ギコバンスタッフブログ

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仮の土地で資金計画を

2022-09-18 08:43:54 | 伊藤美和子ブログ
仮の土地(候補地)、現地で待ち合わせお打合せをしてきました。

家を建てるのは来年というご予定です。
完成見学会に2度参加、構造見学もしていただき、モデルハウスで家づくりのお勉強も経験していただきました。
無理なく家づくりのステップを踏んでいらっしゃいます。

建設地についてもご相談は受けていました。
土地決めは難しいですね、本当にここに決めていいものか…、
一生がかかっていますから、悩むのは当然です。
私たちがアドバイスできることは、土地の価格もありますが(土地の価格についての記事はまたの機会に書きたいと思います)、
見落としがちな、他にどんな費用がかかるか、見定めること。
立地条件を読み解くことです。
例えば、水道の引き込みはどうか、外構費用がどの位かかりそうか、隣地や道路との高低差があれば土留め工事にお金がかかるかもしれません。




土地の見極めもよくわからないから一度、候補地をみてほしいということでした。何度かお会いした方には決定に至らないかもしれないことをわかった上でお受けします。
あくまでも候補地です。
公図やグーグルマップで現地は想像することができたので、頼まれてもいないラフプランを用意していました。現地に行って初めてわかる情報もあるものです。地形、交通量、車の出入りのこと、近隣の家との関係。

ラフプランを見ながらお日様の当たる範囲、周りの環境、どこが一番気持ちがいい場所か…、説明しました。仮の土地であっても肝心な押さえ処は伝えます。

次回お会いする際には、仮の土地+仮の建物+仮の諸費用で全体資金計画を立てます。
今回の仮の土地が見送りになったとしても、新しく候補に上がった土地に置き換えれば済む話。プランもこれが目安になるはず。
外構費用はなるほどこの位なのか…と見当が付きます。
このように段階を踏んでいければ安心です。




ただ今回のように土地をじっくり検討できるケースは現在は稀になりました。
競争が激しい地域ではどうしようか悩んでいる内に誰かに取られてしまいます。
誰かじゃなくて業者だともっと速攻で決められてしまいます。
最近は特に、情報が出てすぐに問い合わせてもアウト!(先客あり)が珍しくありません。
個人も業者もみなさん必死なんだと思います。
信頼できる住宅会社や工務店を決めて、腹を割って相談することが秘訣なのかな…どうかな。
理想の土地に巡り合うのはとっても難しいです。
だからといって諦めないでいただきたい。
だって電気代がもっと上がるんです。
建売住宅や中古住宅で妥協した結果、住んでからお金が想像以上にかかることになり、後悔することは避けていただきたいと願うのでした。


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