月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

12月号「カワイイ陶芸」vol.2 フジタチサトさん

2011年11月17日 | 月美・新米編者K


12月号は特集が豪華3本立てなんですが、
そのひとつがぜんぶ買えます!「カワイイ陶芸」です。
月刊美術の読者なら誌上頒布はもうおなじみの企画かと思いますが、今回は特別に掲載作品の一部をブログで紹介します。


vol.2は、フジタチサトさんです。

おちゃめでユーモアたっぷりなやきものフィギュアが人気の山野千里さん。
土と色を自在に操り、詩情あふれる作品を創りだす藤田匠平さん。

このふたりのコラボレーションで生まれるのが、使い心地の良いキレイなかたちとカワイすぎる絵付けとで、誰もを幸せな気分にしてくれるうつわたち!

私のオススメ(というか、喉から手が出るほど欲しい!)はコチラ↓



黒地に色とりどりの絵付けが映える、ジャングルなぐい呑み。

その名も『カラフル雑種草紋ぐいのみ』¥5,460

うつわ一面に描かれた草の中にどんな動物が隠れているか??
あなたは何種類見つけられますか?



月刊美術12月号は11月21日(月)発売です!

ご注文は実業之日本社(受注センター 電話048(478)0203)、またはアマゾン


12月号「カワイイ陶芸」vol.1 山野辺彩さん

2011年11月16日 | 月美・新米編者K


12月号は特集が豪華3本立てなんですが、
そのひとつがぜんぶ買えます!「カワイイ陶芸」です。
月刊美術の読者なら誌上頒布はもうおなじみの企画かと思いますが、今回は特別に掲載作品の一部をブログで紹介します。

まずは、カワイイ花の模様を描いたうつわが大人気の山野辺彩さん。


(廣瀬さん、ステキな写真をありがとう!後ろのステンドグラスは村瀬可衣さんの作品です)

前回の反響に応えて、今回は5セット(計13点)を提供していただきました!
(山野辺さん、本当にありがとうございます

お菓子の包装紙をイメージしたティーカップやチロリアンテープにヒントを得たプレートなどなど……
ファンならずともつい買ってしまいたくなるようなステキなうつわが勢揃い。

イチオシはこちら↓



新作!というか、新柄。

動物園で抱っこしたうさぎがかわいすぎて、そのままうつわに描いちゃったんですって!
山野辺さんにしては色使いがシブイな~なんて思うかもしれませんが、そこがまたセットになるといい味を出すんです。

いったいどんな組み合わせなのかは、11月21日(月)発売の月刊美術12月号で!

〈ご注文は実業之日本社(受注センター 電話048(478)0203)、またはアマゾン


12月号「完売作家2011下半期」校了

2011年11月16日 | 月美・新米編者K
12月号を校了しました。
(先週末のことですが……)

特集は超豪華三本立てです!

ひとつめは、またまた登場!「完売作家」特集。
画廊、アートフェア、百貨店の展覧会から、2011年下半期の『完売作家』をピックアップ!

ふたつめは、「信念の画家たち 一生付き合いたい油絵」
けして派手ではないけれど、不器用なくらいまっすぐな画家たちとその作品を心ゆくまで堪能してほしいです。

そしてみっつめは、ぜんぶ買えます!「カワイイ陶芸」です。
「イケテル陶芸」(8、9月号)で大好評だった山野辺彩さんなど、若手陶芸家10人の作品を誌上&ネットで販売する特別企画。

今回はお皿やカップなど普段使いのうつわをそろえました。
どれもこれもあなたの日常をほっこり豊かにしてくれること間違いなし!

自分へのご褒美に、大切な人へのプレゼントに是非。

というわけで、今日からこのブログで掲載作品の一部をご紹介していきます。

お楽しみに!

