先日一週間ぶりに老人ホームの実母に会いに行きました。
ホームの近くの白梅の花も満開でとてもきれい。
一足早く春を見つけたようで気分よく
母の所に行くと
明け方から発熱し、解熱剤を飲ませてもらい
平熱迄下がっていましたが
肺炎を起こしていて
ホームの近くの系列の病院に入院しました。
母は元気がなく、高齢なのでとても心配しました。
今日、行ってみると治療も順調で
安定しているとのことでホッとしました。
今日はあまり言葉が出ない母でしたが
私を見ると目がシャンとしてくるので
きっと元気になってくれると思います。
最近、弟と母のことを少し話せるようになりました。
弟は前から母に早く死んでもらいたい
と言っていました。
弟は少し母のことを誤解しているところが有るので
私は母の弟への愛が
どんなに深くて大きなものか
弟に理解してもらいたくて
言葉を選びながら話しました。
その何日か後に
弟が
俺も長生きしてもらいたいとは思うけど
年も年やから姉貴も覚悟はしておいたほうがいい
と言いました。
本音しか言わない弟が
母に長生きしてほしいと言うのを聞いて
ホッとしました。
アレほど母に溺愛された弟が冷たく母を突き放し
子どものころから母に虐待され続け
身の置き所もなかった私を
母は今、心の支えにしているようです。
弟を妬んだり憎んだりしなくてよかった。
母を恨んだり憎んだりしなくてよかった。
忍耐し続けるのは苦し過ぎて
難病になってしまったけれど
全ては運命と甘受してきました。
その病気も治ってしまったし
早くに亡くなった父の後姿を追いかけて、いつも前だけを見て生きてよかった。
育ててくれた祖母の教えを守って生きてきてよかった。
今は全てが自分の心の糧になってくれたような気がします。
私を虐待した母にも感謝しています。
母のおかげで強い人間になれたから。
母がこの世にいてくれるうちに
昔のように仲の良い母と弟に戻れることを願っています。
感動しました。
そんな風に感じて頂いてありがとうございます。
母の涙を見た時、私が母の最期に間に合わなかったことも、至らぬ娘であったことも全て受け入れてくれたような気がしました。
母の涙が無かったら、最期に間に合わなかったことを後悔し続けたことでしょう。