ギコバンスタッフブログ

伊藤工設計スタッフのブログ、日々の様子やプライベートもお届け

現場進捗

2022-10-17 10:44:51 | 荒川香奈ブログ

「愛子の家」

サッシの取付が完了し、外壁の防水シートの施工が完了しました





中間検査の前に社内での金物チェックをすませ

あとは外部機関の検査を受けるのを待ちます



中間検査が終われば電気配線や断熱工事に進むことができます

愛子での構造見学(詳細はこちら)では

今週末は断熱材が入る前の躯体の状態を

来週末は断熱工事が終わった後の状態を

それぞれ確認することができるタイミングになりそうです


「村田の家」

先週の建て方工事から進んで屋根の形までできています

こちらは平屋ですが広々としたお家で屋根が大きい!



切妻屋根で、四角形のシンプルな形のおうちです

家の形はシンプルであればあるほどその後のメンテナンスもしやすいと思います

こちらも週末に中間検査を控えていて髙橋棟梁が耐力壁の取付の最中です



最近は秋晴れの日が多く、どちらも順調に工程が進んでいます

現場から荒川でした










愛子の家 木工事

2022-10-07 09:36:12 | 荒川香奈ブログ
荒川です

愛子の家の現場では先週の建て方を終え、サッシが納品されました

藤澤大工さんがサッシの取付けを進めています

2階の様子


1階の様子


柱や梁にはられているのは「優良みやぎ材」であることを示すシールです

一定の数量をクリアすると県から補助金がもらえます

まだ外部の合板が貼られただけで部屋の感じはまだわかりづらいですが

東西に長い間取りで1階はこの段階でもとても広く感じます


屋根の上では瓦屋さんがお仕事中です


丁度、下屋の作業中でした


2階の瓦は葺きおわり。いつものスマート・銀鱗色の屋根です。


作業は順調で、今週中には屋根・サッシの取付が終わりそうです


来週の頭には村田の家の建て方がありますが、そちらも天気に恵まれることを祈るばかりです




長期優良住宅の法改正

2022-09-20 09:43:02 | 荒川香奈ブログ
こんにちは、荒川です。

普段は申請業務についてブログで触れることは少ないですが

今日は長期優良住宅について少しお話したいと思います。

というのも10月1日に長期優良住宅の改正が予定されています。

前回までの内容を含めて法改正スケジュールをまとめると以下のようになります。

今回は①②③の内容が主な変更点です。

法改正スケジュール


① 木造住宅の重量化など、現在の住宅の実情に合わせた基準への見直しが検討されています。断熱材や太陽光パネル、住宅設備などの充実にともなって住宅がどんどん重くなっています。現在の建築基準法や耐震等級を取得するための計算では足りないのでは?という議論が有識者の中であがっているようです。

今回はこれまで耐震等級2等級以上で認定がとれていたものを3等級への引き上げというかたちで変更が行われました。耐震等級3まで取れていれば一定の安全性を確保できていると判断されたためです。

しかし、今後はさらに基準が厳しくなっていくと思います。構造計算が必須になると、認定を取得するまでにこれまでより審査に時間を要する、手数料が大幅に値上げされるのではないかと個人的には予想しています。耐震性がよくなるのはもちろんお客様にとってはいいことですが、長期優良住宅へのハードルが少しあがりそうです。


<耐震等級を定めるひとつの指標>
建築基準法で必要な耐力壁の量を満たす→ 耐震等級 1等級
              ×1.25倍→ 耐震等級 2等級
              ×1.50倍→ 耐震等級 3等級

②断熱性能(断熱等級)について

これまでそもそも断熱性をあらわす等級は等級4までしかありませんでしたが、近年の断熱性能の向上にあわせて4より上位の等級が追加され、等級5・6・7が追加されました。長期優良住宅では10/1~は等級4から等級5以上を満たすことにこちらも基準が厳しくなりました。



