月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

ストーリーテラーズ展 横浜に巡回

2010年10月27日 | 管理人兼水泳部員N
東京・日本橋高島屋のストーリーテラーズ展は好評のうちに無事終了しました。

今日から横浜高島屋で巡回展示しています。お近くの方、東京展を見逃した方は是非、お出かけください。


横浜高島屋
ストーリーテラーズ ─ 小説と絵画 ─ 展
期間:10月27日(水)~11月2日(火)
場所:7階 美術画廊

イッセー尾形さんと小杉小二郎さんによるギャラリ-トーク

2010年10月22日 | 管理人兼水泳部員N
33人の美術家が小説をテーマとした作品を発表する「ストーリーテラーズ―小説と絵画―展」がいよいよスタートしました。

初日(20日)にはイッセー尾形さんと小杉小二郎さんのトークショーが行われ、会場は熱気の渦に。

そして、6時からのレセプションにはほどんどの出品作家が顔を揃え、篠田節子氏、盛田隆二氏、堀江敏幸氏といった原作者と画家が対話するシーンも目にすることができました。

東京会場は26日まで。24日の日曜日午後2時から角田光代さんと小林裕児さんのギャラリートークも開催。

27日(水)~11月2日(火)は横浜島屋へ。12月1日(水)~7日(火)はジェイアール名古屋タカシマヤへ巡回します。ぜひ、ご来場ください!    




ストーリーテラーズ展 開幕しました

2010年10月20日 | 管理人兼水泳部員N
展覧会「ストーリーテラーズ~小説と絵画~」が始まりました。
会場は日本橋高島屋の6階美術画廊。今日20日(水)から26日(火)まで。

人気画家34人が、小説や物語をテーマに新作を描きおろしています。
作中ヒロインを描いた人物像あり、物語の1シーンを切り取って画家が独自に展開した絵画世界あり、必見の展覧会です。ラインナップは以下の通り。

イッセー尾形 書き下ろし短編小説「ここからここへ」(月刊美術11月号掲載) × 小杉小二郎

赤木範陸
京極夏彦『姑獲鳥の夏』講談社
有賀和郎杉本真維子(詩)『袖口の動物』思潮社
石黒賢一郎小川一水『煙突の上にハイヒール』 「おれたちのピュグマリオン」光文社
石山かずひこ吉田一穂『吉田一穂詩集』 より「母」岩波書店
歌川国政宮部みゆき『あやし』 より「時雨鬼」角川書店
榎俊幸村上春樹『東京奇譚集』 新潮社
大谷郁代恩田陸『三月は深き紅の淵を』 講談社
奥秋由美恩田陸『いのちのパレード』 実業之日本社
勝国彰桂米朝『桂米朝コレクション〈5〉怪異霊験』 より「景清」(かげきよ)筑摩書房
瓜南直子盛田隆二『ストリートチルドレン』 光文社
鴨下葉子五木寛之『スペインの墓標』 実業之日本社
河村純一郎重松清『その日のまえに』 文芸春秋社
國司華子小川洋子『ブラフマンの埋葬』 講談社
小林裕児角田光代『八日目の蝉』 中央公論社
佐久間奏多島田雅彦『そして、アンジュは眠りにつく』 新潮社
佐々木豊小池真理子『恋』 新潮社
谷川泰宏柳広司『パルテノン』 実業之日本社
中堀慎治原田マハ『星がひとつほしいとの祈り』 実業之日本社
林哲夫堀江敏幸『おぱらばん』 新潮社
伴清一郎花村萬月『百万遍 古都恋情』 新潮社
開光市伊坂幸太郎『砂漠』 実業之日本社
平澤重信朱川湊人『かたみ歌』 新潮社
藤沢彦二郎山本幸久『ある日、アヒルバス』 実業之日本社
舟山一男西川美和『ゆれる』 ポプラ社
古吉弘柄刀一『時を巡る肖像』 実業之日本社
前田昌良小川洋子『夜明けの縁をさ迷う人々』 角川書店
三浦明範白石一文『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』 講談社
ミズテツオ岩井志麻子『チャイコイ』 中央公論社
村岡貴美男安部公房『無関係な死・時の崖』 より「人魚伝」新潮社
室越健美内田康夫『砂冥宮』 実業之日本社
山本靖久篠田節子『ゴサインタン』 文芸春秋社
横江逸美宮下奈都『よろこびの歌』 実業之日本社
吉岡正人宮部みゆき『人質カノン』 より「生者の特権」文芸春秋



写真は石黒賢一郎さん(10月号「凄腕写実」特集でも紹介の実力画家)が、小川一水『煙突の上にハイヒール』「おれたちのピュグマリオン」をテーマに描いた作品「―MINA―」。
下の写真はマリオネット作家の佐久間奏多さん写真はシラノ.ド.ベルジュラックのシラノ。



今日20日(水)の午後4時30分~、俳優で作家のイッセー尾形さんと洋画家の小杉小二郎さんによるギャラリートークがあります。
また24日(日)午後2時~、直木賞作家の角田光代さんと画家の小林裕児さんによるギャラリートークも予定しています。

横浜と名古屋にも巡回します。是非ご覧ください。
東京展=2010年10月20日(水)→10月26日(火)高島屋東京店6階美術画廊
横浜展=2010年10月27日(水)→11月2日(火) 高島屋横浜店7階美術画廊
名古屋展=2010年12月1日(水)→12月7日(火)JR名古屋高島屋10階美術画廊