いよいよ発売 11月号「秘蔵公開!幸せを呼ぶ春画」

2011年10月19日 | 展覧会情報
月刊美術の11月号がいよいよ発売になりました。



巻頭特集は
「秘蔵公開!幸せを呼ぶ春画―秋の夜長を熱くする 全部買えます春画100図」

春画のイメージを覆す、おめでたくてありがたい「縁起物」としての効能をたっぷりと解説。作品図版は100点以上、しかも掲載した名品、逸品(すべて江戸時代の本物!!)が購入できるというほかにはない大企画です。
こんな特集は二度とありません。是非この機会をお見逃しなく。

巻頭特集は「美しき東北の風景―心の故郷に寄せる思い」と題し、東北にゆかりある画家や取材で訪れた画家たちによる、美しい風景絵画を掲載。こちらは是非ゆっくりと呼んで味わっていただきたいですね。

10月4日で100歳を迎えたドクター日野原重明「アートで生き生き」、イッセー尾形の「名画百面相」(今回は菱川師宣のご存知「見返り美人」)など、読みドコロ盛りだくさんです。

今回も売り切れ必至!!

ご注文は実業之日本社(受注センター 電話048(478)0203)

またはアマゾンへ。

11月号「幸せを呼ぶ春画」校了 

2011年10月14日 | 展覧会情報
11月号を校了しました。

特集は豪華二本立て、しかもひとつは春画特集です。
春画は実は縁起物! 江戸っ子が愛した春画は火よけ、虫よけ、怪我よけなどとして、さらに夫婦和合、家内安全の象徴として嫁入り道具にもなっていました。そんな春画をズラリ100図集め、しかも掲載作品が買えてしまうという大胆企画。
題して「幸せを呼ぶ春画」
ほかでは見れない、いや手に入らない春画の数々を是非ご覧ください。
もちろんボカシはいっさいなしの無修正です。

巻頭特集は「東北の風景」
震災を経てあらためて感じる東北の美しい風景を、現代画家の珠玉の名品絵画で見ていきます。

発売日に詳しい内容を更新します。
今回も売り切れ必死の月刊美術11月号。是非いまから書店にご注文を!!!

月刊美術10月号 特集「秋展NAVI 必見! 秋の注目展100」9月20日発売

2011年09月24日 | 展覧会情報

月刊 美術2011年10月号をアマゾンで買う



月刊美術10月号が発売されました。

巻頭特集は「秋展NAVI 必見!秋の注目展100」
コンクール獲得で画壇に躍り出た新人から、若手の実力作家、そしてベテラン勢まで。
文字通り、この秋の注目展覧会を一挙に紹介。
前半の画廊で開催される現存作家の展覧会だけで100展。後半は名品を集める美術館展を美しいカラー図版と詳細な解説で紹介しています。
この一冊で、秋の展覧会を見逃す心配はありません。

日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)と松尾敏男氏(日本美術院理事長)の特別対談も収録。
全国14箇所を巡回する「院展」。その松尾敏男氏の出品作のモデルは、なんとドクター日野原。
制作の裏側、人物画の魅力と難しさを、完成したての作品を前に語り合った記録です。

近年、日本国内でもアジア諸国でも盛り上がっているのがアートフェア。新進フェアを中心にレビュー&プレビューが充実。
Reviewは アートフェア東京/ アート名古屋/ アート台北
Previewは 神戸アートマルシェ/ 韓国・京畿国際陶磁ビエンナーレ
そして1ランク上のフェアとして 東美アートフェア2011 の見所も満載です。

本江邦夫の「今日は、ホンネで」には、この秋池田20世紀美術館での大規模な個展を予定している池口史子さん(洋画)が登場。センスが光る作品世界の真髄に、本江邦夫が迫ります。

ますます好調の月刊美術。
是非書店にてお申し込みください。

【展覧会】 徳田真佐子個展 丸の内・円鳥洞画廊 2011年10月10日~22日

2011年09月14日 | 展覧会情報

 

モノトーンの力強さというのでしょうか。

画家の芯の部分から発する力強いエネルギーのようなものを感じる作品群だ、とはじめに見たとき感じました。

今回紹介するのは、10月10日から約2週間開催される徳田真佐子展

丸の内の円鳥洞画廊でははじめての個展です。

円鳥洞画廊といえば、有楽町・国際フォーラムの向かいにあるオフィスビル、新東京ビルk2階の吹き抜けの壁面ギャラリーを飾る有名画廊。吹き抜けをぐるっと取り囲む絶好の展示空間を、徳田さんの絵15点が飾ります。いずれも人間が生きるということを考えさせられる重厚な作品です。これにリトグラフ8点、さらにミクストメディア3点を加えての展覧会です。

「半具象、半抽象・・・自分の中にどんな風が吹くかで、その都度作品がどちらかに揺れていく」と作家。とはいえ「白紙のまま見て欲しい」というのが作家のなによりの希望とか。是非みなさん自身の目で見て、感じて欲しい展覧会なのです。