宮城県内ではそれぞれ、栗原市が3地域、仙台市・多賀城市・山元町が5地域、それ以外の市町村は4地域に該当するので以下の数値を満たす必要があります。

伊藤工設計ではこのUA値を「0.40」基準(プランによります)としていますので、長期優良住宅をとるためだけに特にグレードアップする必要はありません。

③さらに、これまで求められていなかったエネルギー消費量の等級(断熱性能と設備機器を評価、どれだけエネルギーが削減されているか)も求められるようになります。

(太陽光発電の発電量を含まない計算で)基準となる数値から20%以上 消費エネルギー量を削減することが要件となりました。



これまで約1か月程かかっていた認定ですが、審査項目が増えるため認定取得までにもうすこし時間がかかるようになると言われています。

着工までに間に合わせるためにはプラン・設備の決定の時期について気を遣わなければいけません。また、給湯器・エアコン・水栓・照明なども審査項目に加わってくるため、これらの設備をきめていただくタイミングにも少し影響がでてきそうです。

以上、3つの法改正が10月1日から始まります。

2025年度からは一般的な住宅でも断熱等級4への適合が義務化されることがほぼ決まっています。長期優良住宅では、税制などのメリットを得られる分、その一歩先をいく取り組みを求められていることになったわけですね。

今後もいろいろなもの・サービスの値上げが続く中で、いかに家で使用する電力を節約できるかはこれまでよりももっと関心の高いものになってきそうです。これまで省エネに関心のなかったも、(光熱費+ローンと考えて…)住宅にかかる月々の支払いを抑えたいということであれば省エネ住宅を考えざるを得ないのではないかと思います。



上のイメージは大げさかもしれませんが…

住宅ローンの支払いばかりに気をとられがちですが、それと同時に一緒に光熱費を考えませんか?と弊社ではお伝えすることが多いです。弊社ではエネルギーパスという資料で「家の燃費」を計算しています。ぜひ一度 その差額を確認して頂きたいです。

でも実は…何といっても温かい家で過ごすいちばんのメリットは、体に優しくに過ごせるということのような気がします。風邪をひきづらくなったり、家族が健康に過ごせるというのがいちばんのメリットなのではないかと感じています。


気密測定

2022-06-06 10:12:13 | 荒川香奈ブログ
今回の利府の家の現場では
中間時と完成時の2回の「気密測定」を行います。

先週の6月2日(木)が断熱施工後の中間時の気密測定でした。

断熱工事が終了して、気密シートを施工したタイミングで行います。

午後からはヒョウが降るほどの暴風雨だったので
午前中にタイミングよく測定できました。



C値はそれぞれで

#利府の家N で 0.3


#利府の家S で 0.2


という結果でした。

C値1.0以下と言われていますが

基礎断熱で高気密住宅を名乗るのであれば最低でも0.5を下回りたいところです。

吸気口やレンジフードなどの計画換気になる部分は測定時はテープで塞いで
あくまで意図しないスキマがどれだけあるのかを測っています。





気密測定はお住まいになる状態の完成時の数値が基準となるので
次回の完成時の気密測定も同じような数字がでるように引き続き工事を進めていきます。

まだ報告書は届いていませんが速報として荒川のレポートでした。





芝生とお庭

2022-04-16 16:30:34 | 荒川香奈ブログ
こんにちは、荒川です

毎年3~5月にかけては芝生の植え付けに最適な季節

お引渡しから4年を迎えたお庭にも芝生の植え付けをさせてもらいました





芝生を施工してから2週間ほど経ってだんだんと緑に色づいてきました

14帖ほどの南庭にはウッドデッキ、目隠しも兼ねた植栽スペースもあって

目で楽しいお庭になってきたように思います

あえて芝生を貼らない部分を残したのはご近所さんとのバーベキュースペースのためだそう

お庭で過ごす時間を満喫してほしいなと思います



昨年の11月に植えた芝桜の間からは施主様が仕込んでいた

球根が花を咲かせていました!



5月頃になると芝桜とハナミズキも見頃になってますますにぎやかなお庭になりそうです

まちを散歩していると全部コンクリートで固めてしまうお家もみかけますが

お家やお庭、無理はしない程度に手をかけて

愛着をもって楽しんでもらえたらいいなと思っています