ドラマ「太王四神記」第18話『二人の朱雀』の感想です。
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今回は色々なことが次々に起こって忙しい回でした。
タムドクの父王と「チョルロ部族から王妃(タムドクの妃)を出す」と約束していた部族長のフッケは、スジニに自分の養女にならないかと持ちかけます。
スジニを自分の娘にした後、タムドクに嫁がせようと計画しているのです。
あれ? 実の娘はどうしたのですかー?と思ったら、何とすでに嫁いでしまったそうです。
これはタムドクが振られたとみるべきか。娘さんに好きな人ができたのか。
あるいは当時の国情不安定な様子に見限られたのでしょうか。謎ですね。
この話を知ったスジニの育ての親、コムル村の村長ヒョンゴは「スジニが実は黒朱雀かも知れない」とスジニの出生の秘密をフッケに打ち明け、反対します。
これを物陰からスジニが聞いてしまいます…
夜、大広間でスジニがお酒を飲んでいると、タムドクが現れ一緒にお酒を酌み交わします。
しっとりとしたこの場面…こんなにすてきな二人なのに、運命って残酷です……。
スジニのファッションがちょっと女の子っぽく可愛くなりました。ミニ丈ワンピ風です。
これでもう少し髪の毛の毛先を整えたらもっと可愛くなるのに!
タムドクの貴族会議での国政演説が素晴らしいです!
「そなた達が望むのはどんな王なのです。(中略)
2000年前チュシン国は広大な領地をもっていたといいます。その土地欲しさにチュシンの王が必要なのですか。
その土地をどう奪いましょう。
…男も女も子供もみな殺せばわれわれの土地にはなる。だがその子孫は我々を恨み復讐しようとするでしょう。
その度に戦が起き殺し合いが繰り返される。そんな土地が欲しいのですか」
「もし我々が各国が望む物(交易の物品)を与えられたら、高句麗が中心となってみな兄弟となれば、少なくとも100年は平和に暮らせる。
剣を持ち復讐の種をまきながらただ単に勝てばそれでいいのか!?」
契丹では、ホゲの軍が殺戮の限りを尽くしています。戦争とすら言えません。
白虎の守り主の鍛冶職人を探して、村人を殺しまくっていますが、その中に白虎の守り主がいたらどうするのでしょう…?
やっていることが今一つ意味不明…
そんなこんなで鍛冶職人の名前は火の鍛冶職人「プルドル」と分かりました。
一方、タムドクはホゲ軍に伝令を遣わします。
曰く「今すぐ軍を撤収せよ。従わなければ謀反を起こした反乱軍とみなす」と。
策士です! タムドク! タムドクの策とは…
「私はホゲ軍が反乱軍になるのを望んでいる。用意が整い次第、契丹に向かいます。
できるだけ少ない兵士で契丹の地を通過し、契丹の民と親しくなる計画です。
高句麗の反乱軍を討伐しに行くと話して、反乱軍を倒すのを手伝ってくれないかと話すつもりです。
ホゲ軍に追われている契丹人達は、きっと私を歓迎するでしょう」
一石二鳥の素晴らしい頭脳プレイです!!
さて、ここで今週のびっくり。
先週、青龍の守り主チョロの槍に貫かれ、(やっと)お亡くなりになったと思っていた火天(ファチョン)会の大長老が生きていました!!
(やはり妖怪だったのですか!?)
さすがに各地のファチョン会の隠れ家は全滅状態なので、洞窟のようなところで静養中です。
そして、まだ陰謀をめぐらしています。(ちょこっと反転)
朱雀の守り主・キハ大神官が生む赤子が女ならカジン様の後を継ぐファチョン会の主とし、男なら心臓を取り出し私届けよ…と恐ろしい命令をサリョンにします。
チョロとスジニがまったりとお話をする場面が良かったです。
物静かで文学青年風の――もちろん槍の名手の武人さんです――チョロと、破天荒で元気一杯のスジニとはお似合いだと思うのですが。
チュシンの王がダメなら、青龍の守り主とゴールインってそういうお話ではないですよね…(暑さのあまり頭が…。すみません)
ラスト、ファチョン会こそ親の敵と知ったスジニはチョロをひきつれて天地神堂に殴り込みます!(ちょぴり反転)
スジニとの戦いのさ中、ファチョン会大長老によって封印されていたキハの記憶が蘇ります。
どうなる、キハvsスジニ!? 次回は、8月23日(土) 午後11時10分~深夜0時05分 『背中に告げた別れ』です。
*画像はベッツィーです。
各話へのリンクです。11話から始まっています。同窓で開きます。
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