釣の合間に碁仇にぶん殴られたり、
ペンダントを作りながら
新しいカバンを構想する。
そんな生活にクサビを打ち込むような講演でした。
語り手は、1960年代に「聖地」のようなjazz喫茶だった新宿二幸裏DIGのオーナーです。
まさか
この年になって
しかもこの地で
DIGのオーナーのお話を伺えるとは!
50年も前のジャズメンたちとの会話や
彼等の語り口、性格に至るまで
まるでJazzの生き字引のようでした。
DIGの次にDUGというジャズクラブも作って
そこで録音されたCDも多数あるみたいです。
ため息をつきながら彼の話に聞き入りました。
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なかでも一番嬉しかったのは
彼(中平氏)が一番好きなjazzプレイヤーが
オイラと同じだった!ことでした。
つまり
セロニアス・モンクその人だったんですね。
セロニアス・モンク・クオルテットw/ジョン・コルトレーンat カーネギー・ホール
っていうレコードの中から
Blue Monkを再生してくれました。
実はこれ、聴いたことが無かったんですけど
コルトレーンの名演とモンクの火の出るようなバトルが素晴らしかったです。
早速、今朝方米国へ注文しました。
到着は6月1日以降
まぁ~太平洋は広いにしても待ち遠しいなぁ~。
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中平氏が來日したモンクにオルゴール付きの時計をプレゼントしたら
帰国するモンクは飛行機の中でこのオルゴールの曲を
ずっと聴いていたんだとか。
で、中平氏が渡米したときにモンクのステージが始まる前に
彼の奥さんから
今日はセロニアスから貴方へのプレゼント曲があるんだそうですよと
言われて演奏されたのが
プレゼントしたオルゴールの曲だった。
Japanese Folk Songと題された曲は「荒城の月」
Straight No Chaserと言うCDに録音されていました。
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中平氏の講演は昨夜だけですが
彼が捉えたジャズメンの姿はまだしばらく展示されています。
高松は瓦町Flagの8階です。
写真家としての彼の優しさは写真を撮るときの相手への
思いやりに尽きます。
ってか、写真家としての当然持つべきモラルの問題です。
なんか
写真を撮る態度の基本を教えて頂いたような気がしました。
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セロニアス・モンクのジャズを好きになるまで
オイラも随分時間が掛かりました。
ジャズの世界には星の数と言えば大袈裟すぎるかも知れないが
数多のピアノ・プレイヤーが居ます。
アート・テイタム、ハンク・ジョーンズ、バド・パウエル、
トミー・フラナガン、オスカー・ピーターソン、ビル・エヴァンス
チック・コリア、キース・ジャレット・・・
一流~超一流と言われた手練のピアニスト達ですから
聞かれた方も多いと思います。
でも、この誰にも似ていないピアニストがセロニアスです。
彼が奏でるアドリブの連鎖は
まさに、この場面ではこの音しか無い!という音のつながりです。
オイラは勝手にjazz界のモツアルトだと思ってます。
そんなセロニアスのお話を沢山聞かせて頂いて
至福のときを過ごしました。
冒頭の写真は中平氏が撮った写真を葉書にしたものを
頂いたので
ちょっとアレンジして並べたものです。
昭和40年代初頭の頃の渋谷にセロニアスが居た!
皆さんも一度セロニアス・モンクを聞いてみてください。
誰でも知ってる
ラウンド・アバウト・ミッドナイトは
彼の作曲です。
新宿って色んな意味で時代の先端を走った町だったもんね。
ピットインでナベサダにインタビューしたこともありましたっけ。
今は毛鉤の釣をなんとかしたいと必死なんておかしな話ですよねぇ。まったく。
その階でエレベーターが停まると
Jazzが聴こえてきた
いつの時代でも、ラジオから流れてくる音楽を聴いて、あ~いいなぁ!と感じるのがすべてです。
それがジャズであったのか?演歌であったのか?フォークであったのか?
それだけのことですから、ジャズが良かったと思うのは極めて個人的なことなんです。
音楽のジャンルを比較しても無意味です。個人ごとに幸福観が異なるのと同じですから。
屁理屈のように読めたとしたら御免なさい。
てんで個人的な感想を書いただけのことです。
魚釣りの方がよほど奥深くて難しいと思います。
音楽に関して言えば、実はオイラは歌詞には頭がついていきません。
メロディとリズムだけを感じています。だから日本語でジャズを唄っても十分イケると思ってます。
こないだから、聞き始めた人にはginjiro さんがお書きになっている内容が何しろちんぷんかんぷんです。
若い頃は、解らず流れてくる曲が良いなぁ、凄いなぁ。なんて思っていた位で、其の頃は、何を聞いても新鮮その物でした。
jazzの世界から発展した。(詳しく解りません?)ゴスペルなんか良いと思いますが、ginjiro さんからしたら邪道とか言われそうですね。
私、米語なんて解らない人間なんで意味不明の歌聞いても、歌の内容が理解出来ません。
歌詩が詳しく解れば意味が深くて、もっともっと楽しめれるのですが。