月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

アートフェア東京2011延期と各出展画廊の企画変更について

2011年03月25日 | なんでもメッセージ
 東京・有楽町の東京国際フォーラムを会場に、4月1日~3日の日程で開催される予定だった「アートフェア東京」が延期と発表されました。この度の東北地方太平洋沖地震の避難者受入施設として、会場が利用されるための措置です。

 月刊美術4月号では、「巻末特集 アートフェア東京2011 アーティストファイル」のタイトルで、14の個展、グループ展を紹介しましたが、延期に伴って各ギャラリーが企画の変更や別会場での開催を発表しています。ここでは、紹介作家の展覧会を順次紹介していきます。

ギャラリー銀座アルトンは、アートフェア会場で卯野和弘展を予定していました。これにかわって、銀座の画廊スペースで「アルトンフェア」を開催することを決定。会期は4月1日(金)~5日(火)。通常の個展では出品されない水彩画やデッサン等、特別な作品を特別な価格で紹介します。売上は今回被災された方へ日本赤十字社を通じてお届けするとのこと。是非多くの方に見てほしい展覧会です。
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銀座・泰明画廊は予定していた田村香織展を、会場を銀座の画廊に移して4月1日~8日の日程で開催。
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京橋・四季彩舎が予定していた金丸悠児展は、アートフェア東京の会場で発表する方針に変更はないとのこと。延期開催が待たれます。
これとは別に関連企画の作品展とアーティスト・トークは予定通り下記の日程で開催。ふるってご参加ください。
「ヌガ meets 金丸悠児」 4月22日(金)~5月31日(火)、ビストロ・ヌガ(東京都中央区銀座6-12-2 TEL.03-6254-5105)にて。アーティストトークは4月23日(土)、午後2時~。
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これから続々情報をアップしていきます。お見逃しなく。

月刊美術4月号発売されました

2011年03月22日 | 管理人兼水泳部員N
このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

月刊美術4月号発売されました。
巻頭特集は、”洋画家、「絆」の一点~画家と画廊のものがたり”
どんな時代でも困難をのりこえて制作に邁進してきたベテラン作家たちと、それを支えた画廊。彼らにとって特に思い出深い作品一点を紹介します。美術の枠を超えて、人と人との繋がりの素晴らしさを気付かせてくれます。
奥谷博「ベランダの花」、中村清治「黄布の前の婦人」、野田弘志「やませみ」、絹谷幸二「緑にしみる悲しみ」、佐野ぬい「午後のシティ・タイム」ほか。

今回は巻末特集も充実。”アートフェァ東京2011 アーティストファイル”として、13人の作家とグループ展1つを紹介。春の風物詩となったアートフェア東京を一層楽しめる内容です。

日野原重明の「アートで生き生き」は特別編。
特別展「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」を、ドクター日野原が平山美知子(故平山郁夫夫人)さんとともに訪ねます。

「アトリエビュー」には、100メートルの水墨画で有名な王子江さんが登場。そのダイナミックな画業の一端がうかがえます。

「月刊美術劇場」のコーナーは、「イッセー尾形の名画百面相」にゴッホの"耳を切った自画像"、「The 蒐集」に宮崎次郎の"短波ラジオ"

このほか展覧会プレビューももりだくさん。詳しくはホームページ http://www.gekkanbijutsu.co.jp/でご確認ください。

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月刊 美術 2011年 04月号