ドラマ「太王四神記」第17話『冷たき慈悲』の感想です。
大したネタばれはありませんが、まだドラマをご覧になってない方はご注意下さいませ。
タムドク王の軍隊は国内(クンネ)城の近くまで戻ってきました。。
ところが、王帰還の伝令を送ったのにもかかわらず、出迎えの使者が現れないことにタムドクは不審に思い、クンネ城の様子を探らせます。
クンネ城の城門が閉じられているという知らせを受けたタムドクは城内での戦いに備え、住民たちの避難と、外敵北魏の奇襲への備えを命じます。
クンネ城では火天(ファチョン)会が貴族の重臣たちをヨン・ガリョの屋敷に監禁し、人質として使ってタムドクの持つ神器を奪うべく、はかりごとをめぐらしています。
タムドクの元には大神殿からの使いの者が訪れ、キハ大神官の言葉を伝えます。
曰く、「太王軍は此度の戦で血を流し過ぎた。陛下は武器を捨てて一人で神殿にいらし先にその血を清めよ」と。
タムドクは少数の側近チュムチやスジニらの護衛と共に城門を固く閉ざしたクンネ城に戻ります。
そしてたった一人で神殿を訪れキハ大神官と対峙します。
キハの真意を問うタムドク。
キハの望むチュシンの王とはホゲのことか、とタムドクは問います。
「ホゲなら勇敢な王になるだろう。私が王になったのは一人でも多く生かすためだ。
それは高句麗人も百済人もみなチュシンの民だと信じたからだ。
こう信じる私のために私の兵たちは血のにじむ苦労をした。清めの儀式などで彼らを貶めるな」
しかしキハはかたくなな態度で人質の重臣の命と引き換えにタムドクの持つ玄武の神器を要求します。
キハとの決別を決意したタムドクは、しめ縄を刀で切り落として大神殿をあとにします。
タムドクは側近達と合流し、火天会の隠れ家を襲撃し、朱雀の神器を入手しました。
そして、ヨン家の屋敷で火天会との戦いの火蓋が切って落とされました…
キハとの対決の場面は前半の山場でした。
ところどころに挿入される過去――心が通い合っていた孤独な二人、タムドク王子とキハの映像が涙を誘います。
それにしても現在のキハは怖すぎる…目が完全に座っています。
自分に批判的な神官もためらうことなく殺してしまいましたし。
しめ縄を剣で断ち切るタムドクは、キハへの想いも完全に断ち切れたのでしょうか。
今回のびっくり。
タムドクを護衛する側近たちの中に、なぜか関彌(クァンミ)城城主にして青龍の守り主チョロの姿が~(^_^;)
えーと、確か前回、タムドクに顔も合わせず城から立ち去ったようですので、影になってタムドクを支える――そんな役回りかと思っていました…
タムドクの側近と言えば、身元の確かなそれなりの者しか置かない筈…ということは、いつの間にかチョロはタムドクと仲良しさんになっていたのですね。
そんなエピソードがあるのでしたら、ちゃんと制作して放映して下さい…もしかしてカットされたのかしら? う~ん…
ヨン家で火天会大長老と対決するタムドク格好良かったです!
大長老に人質との交換条件として、タムドクの持つ神器を渡すよう要求された時、タムドクが無造作に朱雀・玄武・青龍の三つの神器を地面にぽんぽんと放り投げるところとか、すてきでした。
以前タムドクが部族長らの後継ぎを殺害したのではないか…という疑惑も晴れて、ほっとしました。
火天会との戦いは壮絶でした。(ペ・ヨンジュン氏がアクション・スターとしてこれ程素晴らしいとは!)
私兵の数も半端じゃないです。タムドク達は私兵どもをめった切りにしていました。
そして、接近戦にもかかわらず弓術を駆使して戦うスジニがすごかったです。
大長老との一騎打ちに臨むタムドク。
しかし怪しい技を使う大長老の前にさすがのタムドクも攻めあぐねます。
(いや、人間業ではありません。妖怪ですか、大長老…?)
戦いのさ中、突如青龍の神器が輝き、青龍の守り主チョロが神器を手にすると、輝く槍へと変化します。
チョロの投げた青龍の槍は火天会大長老の胸を貫き、長老の姿は消滅しました。
次回は第18話「二人の朱雀」です。
タムドクとスジニの仲に何か進展があるのか、楽しみです。
*画像はベッツィーです。
各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
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