場所は有楽町駅から国際フォーラムのコンコースを抜けて、皇居側に出た右側真向かいのビル。入口ホールの奥側、2階に広がる大きな空間です。手前左のエレベーターは2階にとまらないので、その奥の階段を登ってください。あるいは奥まで行って、右側のエレベーターだと2階に上がれるそうです。案内の看板が出るそうなので、よくご覧になってお越しくださいとのこと。

詳しくは下記まで。

悲しみを超えた存在のかたち

内在する風

失ってしまったものの中に

限界の中で生きる

空間の静寂


徳田真佐子個展~内在する風~

会期 2011年10月10日(月・祝)~22日(土) 会期中無休

時間 午前11時~午後6時(最終日は4時まで)

 会場 丸の内・円鳥洞画廊 東京都千代田区丸ノ内3-3-1 新東京ビル2階 ホームページ

 電話03-3215-5655


 


【展覧会】菅かおる展 小田急百貨店新宿店 9月14日~20日

2011年09月03日 | 展覧会情報

菅さん、といってもあの長期延命内閣の菅直人ではなく、それとは真反対に将来性もあり、夢と希望に満ちた若手日本画家・菅かおるさんの話題。

月刊美術の「展覧会情報」コーナーには、毎月掲載希望のリリースやハガキがたくさん寄せられるのですが、スペースにも限りがあるうえ、タイミングが遅かったりしてなかなか載せられないことも多々あります。中には、これは載せなきゃと思っていながら、諸々の事情で掲載が実現しないことがあるのも事実。この菅かおる展もその一つでして、ここで紹介してしまいます。

菅さんは大分生まれ、京都造形芸術大学で千住博先生に学んだまだ30歳代の日本画家。水辺や花が得意で、鮮やかな色使いの作品を発表しています。そんな菅さんの持ち味がでているのが、ハガキの写真にも載っている、水に挿した切花の絵。上下二枚組で、花を表す上の部分と水分を摂取する下の部分が別々に描かれています。大輪の鮮やかな花の根元には、栄養の源としての水が陰でささえていることを直感的にあらわしているようです。

実は日本画の若い作家、これは男性女性に限らずですが、いまいろんな才能が各方面で開花しています。院展や日展といったに所属する画家もいれば、無所属でわが道をいく画家もいますし、東京だけでなく、京都、広島、山形、金沢など全国各地に日本画の拠点があり、それぞれ才能が光を浴びようと列をなしているのです。そんな若い才能の一端を紹介できれば、と思っています。

菅かおる展
2011年9月14日(水)~20日(火)
小田急百貨店 新宿店本館10階美術画廊


ちなみに17日と18日には作家の菅さんが来場されるそうです!

+++++ 追記 +++++

今日、菅かおる展に行ってきました。

水面の波紋をモチーフにした50号の大作のほか、水辺の情景や鉢にや水差しに入った花など、とにかく水をテーマにした涼しげな作品ばかりで、体感温度もグッと下がった感じがしました。初日ということで作家の菅さんもいらっしゃいました。私のリクエストで、ブルーを基調にした水面の作品の前で写真をとっていただきました。

菅かおるさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菅さんの絵は、写真では絶対に分からないのですが、ところどころに金色や銀色が散りばめてあって、それが水面の反射やレンズ効果を表しています。そのキラキラ感が印刷でも、こうしたウェブでも伝えられないのがとても残念・・・と作家さんと同意しました。

是非会場でご覧ください。

  


月刊美術9月号 特集「賞を獲るには理由がある」今年上半期編!8月20日発売

2011年08月20日 | 管理人兼水泳部員N

月刊美術9月号が発売されました。

巻頭特集は恒例の美術賞特集をパワーアップ&リニューアルして好評を得た「賞を獲るには理由(わけ)がある」第2弾。

今回は2011年の上半期の受賞を総覧します。 話題のコンクール、公募展などで輝きを放つ注目アーティストたち、その受賞の理由へ、作品とインタビューとでググっと迫ります。

誌上ショッピング──買える!イケテル陶芸は前号で好評だった焼き物作家の新作を頒布しています。ウェブではアートショップにてお申し込みできます。 

近年、日本国内でもアジア各国でも盛り上がるアートフェアをレポート。アートOSAKAのレビュー、アート台北、 ファインアート北京を予告紹介。

ますます好調の月刊美術は書店でお買い求めください。ネット書店でも取り扱っています。

 

 


 


「ジパング展」が、関西に巡回します!

