余録

新天地

徳島の山を終えて・・龍山荘でのんびりTVを見る 05,5/23 (39)

2006年06月10日 11時32分54秒 | お遍路さん
太龍寺には沢山のお堂に驚いた。

杉木立と相和して立つ多宝塔
大師の虚空蔵求聞持法修行にちなむ求聞持堂
等々ある。

時間があるからゆっくり見てまわった。

私の説法は団体の声が大きく場所を占領され隅で説いた。

昼食を終えて元来た道を戻って
山門から杉の老木を頭上高く見やりながら
静かな参道を下って次の平等寺への分かれ道まで歩く。

太龍寺から1,5km駐車場がある。
ロープウェイとは反対側だ。
山中にチョッとした広場の感じの駐車場だ。

参詣者だけしか通らない渓谷沿いの車道になっている。
新緑の芽吹きを見ながら一人旅。
時々車に行き交うが車内は遍路衣装が垣間見える。

太龍寺からおよそ一時間半で龍山荘に着いた。

龍山荘に着いて下着類の洗濯を済ませ
ゆっくり風呂に入った。

湯船で今日一日の苦しかった様子が鮮明に脳裏に浮かぶ。

20番鶴林寺の伝説・・昭和初期、脱獄囚が20番へ逃げ込もうと
この道を登ったが、あまりの険しさから自首したとか・・言い伝えがある。

20番鶴林寺から21番太龍寺への下りの坂道と
後半の上りが続いた遍路道をやっと堪えて辿り着いた時だった。

良い思い出になった。
これからも大変な苦難を強いられるだろうが
今日は少しばかりの自信がつき始めたと思った。

夕食を終えて明日に備え早めに寝た。








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