月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

千葉三越の江屹展

2010年06月22日 | なんでもメッセージ
千葉三越の美術画廊ではじまった江屹さんの展覧会に行ってきました。

もともと岩彩を主体にしながら墨なども使ったミクストメディアで花や静物を描く画家なのですが、今回はこれまでになかった中国の少数民族の女の子の作品がとっても良かったですね。4~5点あったこうした人物画のなかでも、入口から見える位置に展示されてた、写真のターバンの女の子の絵が、生地の質感といい表情のリアルさといい、魅力的でした。
ちなみに写真左端に写り込んでいるのは、ずっと江さんの展覧会をプロデュースされている千葉・アートサロンの田中さんです。

6時半くらいに到着したら、すでに作家は多忙のため帰ってしまったとのこと。残念。電話したら、すでに用事は済まされたとのこと。すぐに会おうということになり、千葉駅からそう遠くないご自宅に移動してようやく再会が果たせました。

東京画派の代表として、また東方芸術院の主宰として多忙ななか、最近は中国語でのブログも始めたそうで、自身の活動だけでなく日本のアートシーンについて解説したりしています。私も覗いて見ましたが、中国本土からコメントが沢山寄せられていていて、盛り上がってます。

江屹的芸術空間 http://blog.163.com/jiangyi_jp/


中国語が分からなくても、漢字の意味とニュアンスだけでもなんとなく読み取れるので、是非見てください。

江屹展
6月22日(火)~28日(月)
千葉三越・7階特選画廊
 


月刊美術 7月号発売!

2010年06月20日 | 管理人兼水泳部員N
月刊美術の最新号、7月号が発売されました。
巻頭特集は「完売作家2010」。今年G-TOKYO、Mancy's Tokyo Art Night、ULTRA、TCAF、アートフェア東京と、去年の秋から東京ではアートフェアが目白押し。
さらに5月には「アートフェア京都」「超京都」という二つのフェアが京都に誕生。ますます日本のアートを元気にしてくれた。

そこで今回は、こうしたフェアを中心に、「完売作家」を大特集。売れ行きの良かったアーティストの作品を大きくクローズアップしています。掲載作家はこちら。

高松和樹/柿沼宏樹/ 小池一馬/ 松下達也/ 池永康晟/ 塩崎顕/ 川内真梨子/ 秋山泉/ 小沢さかえ/ 興梠優護/ 金巻芳俊/ 東園基昭/ 北川宏人/ ライアン・ガンダー/ 唐仁原希/ 平林貴宏/ 大畑伸太郎/ カンノサカン/ ZAnPon/ 金子奈央/ 喜多祥泰/ 狩野宏明/ 山梨備広/ 宇野和宏/ 陶山充
詳しくは是非、本を読んでください。

第二特集は「涼を呼ぶアート」。滝や清流などマイナスイオンを感じさせたり、朝顔や木陰など少しだけヒンヤリ感をもたらす日本画25選を誌上頒布。こちらは紙面だけでなく、アートショップでもお買い求めいただけます。
http://www.gekkanbijutsu.co.jp/shop/01023601.htm

人気連載「本江邦夫の今日は、ホンネで」には会田誠さんが登場。二人の微妙な距離感の対話は、これまでにないアート談義となっています。

全国書店にて絶賛発売中です。

月刊 美術 2010年 07月号