栃木県上三川町
駐車場に車を置いて、1時間くらいかけ、ゆっくり散歩するにはいいところです。
案内板を見ると・・・
県営水環境整備事業神主地区(けんえいみずかんきょうせいびじぎょうこうぬし地区)河内郡上三川町下神主
●事業の目的
上三川町は「水の豊かな田園生活の創造」の実現をめざしています。神主地域は豊富な自然生態系が残されていた数少ない貴重な地域であります。
今回の水路改修に伴い、用排水路の整備と伴に水路周辺に残されている豊かな自然を利用し、自然生態系との共生を図り、親水施設での水と緑とのふれあい、自然の中で子供が遊べる空間を提供し、農業用水施設のもつ多面性の機能を図ることを目的としています。
●いきものゾーン
水路の下流は二つの水路が合流する場所で、植生も豊富で、魚類、鳥類など自然生態系が豊かなゾーンであり、極力現在の生態系を保全し、自然生態系の共生を図るゾーンです。
●ふれあいゾーン
集落とのふれあい、水とのふれあい、緑との触れ合いの3つのふれあいを重視する。親水性の水辺空間を創出するゾーンです。
●わんぱくゾーン
自然の中で子供が遊べる空間、水路の上流部に山遊びと水遊びができる空間です。
この川は田川の大山堰から用水路として流れている。上流からわんぱくゾーン、ふれあいゾーン、いきものゾーンの三つに分かれ、
◆いきものゾーンの植栽・・・
コナラ、エノキ、クヌギ、キショウブ、ミヤギノハギ、ガクアジサイ、ユキヤナギ、ネコヤナギ、エゴノキ
◆ふれあいゾーンの植栽・・・
トチノキ、シダレヤナギ、ハナミズキ、フランスギク、ムラサキカタバミ、セキショウ、カキノキ、シバザクラ、ムラサキシキブ、ハマナス、ヤマブキ、ノリウツギ
◆わんぱくゾーンの植栽・・・
ナツグミ、シラカシ、ヤマザクラ、シャガ、レンゲツツジ、シダレザクラ、ケヤキ、ハンノキ、イチョウ
と、あり、これらの植物の見頃はは3月から8月。紅葉時期も見てみたい。
◆用排水路に生息する魚介類・・・
コイ、モツゴ、ナマズ、マシジミ、オイカワ、カマツカ、ドジョウ、カワニナ(ホタルがみられるかも)ウグイ、メダカ、シマドジョウ、タモロコ
◆周辺に生息する鳥類・・・
サシバ、カワセミ、チョウサギ、コサギ、ゴイサギ、カルガモ、セグロセキレイ、イカルチドリ、イソシギ、
栃木県農村整備課 河内土地改良事務所 上三川町役場農務課
と、ありました。
●下流部の記念碑には・・・・・
県営土地改良総合整備事業大山地区完成記念碑
「夢かなう」上三川町長 猪瀬成男謹書
本事業は、平成4年栃木県及び上三川町の指導のもと大山土地改良区、明治北部土地改良区、大山、多功、梁水利組合等の組織協力のもとで土地改良総合整備事業推進協議会設立に努め、県営土地改良総合整備事業及び、県営水環境整備事業により、長年の夢であった土水路の整備改修工事と併せ農業用道路の整備、湿田地改良を目的とした暗渠(あんきょ:地中に埋設された河川や水路のこと)改修工事により、一連の整備が成し遂げられた事を、後世に伝えるために、特に記念碑を建立し、概要を記したものである。
平成10年12月吉日
会長 吉田光吉