栃木県佐野市
栃木の自然100選に選定されている。秋山川沿いにある。コンクリートの杭で囲まれている。相当に貴重らしい。
■説明板・・・
●佐野市指定天然記念物 秋山町1889-4
木浦原のザゼン草群 昭和39年7月15日指定
ザゼンソウはサトイモ科ザゼンソウ属の多年草である。日本では本州北部から北海道でみられ、ここ木浦原は本県南限とみられる。
4月上旬ごろ、葉に先立って暗紫色の仏炎苞(ぶつえんほう:花を包む葉)が顔を出す。仏炎苞は長さ10~20cm、幅5~12cmで、大きな卵球形となる。
花は大変小さく、肉質の4花被弁、4おしべ、1めしべからなる。楕円状の肉穂、花序の上に密に集まる果実は、球形の液果で夏成熟する。
葉は非常に大きく、長さ巾とも30~40cm程ある。全体に不快な臭気がある。県南地方では特に珍しく、群生していることから貴重である。
平成18年1月 佐野市教育委員会