余録

新天地

とうとうヤッター・・自己満足の室戸・(2)15・10/22(55)

2007年03月15日 17時53分15秒 | お遍路さん
国道55号から遍路道に別れた道を進む。
クルマの通行は無いが足が痛くて早く歩く事ができない。
靴を引きずって歩く。
気持ちはもっと早くと思うが足が思うように結う事が利かない。
道路左側には太平洋が見え隠れする。
歩いている55号両端には住宅が工場がある。
そろそろ岬へ着くだろうと思ってもなかなか辿り着かない。
一番大変な状況のようだ。
気持ちは岬に早く着いてくれないか
着いてくれ・・着いてくれ・・と足を庇いながら歩く辛さを味わっていた。
そんな思いと裏腹にいつ見えるか青年大師像早く早く・・と
そればかり考えていた。
青年大師像を見つけるために遥前方見つめ歩いた。
また太平洋の海岸の方角ばかり見つめながら歩いていたら
急にトイレがしたくなった。
何処に用をたそうか適当な場所を見つけながら歩く。
道路左右は見通しの良い場所ばかり
クルマがスピードをあげて走り去る。
隠れる適当な場所を見つけるがなかなか無い。
こんな時は我慢ができない。
用をたした場所は急に道路から坂を上った住宅があって
雑草が生茂った所であった。
忘れた頃に前方に青年大師像が小高い山の中腹に見えてきた。
やっと着いたかァ~・・晴れていたが山の裏側・・日が当たらないから
山影で青年大師像は暗く見える。
少しづつ大師像に近づいてくると公園のような広場になっている。
大師像は中に入れるようになっている様子だ。
入園料が要るようだ。
足が痛いし少しでも距離を稼ごうと思うと
のんびり見ていられなかった。
青年大師像を右手に見ながら
更に先へと歩き続けた。
左手には太平洋が見える・・・が
ゆっくり景色を眺める余裕が全く無い。
体力はあるが靴擦れが痛くて我慢しながら歩いている。
天気は晴れて気温もそんなに上がっていない
歩くにはさわやかな空気と太平洋から吹き付ける心地よい風・・・
素晴らしい条件が整っていた・・・が歩く事しか頭には無い。
青年大師像を過ぎてほどなくで、
19歳の弘法大師が求聞持法を成就したと言われた洞窟に着いた。
御厨人窟(みくろど)、神明窟(しんめいくつ)の二つの洞窟。
四国道にて説明します・・・。
洞窟を過ぎると海岸線に遊歩道がある。
室戸岬・・着いたのだ。
遊歩道は坂を上下している。
太平洋と大小の岩が遊歩道を楽しませてくれるようだが
これからまだ先が待っていると思うとのんびり見ている余裕が無かった。
これから24番最御崎寺・・25番津照寺・・26番金剛頂寺・・
今晩の宿民宿うらしまが待っている。



最新の画像もっと見る