2011年08月19日 | なんでもメッセージ

月刊美術6月号で特集した「ジパング展」、いよいよ関西に巡回

会田誠、山口晃、鴻池朋子、三瀬夏之介、天明屋尚、山本太郎、池田学、束芋、町田久美……
コンテンポラリー系の人気アーティスト、勢揃い! といわんばかりの31作家が一堂に会した同展、
開催前からおおいに注目を集め、6月開催の東京展(日本橋島屋)では31500人を集客。
百貨店へのコンテンポラリーアート進出の本格化と、新時代の美術シーン到来を印象づけました。
関西在住で未見の方、必見!! ですよ。

【大阪展】
8月31日(水)~9月12日(月)
会場=大阪島屋7階グランドホール
     大阪市中央区難波5丁目1番5号
     TEL06-6631-1101

【京都展】
9月28日(水)~10月10日(月・祝)
会場=京都島屋7階グランドホール
     京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
    TEL075-221-8811

入場料は一般800円、大高生600円。大阪展は9月号で招待券プレゼント中!

ちなみに、9月3日・三瀬夏之介、4日・山本太郎、10日・棚田康司、11日・会田誠がギャラリートーク+サイン会を予定
詳細は、ジパング展公式HPをご参照ください。

そして観賞のおともにはゼヒ、月刊美術6月号を

山口晃、山本太郎、天明屋尚、棚田康司らの出品作と歴史上の傑作とに共通する美学を解き明かし、
「やまとうた」からコンテンポラリーアートまで連綿と受け継がれる日本美術の魅力を、重鎮・高階秀爾が鴻池朋子、三瀬夏之介とともに語り合い、
気鋭の批評家・小金沢智がイマドキの作家たちの感性のホンネへ迫り、
さらに、会田誠がへべれけになりながら熱く(?)「日本」を語る。

「なるほど」「こういう見方もあるか!」と、展覧会をグっと深く楽しめること請け合いです。

最寄の書店でのお申込み他、実業之日本社ホームページAMAZONなどのネット書店でも購入可能。
また、展覧会会場でも販売予定です。未見の方はぜひ手に取ってご一読ください!


美術の便利帖 Q6 リビングに絵が欲しいのですが

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q6 家を新築しました。リビングに絵が欲しいのですが、予算に限りがあります。どこで買えばいいでしょう。

A6 気軽に行けて気軽に買えるという意味では百貨店の美術画廊は最も身近。週替わりで企画展を開催しているので、いろんな作家の作品に出会えるのもメリットです。

 画廊・ギャラリーは絵画・美術品の専門店。画廊主お薦めの作品を中心に、将来が期待される新人作家の展覧会やテーマを決めたグループ展などさまざまな企画で楽しませてくれます。何度かお店を訪ねると、そこで扱う作品の傾向や作品の価格が分かります。恥ずかしがらずに予算を伝えて「こんな絵が欲しいのですが」と聞いてみるのもいいでしょう。

 最近賑わっているのはアートフェア。画廊がブース単位で出品するためたくさんの作家の作品に出会うことができます。フェアで初めて絵を買って、それが縁で画廊の顧客になる例も増えています。主なアートフェアは下記の通り。

G‐TOKYO(六本木・森アーツセンター)
http://www.gtokyo-art.com

アートフェア東京(有楽町・東京国際フォーラム)
http://www.artfairtokyo.com

アートフェア京都(ホテルモントレ京都)
http://www.artfairkyoto.com

ART OSAKA(大阪・堂島ホテル)
http://www.artosaka.jp

東美アートフェア(新橋・東京美術倶楽部)
http://www.toobi.co.jp/event/index.html

ULTRA(青山・スパイラル)
http://gemba-firm.com/001ultra/entrance.html

PLUS(新橋・東京美術倶楽部)
http://jpn.tcaf.jp/

美術の便利帖 Q5 コレクションを 売りたい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q5亡くなった祖父のコレクションを売りたいのですが・・・・・・。

