ドラマ「魔王」第6話の感想です。
一部ネタばれがありますので、まだドラマをご覧になってない方はご注意下さいませ。
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いつもながら、サイコメトラー咲田しおりの見た残像に従って動く芹沢直人刑事です。それでいいのか、芹沢…。
11年前の事件の記事をねつ造した池畑は最初から成瀬領の復讐計画の内に入っていたのでしょうか。
お母さんが殺人事件に関わったことで保育園でいじめられている空ちゃんの件はほったらかしですか、成瀬弁護士。
等々思いつつ視聴しておりましたが、今回一番おもしろかったのは…
池畑には「あんたに守ってもらおうなんて思わないね。あんたみたいな人殺しに。正義面している悪党の方がよっぽど怖いよ」
父親には「元はと言えばお前があんな事件を起こすからだ。私の人生はお前のしりぬぐいのためにあるんじゃない」
成瀬には「芹沢さんも今回の事件が11年前の殺人事件の復讐だとお考えなのでは? …失礼しました。殺人事件ではなかったですね。(中略)11年前の事件の真実を知っているのはあなただけです。つまり一番犯人に近い人物は…あなたなのでは?」
とみんなから心理攻撃(?)を受けて動揺する芹沢でした!
笑いごとではないですが、何だか可愛かったです。
今回のメイン。(反転してあります)
成瀬領弁護士が実は真中友雄であると付きとめて成瀬を脅迫した池畑記者は、あっさり成瀬の術中にはまって殺されてしまいました。
その殺し方ですが、今までの二件は綿密に組み立てられた計画に沿った完全殺人だったのですが、今回は金を使って殺し屋(?)の大隅に依頼って、ずいぶん大雑把というか、大胆な方法でした。
(何でそんな大金持っているのですか、成瀬先生?)
警察にも芹沢栄作と大隅がつながっていると知られているので、芹沢栄作を罠にはめるためとは分かるのですが…。
池畑に脅迫されるというイレギュラーな事態が起きたために、やや計画が粗雑になってしまったのでしょうか。
そうして生じた小さなほころびから計画が破たんしていくのか、あるいは復讐を完遂するのか、成瀬が描くラストはどんな世界なのでしょうか?
そういえば、池畑記者でさえ「成瀬=真中友雄」と付きとめられたのに、警察は何やっているのでしょうね…。
*画像はエイティーンジェニーです。
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