先日、実母の顔を見に家族と一緒に実母の家に行きました。
実母は年老いて認知症と診断されています。
弟夫婦と同居で主に弟嫁が面倒見てくれています。
トイレ、食事などは自分で出来ますが
お風呂は週6日通所している介護施設で入ってくるようです。
弟嫁がコロナワクチン接種後体調を崩したと聞いていたので
○○さん体調はどう? と問いかけると
ワクチンのせいもあるけど、うちにはストレスマシン(実母の事のようです)がいるからね。
という返事。
絶句して涙がこぼれそうになりました。
気持ちを立て直して
いつもお世話かけてるのね。ありがとう。 というのがやっとでした。
弟嫁は続けて ○○さん(弟の名前)は何の役にも立たないからね。
と言いました。
弟の家の中はどうなっているのでしょうか?
弟嫁は実母の食事も身の回りのこともきっちりやってくれていますが
私には上から目線です。
私が口出し手出しをすると
それなら姑を連れて帰れ と言われることは目に見えています。
弟を溺愛しすべてを弟に捧げて生きてきた母にとっては
弟のそばを離れるのは死ぬよりつらいことでしょう。
その弟はと言うと
どうしていいかわからなくて苦悩したことでしょうが
今は休日はいつも子供時代に暮らした田舎で過ごしています。
精神的に逃げて見いるようにも見えます。
実母を週6日デイサービスに通所させ
1ケ月に2~3回は土日宿泊できる介護施設にお願しているようです。
実母のことは認知症でボケてしまって何もしゃべらないし動きもせずお地蔵さんと同じ
と弟夫婦は言ってます。
弟の家を訪ねるといつも弟嫁が真っ先に
私を指さし この人だれ?と聞き
実母が ヨーダちゃん と答えると
この人とはどういう関係?と聞き
実母が 私の娘 と答えると(この辺から実母はイラついた表情)
娘の名前は誰? と聞くと
実母は 知らん! と答えます。
私には弟嫁の実母を見下すような表情と小ばかにしたような言い回しが
実母の逆鱗に触れているのがわかりますが
弟嫁は 自分の娘の名前も忘れるくらい認知症が進んだのだと私に言います。
今日は日曜日なので実母を預かる約束でした。
午前5:30位に弟が実母を私に預けに来ました。
お迎えは午後8時頃のようです。
今朝、玄関で実母に
今日はよく来てくれたね。来てくれてありがとう。 と言うと
満面の笑みを浮かべて入ってきました。
話をしてみると、忘れてしまっていることも多いですが
何もかもわからないほどではありませんでした。
記憶を引き出すのに時間がかかりますが
誘導すると色々思い出せるようです。
実母は弟嫁のことは腹に据えかねることもあるようですが
そこで実母が指摘すると弟(母にとっては息子)が板挟みになるから
耐えていると言います。
嫁姑のことは当事者同士にしかわからないことも多いと思いますが
実母は明らかに弟嫁から言葉の暴力を受けていると思います。
次に実母がこう言いました。
あの広い家に家族はいるけれど、お母さんは自分の部屋でいつも独りぼっちよ。
家に帰ってもだれとも話もせずあのへやでずっと一人よ。
寂しくて寂しくてたまらないけど、これがお母さんの運命だから仕方がないね。 と。
私は問いかけました。
それでも、○○(弟)と一緒の家で暮すのが幸せ?
実母は答えました。
○○(弟)と一緒が一番いいね。
春なのに、こんなにも綺麗な青空を見上げながら涙がこぼれます。
これから、近くのまだ満開の桜を見ながら実母と散歩しようと思います。
弟嫁さんの心が、優しい心に変わるように、神さまにお祈りされたら良いかなと思います。
つたない作品を見て頂いて感謝いたします。
弟嫁も仕事が終わって帰宅後も姑の世話で心に余裕がないのかもしれません。
彼女はすごくプライドが高いので私が手出しすることを好みません。私ができるのは日曜日に実母を預かることくらいです。
アドバイス頂いたように弟嫁と実母が穏やかな心で過ごせるよう祈ります。
お気に留めて頂いてありがとうございます。