再稼働反対集会で「茨木市が関西電力から新電力に切り替えて年間6600万円の節減につながった」という報告を報告しました。複数の方から問い合わせがあり、以下の通り経過報告します。
〈2〉2011年6月 8日の山下の本会議質問
電力の小売事業の自由化によって、全国的に関電、東電など、9電力から電力を買うのではなくて、特定規模電気事業者(PPS)から購入して、電気料金を安く抑える動きが活発化しております。霞が関では、防衛省だけが東京電力で、ほかは全部PPSになっています。今年度の電力供給に向け、2月までに行われた官公庁、自治体の電力入札では、7割強をPPSが落札する結果となっております。
①この規制緩和に対する認識、また他市の調査をやっているのかどうか。
②本市のPPS対象となる50キロワット以上の施設は幾らあるのか、そのうち使用電力の多い施設はどこなのか、上位3施設とその電気料金、市全体で使用電力量は年間どれだけなのかと、ここ3年間の推移を明らかにされたいというふうに思います。
③経費節減のため、関電だけではなくてPPSも入れた入札を考えるべきだと思いますけれども、見解をお聞きをします。
④環境衛生センターでの売却実績はどれぐらいなのか、お聞きしたいと思います。
小林総務部長本会議答弁
本市の電気の使用量、それと電力の入札につきましてでございますが、規制緩和、自由化ということでございましたけれども、その認識につきましては、特定規模電気事業者からの電力の購入が平成12年の規制緩和により可能となっております。現在は、その購入条件の電力規模も50キロワットになっているということは承知いたしております。他市の調査ということでございましたが、関西エリアでは、大和郡山市が電力の入札を実施しており、その状況について、やっているということは聞いております。また、本市の電力入札の対象となる施設でございますけれども、91の施設が該当しております。
次に、その電気の使用量が多い施設ということでございましたが、平成22年度の実績でございますけれども、一番多い施設は十日市浄水場でございまして、電力量は408万3,880キロワットアワーで、電力料金は4,838万4,482円でございます。次に、2番目は本庁南館でございまして、230万6,705キロワットアワーで、電気代は3,201万1,447円でございます。環境衛生センターが3番目でございまして、205万2,730キロワットアワーで、金額のほうは1億1,326万7,294円でございます。 なお、環境衛生センターが高いのは、特別高圧動力電源として契約しておりますので、ちょっと高くなっております。
次に、過去3年間の推移でございますが、平成20年度は3,366万3,584キロワットアワーでございます。21年度は3,589万5,764キロワットアワーでございます。22年度は3,703万9,234キロワットアワーでございます。
次に、電力入札の考え方でございますが、特定規模電気事業者から、この震災により新たな電力供給量の確保が可能かどうかの判断ができないと聞いておりまして、現在のところ、入札は困難であるというふうに考えておりますので、今後の研究課題であるというふうに考えております。
なお、環境衛生センターの売電力量は、平成22年度年間実績で535万キロワットアワーで、売電価格につきましては3,952万円になります。以上です。
最終的に、2013年12月議会で、経過と成果を質問し、一件落着しました。以下がその答弁です。
2013年12月議会小林総務部長答弁
それでは、新電力につきまして、まず、切りかえまでの経過でございますが、新電力につきましては、平成12年の電力自由化によりましてPPS業者からの購入が可能となって以来、経費節減の観点から、その導入の可能性について研究をしてきたところでございます。
今年度になりまして、東日本大震災に伴い、供給不足の状況にありました新電力でございましたが、電気使用の負荷率20%前後の施設であれば、電気の供給が可能な状態となりましたこと、また、ことし4月から関西電力の管内におきまして平均17%の電気料金の値上げが実施され、財政的な負担増というふうになっておりましたことから、契約電力が50キロワット以上の庁舎の本館など、新電力が対応可能な72施設の電力調達と、また、環境衛生センターの余剰電力の売電につきまして、7月25日に一般競争入札を実施したものでございます。
あと、入札の結果でございますが、8社のPPS業者が応札いたしまして、電気の調達、それと売却のほう、売電のほうですね、両方ともPPS業者が落札したということでございまして、関西電力から新電力に切りかえることとなったものでございます。
あと、2012年のということでございますが、この効果額につきましては、仮に関電と契約して、関電の値上げ額を反映した場合の決算額というような形で見比べますと、約12%のマイナスとなります。4,900万円の経費の節減となる予定をしております。また、電力の売却のほうにつきましては、昨年度実績で見ますと、約33%プラスになるということでございますので、1,700万円の歳入の増となる予定でございます。歳入歳出と合わせた新電力全体の効果額といたしましては、関西電力の値上げ分、先ほど申しあげましたが、これを反映させた額といたしまして、年間6,600万円となる予定であります。
以上です。
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HK & Les Saltimbanks "On l�・che rien" (Japanese subtitles)あきらめないぞ! (いつの世もあきらめたらおしまい。自民党安倍政権が政治の私物化をもくろみ、国民だれでも逮捕自由自在の「なんでも秘密」法(特定秘密保護法は自由民主党が自由と民主の真逆であるのと一緒で、特定ではなく官僚が秘密と言ったら秘密になる)に反対し続けます。この歌に勇気をもらって頑張ります。)
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