなければならないと考えている」と述べた>



自民党の議員らが訪韓を強行したことにより韓国政府は困っている。度重なった「中止勧告」とは恫喝ではなく、いわば懇願に近いニュアンスだった。いくら韓国政府でも、主権国家たる民主主義国が、犯罪者でもない他国の現職・国会議員の視察に対して「入国拒否」という対応しかできなかったのは前代未聞である。結果、未成熟な民度を曝け出し、それを言葉や法律では抑え切れないのだ、という韓国の現実を世界に知らしめた。

そこで間髪入れず「竹島問題」の49年ぶり、ICJへの付託の提起となれば、韓国政府もサッカーで負けたどころではない。韓国民も大変だ。韓国人はよく「火病をこじらせると死ぬ(怒死という)」という冗談を言われるが、これも「韓国面白ジョーク」では済まなくなってくる。韓国ではフジテレビもびっくり、凄まじいまでの反日ブームが訪れることだろう。旦那と子供をホッタラケにして韓国旅行を計画している「韓流おばさん」も気をつけたほうがいい。せめて「少女時代」という朝鮮ユニットは「独島は我が領土」も歌うのだと知ってからデジカルビを喰いに行くべきだ。

さて、いよいよ菅直人が滅ぶということになって、民主党政権ながら威勢の良い声も聞こえてきた。これはもしかすると、民主党内の極左連中が鳩山→菅とダメダメが続き、党内力学の観点から影響力が消滅し始め、ようやく潜伏していた「民主党内保守派」とやらが動き出して、なにやら「揺り戻し」のような保守路線へと移行するのか―――と考えるのは早計である。ま、もちろん、それが現状における「せめてもの希望」ではあるが、もう、何度も期待して騙されるのは勘弁願いたいところだ。

これは先の「尖閣衝突事件」による「日本国民の意思」が示された結果である。民主党やら外務省の連中やらは、それに“懲りた”のである。しかも今回は自民党の議員が韓国、自民党執行部の制止も効かず、コレを実行している。そしてコレを非難する声は巷にない。もはや日本の国民世論の支持を得ようと思えば、友愛でもなく、仙谷やら菅やらの市民運動家では不可能なご時世となった。彼らはコレを20年遅れて気付いて身に染みた。だから、通常、普通の国が普通にするはずのことをやった。それだけだ。

しかしながら、日本がやるとその効果は抜群となる。コレは歴史が、英霊が証明している。

押せば引く、ならば自分の方が出ればいい。みよ、ちょっと出たらすぐ引いた。






http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110811-00000103-jij-int
<「独島特委」竹島での会議延期=悪天候理由に―韓国>

<韓国国会の「独島領土守護対策特別委員会」は11日、日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)で12日に予定していた全体会議の開催を悪天候を理由に延期すると発表した。実現すれば、韓国国会が竹島で開く初の公式会議となり、菅直人首相らが遺憾の意を表明していた。
 
委員18人のうち姜昌一委員長ら与野党の10委員と国土海洋相らが12日朝にソウルからヘリで現地入りする予定だったが、軍などから気象条件が悪いと連絡があった。竹島での会議は8月中に開催する方針という>


今回の「自民党議員の訪韓強行→ICJへの付託の提起」は見事な連携だった。政治家や官僚の中の愛国者によるファインプレイだ。韓国内の世論は、今までのように「日本の挑発に乗るな」と言うだろうか。無論、韓国がのこのこ出てくるとは思えないが、今までのようにスムーズに運ぶとも思えない。また、国際法上、領土の不法占拠も当事国が抗議しなければ認めたことになる、ということで「日本国民は韓国に抗議するな、教科書にも書くな、それよりもKARAをみよう」と日本国内の反日メディアや日教組もがんばった。民主党の閣僚らは「韓国が不法に占拠している」という言葉すら狩って協力していたが、コレもやはり、残念ながら無駄だった。

日本人の中には「知らない」とか「竹島なんかどうでもいい」とか「いっそのこと韓国に渡して友好の島にすればと夢想する」という変わった人もいたが、どこまでいっても「竹島は日本の領土、返せ」という人はいなくならなかった。また、私が在日だから言うのではないが、私は支那人のほうが怖いので「韓国と日本は仲良くすべき」というスタンスである。日本とアメリカが仲良くすれば支那共産党が嫌がるように、日本と韓国が仲良くすれば北朝鮮は困る。つまり、そのために竹島は日本に戻されねばならないし、韓国の反日教育は止めねばならない、ということだ。そうすれば日本の嫌韓などすぐに消える。そうなれば自然とK-POPも少しは本当に流行るだろう。私も大好きな韓国料理だが、あれを「押し付け」だとは昔から誰も言わなかった。「好きな人は勝手に喰う」レベルのことであったからだが、それと同じようなもので、その国の文化というものは徐々に、広く浅く浸透していくものであり、その点、日本はフェアな国なのだ。

こんなことを書けば韓国人が「怒死」するかもしれないが、竹島を日本に返すことは、長い目で見れば韓国の国益にもなる。それは真の意味での「日韓友好」に近づくことだからだ。捏造ではなく、日本に本当の韓流ブームも起こるかもしれない。いや、お人好しの日本人のことだ、この奇跡は起こると予言できる――――が、起こらないから奇跡でもある。

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