ギコバンスタッフブログ

伊藤工設計スタッフのブログ、日々の様子やプライベートもお届け

高野原の現場

2020-11-28 15:43:29 | 現場進捗
青葉区高野原の現場では
基礎工事が終わり
設備屋さんの配管も終わりました。

今日は大工さんと土台の墨出しを
行いました。


基礎幅もチェックして150㎜ OK
アンカーボルトの位置も真ん中でOK



床下に水とお湯の配管を
通しますが、
水色が給水・ピンク色が給湯で色分けされているので
わかり易いです。

来週から土台を敷いて足場を掛けます。
再来週にはいよいよ建て方です。


第22回みやぎ木造住宅コンクール 石巻の家 現地審査

2020-11-28 08:47:44 | 伊藤美和子ブログ
第22回みやぎ木造住宅コンクールに1月竣工「石巻の家」を応募していました。
書類審査が通り昨日は現地審査でした。



このコロナで大変な時に、住まい手様には快くご協力していただき深く感謝します。

室内滞在時間を少しでも短縮したかったので、屋外で概要を説明させていただいてから審査員をご案内しました。



木の香る落ち着いた玄関の先は、リビングダイニングとオープンキッチン、そして吹抜と伸びやかに広がる空間…。
私たちも解っている立場でありながら、きっと審査員の方々も同じように感じ思わず深呼吸したくなったことでしょう。



さて、コンクールの応募書類から抜粋して紹介させていただきます。
文:荒川香奈

設計に当たって工夫した点

・3世帯が住まう家として、ご家族それぞれに個室を設けてプライベートは確保しつつ、家の中心に吹き抜けとオープン階段があることで、距離を感じさせない間取りになっています。
個室の扉をあければ、すぐに家族同士の気配を感じられるような空間です。
・キッチンはオープンタイプで、奥様とお母さまが料理をしているときもダイニングで過ごすお子さんたちと自然とコミュニケーションがとれます。
背面には冷蔵庫まで隠せる一面の収納を設けているため、来客などの目線が気になる時には隠すこともできます。
・1階寝室は施主様からの要望があり、あえてLDKからは離して、水回りに近い配置とし、壁の間には遮音用の断熱材をいれることで独立性を確保しています。


建築施工に当たって工夫した点
・断熱性能:UA値0.41 ・気密性:C値:0.5前後 ・耐震性:3等級相当
新省エネ基準を満たしているだけでは体感として高断熱高気密とは言えません。必要最低限の断熱性能を確保しつつ、コストと見合った断熱性能とするためにHEAT20という基準のG1グレード(0.46)をクリアすることを基準としています。
・2階子ども室2の斜め天井:南東部分の南面に突き出した部分は断熱的にも、構造的にも気を使ったところです。
梁があらわしになるため金物がみえないようにし、断熱材はパネル上に施工しています。

住宅を建てるに当たってのコンセプト
・旦那様の木をふんだんにみせたいという好みと奥様のシンプルに見せたいという好みを取り入れながら、仕様を選定しました。2階の天井のボード・梁をあらわしにする、杉の羽目板を使った造作戸を採用、オープンの造作階段などは伊藤工設計gbスタイルの特徴です。
一方で、壁は大壁造りとして、各居室のドアや収納戸はワーロン戸、シナフラッシュ戸、クロス戸、使い勝手を考えて既製品の戸にしたりと、バランスを取りながら様々な戸を使い分けているところもみどころのひとつです。
・南面の窓は大きく取り、明るい室内となっています。
東西の窓は小さくとり、屋根は軒をできるだけ出して冬は太陽の日射エネルギーを取り込み、夏場は遮れるようにしています。

住んでみての感想(住まい手様より)
・冬本番はまだ体験していませんが、夏場は暑い日でもリビングのエアコン1台で快適に過ごせました。光熱費も以前の家の半分以下になっています。無垢のフローリングはキズなどが出てきていますが、味として風合いを楽しんでいます。これまでお風呂に入るまで脱ぐことのなかった靴下を、帰宅後にすぐに脱いで裸足で過ごすようになりました。特に理由もないのですが、無垢のヒノキ材が自然とそうさせるのかもしれません。
・新型コロナ流行の影響で家で過ごす時間が増えましたが、家の中での家族の距離感が丁度良く感じられる間取りで、ストレスを感じることがありませんでした。年頃の子どもたちは部屋ができて籠るようになるかと思っていましたが、そんなこともなく戸を開けて過ごす時間が多く安心感があります。吹き抜けがあることでお互いの雰囲気を感じながら心地よく過ごしています。


