余録

新天地

アザミの花・・・思わず休みたくなって(18) 5/18(水)

2005年11月03日 10時10分41秒 | お遍路さん
5月中旬から下旬四国室戸岬から高知市内を歩いた。
徳島県日和佐早朝出発して宍喰町に泊り・翌日は佐喜浜に泊って
3日目正午前に室戸についた・・3日かかっての室戸岬だった。
天気が晴れて海岸線の景色を満喫した旅だった。



一本杉庵の石段を一歩一歩やっとの思いで上って見ると三人の男性がベンチで休んでいた。
若者一人、年配者二人。
私は大師像に合掌して暫くその場の雰囲気を楽しみながら周辺を見やっていると
若者が急にベンチから立ち上がって私に・・休んでください・・言葉を掛けてきた。
若者の言葉に感謝して・・ありがとう・・・先を急ぎますので・・すみません・・と通り過ぎた。
私にとって今日の予定は第12番焼山寺から、まだ更に先の9,6km神山温泉に宿を
取ってあるから休んでいられない心境と戦っていた。

一本杉庵を過ぎると今度は下り坂の山道は凸凹道になって歩きにくい道だ。
人一人通れる山道は平坦でなく水の流れた後のような砂利があって、
急坂で足に負担がかかって思うような歩きが出来ない。
はるか先方に明るい日が差し込む平坦場場所が見えるがそこに辿り着くまで
中々その場所までが遠く感じられる歩きだ。
足の痛さに耐えながらおそるおそる下り坂をソオッーと踏み出して歩いていた。

上りは無く下る一方の山道。
急斜面に下る山道は谷川への一直線であった。

谷川まで下り終わった平坦な場所にアザミの花を見つけた。
花を見たとき思わず休む事にした。
ハイキングザックを下ろし、菅笠をとり、身につけたものはすべて身体から取り除き
傍らに置き、水を飲みあざみの花に見入った。
この場所は左古内川の渓谷があって谷川に係る橋の傍。

休憩後の辛い山道があるとは想像がつかなかった。


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