余録

新天地

やっと間に合ったが・・痛くて痛くて女、男厄坂、還暦厄坂 05,5/22 (43)

2006年06月29日 18時34分31秒 | お遍路さん
靴擦れでもう足には豆が沢山出来ている。
両足の小指から踵が特にひどく痛みを感じた。
波打ち際まで行く元気と
時間が勿体無く
足の事を考えたら
先を急ぎ方が得策と思った。

田井ノ浜から木岐町に入った。
木岐町には防波堤があり
入り江の中には漁船が見えた

急に空腹を感じた。

今日の行程は民宿龍山荘出発してから
山間の県道、
遍路道の山道
22番平等寺から田園風景の中に民家が点在する県道
更に55号線は山間で食事する場所は全く無かった。

木岐町に入って地図を見ながら食道を探した。
店も見つからなかった。
木岐町の中心と思われた街中に入って
一軒の雑貨店が目に止まり
ごめんください・・中に入るなりおにぎりを物色した。
おにぎりは無い。

お店の女将さんに
近くでおにぎりか、お弁当売ってる店はありませんか・・尋ねました。
今日は日曜日でお休みですよ・・簡単に言われてしまった・

一度はお店を出たが又戻って
雑貨店で気休めにチーズを買い求めて
空腹を満たす事にした。

雑貨店を出てチーズを食べながら歩いた。
海の景色を見ながら海岸に面した県道を歩く。

県道から山道に入る。
山道は雨で水溜りがあり、
また枯れ葉が1面に覆い
舗装道路とは違う足へのクッションになって
痛さが少しは和らぐ。

山道は40分位で又県道25号線に出る。
県道25号線に出ると新緑が素晴らしい。
木々の息吹を感じる。


途中の山座峠から山道に入る。
山道は平坦な道だ。

時間が午後3時過ぎ
山間の遍路道は木々に囲まれ
夕闇が迫っているような薄暗さだ。
この山道を歩いているのは私一人だ。
日が長いから心細さあるものの
夕暮れを心配する事は無い。

25号線沿い民宿えびすロッジまで来た。
もう足の状態がピークに達している。
痛くて我慢を堪えていた。

ここまで20km歩いてきた。
ホテル白い灯台を過ぎて
暫くして日和佐の町が見えてきた。

やっと踏ん張った甲斐があった。
時間も刻々納経の時間に迫ってきた。

納経時間は17時と決められている。
何としても17時までに着きたい一心だった。

23番徳島県最後の札所薬王寺に
17時10分位前に到着した。

薬王寺の納経所に入るとザックを下ろして
直ぐに納経をお願いした。




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