審査結果はどうあれ、施主様と創り上げた家を改めて誇らしく思い、施主様とのお付き合いに感謝しながらカナちゃんと車中満足して帰って参りました。


伊藤工設計ホームページ 石巻の家施工例はこちら




地盤調査

2020-11-17 18:04:43 | 荒川香奈ブログ

今日は朝から仙台市泉区方面の現場で地盤調査を行いました

建物の四隅と中心の5ヶ所を測量し、データを取ります

報告書は数日中に上がってきますので

それをもとに改良工事の有無を決定します



今回は広く、更地の状態の敷地だったので機械計測でしたね

敷地に古い建物がまだある場合は人の手で計測することもあります

いい結果がでるのを待ちたいと思います!



つぎはもう一件、同じ区内の敷地を確認

解体工事前に現況を確認してきました

お庭にはたくさんの植栽と庭石がありました



お庭の植栽などが自分の好きなテイストに合えば

うまく残して使えば新しい外構づくりの際にも役立てることができます

植栽を移植する場合は枯れてしまう場合もあるので一概には言えないですが

石はうまく使いまわせばちょっと違った雰囲気を出すこともできます



こちらの外構も古いお庭にあった石をそのまま使った例です



いまの外構工事はコストや資材調達の面からコンクリートブロックで

庭のスペースを区切ることがほとんどだと思いますが

駐車スペースと芝生のお庭が緩やかに仕切られていていい感じですね


古いお家を解体したり、建て替えをする際はすべて処分するのではなく

一部を残したり、新たなプランの中に取り入れられるといいかもしれません


以上、荒川でした












プランツ・ギャザリング教室2020

2020-11-17 13:27:27 | イベント
今年最初で最後の「プランツ・ギャザリング教室」を行います。
12月12日㈯10:00~、ケイコ先生がお世話してくれます。
参加者は伊藤工設計のOB様と、ニュースレターで繋がっている方に限定させていただきます。

プランツ・ギャザリング教室は昨年末まで、ケイコ先生とお花好きの仲間で楽しく行っておりましたが、今年はコロナでさっぱりできませんでした。
感謝祭も中止で、みなさんにお目にかかる機会もありませんでした。
一年の最後にお花を囲んで楽しんでいただけたらと思っています。
もちろんコロナ感染予防対策をしっかり行った上で行います。

ちらほらとご予約が入っています。
まだ人数に余裕がありますので、どうぞ私・伊藤美和子までご連絡ください。
2~3名一組様であっても大丈夫です。
仮に旦那さんは興味がないとしても、奥さんにたった1時間くらい付き合ってあげてください(笑)。

材料調達の都合がありますので、11月末までに「プランツ・ギャザリング教室参加します」とご連絡をいただきたいと思います。







上3枚は、昨年のお教室での様子と作品です。



小さい子や男の子だって楽しんでやります。



長持ちするのがプランツ・ギャザリングの良いところです。

天井仕様 バリエーション

2020-11-14 10:28:19 | 伊藤美和子ブログ
10月にお引渡しをした利府O様の家、HP施工例をアップしました。

1階の天井に杉の羽目板を張った家が三軒続きました。
基本シンプルなイメージのunスタイル、家族が集い生活のメインとなる居間空間に無垢のテイストがくつろぎを与えてくれるようで、そんな理由で採用していただいたのではないでしょうか。

天井の仕様のお好みはみなさんそれぞれ、伊藤工設計で採用する主なものをご紹介します。

1.壁と同じクロス貼り(標準では珪藻クロス)は、スッキリとして明るい感じがします。



2.一部構造の梁(場合によっては梁に見える木材)をあらわしてアクセントにすることもありです。



3.平屋のダイナミック仕様も。



4.吹抜の2階部に杉の羽目板を張ることもあります。



5.gbスタイルの2階天井標準仕様はこちらです。





さてさて、今週建て方を行った国見の家はどうかというと…、
クロス貼りのリビング天井に梁を2本、梁の下部を見せます。
吹き抜けと絡んでいるのと、アイランドキッチンが居間の中心にもなる配置なので、この仕様が活きてきます。



構造見学なさる方はこの辺もチェックポイントです。



基礎工事が進んでいる高野原の家はLDKが約25帖もあるスケール、この広さの天井はクロス貼りですっきりと。
1階の床にはナラ材を採用したので、これだけでだいぶ雰囲気が出ます。





天井の仕様は、部屋の広さや天井高、床や壁との相性等、全体のバランスをみて決めたいですね。

以上、伊藤美和子レポートでした。


伊藤工設計ホームページ施工例はこちら