ガウスの旅のブログ

学生時代から大の旅行好きで、日本中を旅して回りました。現在は岬と灯台、歴史的町並み等を巡りながら温泉を楽しんでいます。

さぎ山記念公園の蝶

2005年08月14日 | 蝶を撮る
 日曜日に早起きして、見沼たんぼ(埼玉県さいたま市)の一角にある見沼自然公園とさぎ山記念公園に行ってきた。見沼代用水東縁沿いに車を走らせて、見沼自然公園へと至り、そこの駐車場に駐めて、散策したんだ。
 まず、さぎ山記念公園へと足を向けたんだけど、ここには、さぎ山記念館、青少年野外活動センター(キャンプ場)、フィールドアスレチックの森、水とメルヘンの広場、芝生広場などがある。
 かつて、この付近は「野田のさぎ山」と呼ばれるサギの集団営巣地だったとのことだ。江戸時代の享保年間(1716~1735年)より、サギが営巣するようになり、以後保護をされてきた。1938年(昭和13)に天然記念物に指定され、続いて1952年(昭和27)には特別天然記念物に指定されたんだけど、周辺の環境変化により激減し、1972年(昭和47)にはとうとう0となってしまったそうだ。そういう歴史を記念して作られた公園だけあって、結構自然が残されている。周辺は林が多く、野鳥や昆虫も生息しているのだ。
 屋敷林の辺りを歩いていると、ヤマトシジミのオスを見つけて接写し、次にキタテハが飛んでいるのが目に付いた。追っかけていって、止まったところをなんとか望遠でとらえたのだ。

 ヤマトシジミとキタテハ

 さらに、歩いていくとイチモンジセセリが葉に止まっていた。なんとか2回シャッターを切ったものの、気づかれて敏捷に飛んでいってしまった。

 イチモンジセセリ

 それから、フィールドアスレチックの森のところで、コナラの幹にサトキマダラヒカゲが群れているのを発見した。この蝶は、止まっているときに羽を閉じるので、今まで裏側しか撮影していない。今日こそは、表側を撮影しようとカメラを構えて、飛び立つ瞬間をねらったのだけどなかなかうまくいかない。50数枚撮ってなんとか1枚だけ羽の表が写っていた。

 サトキマダラヒカゲ

 その後、「さぎ山記念館」の開館時間を過ぎたので、見学して出てきたら少し大きめのシジミチョウを見つけた。表側がきれいな瑠璃色をしていたんだけど、とまっているときは羽を開いてくれなかったので、裏側だけしか撮影できなかったけど、ルリシジミだった。

 ルリシジミ

 それからは、見沼自然公園を一巡りしたんだけど、あまり蝶には巡り会わなくて、帰途に着くことにした。ただ帰路に、「旧坂東家住宅見沼くらしっく館」と「さいたま市立郷土博物館」にも立ち寄っていったんだけど...。

*今日出会った蝶
・ヤマトシジミ 数頭 (撮影)
・キタテハ 2頭 (撮影)
・イチモンジセセリ 数頭 (撮影)
・サトキマダラヒカゲ 多数 (撮影)
・ルリシジミ 1頭 (撮影)
・モンシロチョウ 数頭 (撮影)
・モンキチョウ 数頭 (目撃)
・アオスジアゲハ 1頭 (目撃)