A5  購入した店が分かっていれば、そこに持ち込むことをお薦めします。
 購入元が分からない場合、あるいは品数が多くてまとめて処分したい場合などは、美術品専門のオークション会社に相談するといいでしょう。オークション会社は過去の落札実績や人気度、作品の状態などを根拠に「落札予想価格」を査定します。これはあくまで予想なので、実際には予想に反して高く落札されることも、逆に低くなることもあります。

 査定に納得がいかない場合は出品をやめることも可能です。最低落札価格を設定する場合もあります。オークションは公開で行われます。落札価格から10~20%程度の出品手数料を除いた金額が後日支払われます。出品にいたるまでの対応の仕方、落札後の決済、不落札の場合の返却などは会社によって違います。電話で問い合わせると親切に対応してくれるので、とにかく聞いてみるのが得策です。

■国内美術品オークション会社

シンワオークション
〒135‐0063 東京都江東区有明3‐7‐26
有明フロンティアビルB棟4階
☎03(3520)0066

アートマスターズ
〒542‐0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋1‐15‐13

アートマスターズ心斎橋ビル
☎06(6251)5755

アイエスイーオークション
〒105‐0004 東京都港区新橋5‐14‐10
新橋スクエアビル3階
☎03(6402)5333

毎日アートオークション
〒135‐0063 東京都江東区有明3‐5‐7
TOC有明ウエストタワー5階
☎03(3527)7330

エスト・ウエストオークションズ
〒141‐0022
東京都品川区東五反田2‐5‐15
☎03(5791)3131

マレットオークション
〒135‐0016東京都江東区東陽3‐22‐6
☎03(5635)1777

オーガーオークション
〒150‐0046東京都渋谷区松濤1‐2‐6
麻生ビル1階
☎03(5428)2258

東京中央オークション
〒104‐0061東京都中央区京橋2‐8‐4‐4F
☎03(3564)3321

美術の便利帖 Q4 お宝を修復したい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
家宝の掛軸にシミが・・・・・・。これって直せるの?

A4 購入した画廊に持ち込めば、修復してくれるところを紹介してくれたり、代行してくれるでしょう。軽度のシミであれば、表具屋さんで補修してもらえます。また全体的に古ぼけてしまった掛軸も、表装し直すと驚くほど綺麗になり、絵の魅力も蘇るのでオススメです。参考のため東京と京都の表具組合を挙げておきます。

 作品の価値を保つためにも、美術品の正しい取り扱い方を知っておくといいでしょう。
 東京美術倶楽部発行のDVD「美術商に学ぶ 美術品取扱いと手入れの基礎知識」は絵画・書、茶道具、刀剣、陶磁器、漆芸品などそれぞれの美術品に応じた取り扱い方法や手入れ・保存の方法を映像で解説しています。プロのノウハウを学び、末永く大切にしてください。

■表具店

東京表具経師内装文化協会
〒102‐0083 東京都千代田区麹町3‐4
☎ 03(3261)1037
http://www.tokyo-hyougu.jp

京都表具協同組合
〒615‐0042 京都市右京区西院東中水町17 京都府中小企業会館5F
☎075(314)5700
http://www.kyo-hyougu.jp

DVD「美術商に学ぶ 美術品取扱いと手入れの基礎知識」
企画・制作:東京美術青年会/発行:東京美術倶楽部〈☎03(3432)0191〉
本編75分、用語集付き/定価:6000円(税込)

美術の便利帖 Q3 ひょっとしてお宝?

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q3 代々伝わる絵画があります。これってひょっとしてお宝? 鑑定にはいくらかかるの?

A3 テレビ番組「なんでも鑑定団」の影響もあり、最近は美術品をプロに鑑定、査定してもらうことが当たり前になってきたようです。作者名が分かっている場合は、「美術年鑑」「美術名典」などで探すと大体の見当がつきます。落款事典で作者が分かる例もあります。

 もしもそれが有名作家のものならば、「鑑定」してもらうといいでしょう。鑑定とはそれが本物か偽物かを見極めてもらうこと。現存作家であれば作家本人、物故作家であれば遺族が行うのが通例です。作家によっては鑑定業務を鑑定機関に委託している場合があります。
 次のページに主な鑑定機関を挙げます。ちなみに東京美術倶楽部では鑑定料3万円、鑑
定証書3万円で発行(例外あり)。