イッセー尾形さんと小杉小二郎さんが対談します

2010年10月19日 | 管理人兼水泳部員N
明日10月20日(水)から展覧会「ストーリーテラーズ~小説と絵画~」が始まります。

初日の明日16:30から、会場となる日本橋高島屋6階美術画廊で俳優・イッセー尾形さんと小杉小二郎さんの対談があります。

イッセーさんが小杉小二郎さんの絵を気に行って短編小説を書き、その事を小杉さんが知って、絵を描き下ろして下さいました。

もちろん作品も会場に展示されます。お見逃しなく。


ホキ美術館の内覧会

2010年10月19日 | 管理人兼水泳部員N
10月号でも特集した写実の殿堂・ホキ美術館の内覧会に行ってきました。
正式オープンは11月3日(文化の日)なのですが、ひとあし早くマスコミ向けに公開してくださいました。

場所は千葉市緑区あすみヶ丘。といっても新しい街なので、ピンと来ないかもしれません。広大な「昭和の森」のすぐ隣に拓けた閑静な住宅地で、ドラッグストアやツタヤなどの郊外型店舗が進出してきている新しい街区です。この日は東京駅からバスで高速道路にのって首都高、東関道、京葉道路、千葉東金道路を乗り継いで野呂というインターで降りました。ここまでが約1時間。そこから一般道で10分程度。電車だとJR外房線土気(とけ)駅からバスで5分くらいなので、アクセスは決して悪くありません。

さて内覧会ということで、館長から写実作品への熱い思いが美術館の実現に至ったという話があったり、収蔵作家を代表して野田弘志、森本草介、諏訪敦の三人の先生が来場されて作品についての質問に答えてくださったり、建築を手がけた日建設計の担当者の方から説明があったりしたあと、いよいよ展示室へ。

まずその空間の美しさに参ってしまいました。四角くて天井が高くて白い壁に囲まれているのが、これまでの美術館の内部なのですが、そういった美術館の概念が覆されそうでした。
まず壁がなだらかなカーブを描いています。しかもそれが長い。子どもが二人いたら、確実に競走を始めたくなるくらい。

その中に写実の殿堂の名に相応しい、名品の数々が展示されていました。
作品については月刊美術10月号をご覧頂くとして、とにかく一点一点精魂込めて描かれた作品に対して、同じくらいの繊細さと緻密さで展示空間を作り上げたというべきでしょう。ライトはすべてLEDを使用。しかも一つの作品に小品でも20個、大作だと50個以上のライトを当てることで最高のコンディションで見ることが出来るようになっています。



ちょうど来場者が別室に集まっていたので、その隙にほぼ無人状態で撮影した写真が上です。下は島村信之さんのコーナー。



最後の写真は建物の裏側に回ってみたところです。なんと外からも少しだけ作品が見られるんですね。近隣の方たちからすれば、ちょっとした特典かもしれませんね。

さて、この美術館の圧巻は「私の代表作」という特別室。ここはライトも暗くしてあって、特別な展示がほどこされています。画家たちが描きおろした大作がズラリ。これを見るだけでも入場料を払う価値が充分にあります。

ちなみに館内レストランの「はなう」のデザートを頂いたのですが、これがおいしかった。季節の果物を使ったムース、ケーキ、ババロアなど。これだけ人がたくさん居れば甘いものがダメっていう人もいるはずなんですが、おいしいからみんなきれいに食べてました。

開館する11月3日は、きっと大勢が詰め掛けるでしょうね。
これまでにいろいろ行った美術館のなかでも、トップクラスの快適な空間ですから、来場者はきっと一度なかに入ったら、なかなか出てこないんじゃないでしょうか。一日かけてじっくりご覧になるといいと思います。

ホキ美術館(2010年11月3日開館)
〒267-0067 千葉県千葉市緑区あすみが丘東3-15
月・水・木・土 /10:00~18:00 金/10:00~19:00 日・祝/10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
※レストランは11:00~15:00/17:00~21:00 ラストオーダーは20:30まで
休館日:火曜日(ただし火曜日が祝日の場合、開館。翌日休館。2011年5月3日(火・祝)は開館。5月2日(月)は休館。)
※年末年始、夏季休館日 展示替えのため5月末と11月末に休館
入場料:大人/1500円 高・大学生・65歳以上 /1000円 中学生以下/無料
※一般 5枚つづり券  6000円
駐車場:普通乗用車 40台




e-honでも売り切れました

2010年10月06日 | 管理人兼水泳部員N
月刊美術の10月号が、オンライン書店のe-honでも売り切れました。

残された購入方法は、発売元の実業之日本社への直接注文となります。
下記をクリックして、トップに出てくる10月号のアイコンをクリックしてお申し込みください。
実業之日本社 月刊美術10月号ページ
https://www.j-n.co.jp/cgi-bin/product_detail.cgi?code=03645-1000-10


発売から2週間あまりで、多くの方に購入いただきました。みなさんありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。


月刊美術10月号アマゾンで売り切れ!

2010年10月01日 | 管理人兼水泳部員N
月刊美術の10月号「凄腕写実」特集号が全国の書店で売り切れ続出です。
あのアマゾンでも現在、取り扱いができなくなってしまいました。
そこで、あと二つのオンライン書店をご紹介しておきますので、入手困難な場合はこちらからどうぞ。

オンライン書店bk1(ビーケーワン)
http://www.bk1.jp/product/03326696


全国書店ネットワーク e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/DetailZasshi?refShinCode=0900000004910036451003&Action_id=101&Sza_id=C0