オキナグサ(翁草)はキンポウゲ科の薬用植物,有毒植物です.本州から九州に分布し,日当たりのよい低地の草原に自生する多年生草本です.学名はPulsatilla cernua(Thunb.)Bercht. et C.Preslで,pulsatillaが打つ,鳴るの意味,cernua(点頭した,前かがみの)で,花が前かがみに咲き,花形を鐘に喩えた植物の意.花期は4-5月.
オオボウシバナ(大帽子花)ツユクサ科の植物です.ツユクサの変種で,栽培され青色染料に利用される一日花です.学名はCommelina communis L. var.hortensis Makinoで,CommelinaがCommelin氏,communis(普通の),hortensis(園芸種の)の意味から,園芸種で,普通何処にでもあり,Commelinに因む植物の意.和名は大きな帽子のような花のこと.花期は7-8月.
オグルマ(小車)はキク科の薬用植物で,北海道から九州,中国,朝鮮半島に分布し,田の畔や川岸などの湿地に自生する多年生草本です.学名はInula britannica L. subsp.japonica(Thunb.)Kitam.で,inulaが古代の植物名,britannica(イギリスの),japonica(日本の)の意味から,日本の,イギリスに因み,古代の植物名の植物の意.和名は花形を車に見立てた.花期は7-10月.