 本物だった場合、作品の価値・価格が気になるでしょう。値段を見積もることを「査定」といいます。絵の値段は一定ではなく、時代ともに変動していきますが、プロの美術商に相談すると大体の市場価格を教えてくれるはず。一般的にはその作家の作品を多く扱っている画廊に相談するのが最も信頼度が高いといえます。また過去のオークションの落札結果から類推することも可能です。月刊美術が毎号掲載している「オークション情報」を参考にしてください。

■鑑定機関

○東京美術倶楽部鑑定委員会
〒105‐0004東京都港区新橋6‐19‐15 ☎03(3432)0191

[日本画]
池上秀畝/伊東深水/今村紫紅/上村松園/上村松篁/大橋翆石/大山忠作/小川芋銭/奥村土牛/小茂田青樹/片岡球子/金島桂華/鏑木清方/川合玉堂/川端龍子/川村曼舟/吉川霊華/小杉放菴/小林古径/榊原紫峰/下村観山/杉山寧/山辰雄/竹内栖鳳/竹久夢二/土田麦僊/寺崎廣業/富田溪仙/橋本関雪/橋本雅邦/菱田春草/平山郁夫/福田平八郎/前田青邨/森田恒友/山口華楊/山口蓬春

[洋画]
靉光/青木繁/朝井閑右衛門/浅井忠/有島生馬/糸園和三郎/今西中通/上野山清貢/梅原龍三郎/瑛九/海老原喜之助/岡鹿之助/岡田三郎助/金山康喜/彼末宏/鴨居玲/木村荘八/国吉康雄/熊谷守一/黒田清輝/小絲源太郎/古賀春江/児玉幸雄/小林萬吾/小林和作/小山敬三/斎藤与里/佐伯祐三/佐分真/清水登之/白滝幾之助/鈴木信太郎/須田国太郎/関根正二/田村孝之介/鳥海青児/椿貞雄/寺内萬治郎/中川一政/中谷泰/中畑艸人/中村彝/鍋井克之/西村龍介/野田英夫/野間仁根/長谷川利行/林武/福井良之助/藤島武二/藤田嗣治/前田寛治/牧野虎雄/松本竣介/三岸好太郎/三岸節子/満谷国四郎/南薫造/宮本三郎/村山槐多/森芳雄/安井曽太郎/山口薫/山下新太郎/山本鼎/萬鉄五郎/和田英作

○日動美術財団系の鑑定機関
〒104‐0061東京都中央区銀座5‐3‐16 日動画廊内各鑑定委員会事務局 ☎03(3571)2553

岸田劉生/中川一政/梅原龍三郎/安井曽太郎/三岸節子/朝井閑右衛門/岡田三郎助/金山平三/鴨居玲/木村忠太/小山敬三/鳥海青児/林武/藤島武二/宮本三郎/野間仁根/児玉幸雄/脇田和

○日本洋画商協同組合系の鑑定機関
〒104‐0061東京都中央区銀座6‐3‐2 ギャラリーセンタービル6階 ☎03(3571)3402

[対象作家]
靉光/青山熊冶/猪熊弦一郎/海老原喜之助/刑部人/小野末/小山田二郎/北川民次/木村荘八/斎藤義重/斎藤真一/里見勝蔵/白髪一雄/曽宮一念/高田誠/高畠達四郎/田辺三重松/鶴岡政男/難波田龍起/原精一/福沢一郎/藤田嗣冶/三木富雄/吉原治良/萬鉄五郎

[2010年9月に追加された作家]
糸園和三郎/伊原宇三郎/今西中通/岡鹿之助/荻太郎/川口軌外/河野通勢/古茂田守介/佐伯祐三/佐野繁次郎/清水登之/菅井汲/菅野圭介/高島野十郎/高松次郎/椿貞雄/中村直人/野田英夫/長谷川潾二郎/原勝四郎/平野遼/山本鼎/山本彪一/山下大五郎

[明治・大正期美術の作家]
青木繁/浅井忠/鹿子木孟郎/川村清雄/久米桂一郎/黒田清輝/五姓田芳柳/二世芳柳/五姓田義松/小山正太郎/高橋由一/原撫松/原田直次郎/満谷国四郎/山本芳翠/和田英作/中村不折/和田三造

美術の便利帖 Q2 自分の実力を知りたい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q2 だいぶ上達してきました。そろそろ自分の実力を知りたい。

A2 まずは各都道府県で開催されている美術展、いわゆる﹁県展﹂に出品して、入選を目指すのが王道です。県の文化課や会場となる公立施設(県立美術館など)が窓口になっています。

 一方、日展、二科展などの美術団体によるいわゆる公募展に出品すると全国規模で自分の実力をはかることができます。大きな公募団体は東京に本部、地方に支部をもっていることが多いので、ホームページなどで調べてみると意外と身近に支部があるかもしれません。公募展の最大のメリットは入選すると、東京都美術館や国立新美術館などの大規模美術館で自作が展示されることです。是非チャレンジしてみてください。

 コンクールは企業や自治体が美術振興を目的に毎年あるいは何年かごとに開催するもので、グランプリ・金賞・優秀賞などには賞金が与えられます。一攫千金を夢見る人もいるでしょう。ただしジャンルや年齢などさまざまな制限があるので、よく確認してから応募する必要があります。

 次には、主な公募団体とユニークなテーマで作品を募るコンクールを掲載。現在はホームページが充実していて応募要項などほとんどの情報が閲覧でき、メールなどでの問い合わせも可能です。懸賞雑誌で調べてもいいでしょう。

■主要公募団体

○総合美術展
日展 http://www.nitten.or.jp
※日本画・洋画・工芸・彫刻・書の総合美術展事務局は下記の日展会館内にあります
東京都台東区上野桜木2‐4‐1 ☎03(3821)0453

○日本画
日本美術院(院展)…http://nihonbijutsuin.or.jp
※コンテンツ「よくあるQ&A」では日本画を志す人の素朴な疑問に松尾敏男理事長が体験を交えて答えています。
創画会 http://www.sogakai.or.jp

○洋画
一水会 http://www.issuikai.org
一線美術会 http://www9.wind.ne.jp/issen/
一陽会 http://www2.ucatv.ne.jp/~itiyokai.snow/
旺玄会 http://www.ohgenkai.org
現代童画会 http://www.gendoh.jp
現代美術家協会 http://www.art-genten.com
行動美術協会 http://www.kodo-bijutsu.jp
光風会 http://www.h4.dion.ne.jp/~koufukai/
光陽会 http://www.ne.jp/asahi/kouyouten/50th/
国画会 http://www.kokuten.com
國際美術協会 http://www.npokokubi.org
三軌会 http://www.b-sankikai.jp
示現会 http://shigenkai.jp
自由美術協会 http://www.jb.vis.ne.jp
朱葉会 http://www.shuyoukai.com
春陽会 http://www.shunyo-kai.or.jp
女流画家協会 http://www.joryugakakyokai.com
写実画壇 http://www.shajitsugadan.com
新槐樹社 http://www.shinkaijusha.jp
新構造社 http://www1.ttcn.ne.jp/~sinkouzou/
新制作協会 http://www.shinseisaku.jp
創造美術会 http://www.souzouten.org
蒼騎会 http://www.sokikai.com
双樹会 http://www.soujukai.com
太平洋美術会 http://www.taiheiyobijutu.or.jp
大調和会 http://members3.jcom.home.ne.jp/daichowa/top.html
第一美術協会 http://www.geocities.jp/daiichibijyutu/
東光会 http://tokokai.com
独立美術協会 http://www.dokuritsuten.com
二科会 http://www.nika.or.jp
二紀会 http://www5a.biglobe.ne.jp/~niki-kai/
二元会 http://www.all-japan-arts.com/nigen/nigen-index.html
日本水彩画会 http://www.nihonsuisai.or.jp
日本版画院 http://www.nipponhangain.com
日本版画協会 http://www.hangakyoukai.com
日洋会 http://www.nichiyoukai.com
白日会 http://www.interq.or.jp/manager/hakujitu/
モダンアート協会…http://www21.ocn.ne.jp/~maa/
立軌会 http://www.ryukikai.com

■テーマで応募できるコンクール

日本の自然を描く展
http://www.ueno-mori.org/shizen/23/index.html

川の絵画大賞展
http://www.kakowell.jp/12annai.htm

北の大地ビエンナーレ全国絵画公募展
http://www.vill.nakasatsunai.hokkaido.jp/page_1932.html

松本市美術館70歳以上公募展 老いるほど若くなる
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-event.htm