一回お休みして(ウェイデンだった!ショック!)
お盆休みがあって、昨日は3週間ぶりの講座でした。
ディーリク・バウツ(ブウツでもボウツでもよし)と、
ファンデル・フースをとりあげました。
ウフィッツ美術館のボティチェリの部屋に、
大きな北方の画家の絵があったこと印象深く覚えています、
なんと、その絵について先生がはなしてくれました。
3連祭壇画の真ん中にはキリスト生誕、羊飼いの礼拝が描かれています、
下の方に(ちょうど私の目の位置)天使が二人膝まづいて祈る前に、
花瓶がふたつあって、そこに花がさしてあります。
その花瓶が上手いな~、きれいだな~とうっとりしました。
さてこの絵は、ファンデル ・フースという北方の画家が描きました、
メディチ銀行のフランドル支店長をしていたポルティナーリという人が
いよいよメディチ銀行も上手く回らなくなってきて、
フィレンツェに戻らなければならないというときに、
記念に描いてもらったものです。
「ポルティナーリ祭壇画」はロレンツォ・ボティチェリ時代の
少し傾きかけた花の都に運ばれて、
ルネサンスの画家たちが目にすることができた
北方絵画の傑作だったのです。
ミケランジェロはウェイデンの「キリスト降架」のマリアの涙を見て、
「生っちょろい!女子供に好かれるだけの絵だ!」と言い放ったとか?
いろいろなご意見もあったでしょうが、
この絵がルネサンスの画家に与えた影響が小さくなかったことも確かでしょう。
両脇の画面にはポルティナーリ夫婦とその子供たちが描かれて、
子供達の守護聖人が背後に描かれています。
中央、土の上に置かれた生まれたばかりのキリスト、
祝いに駆けつけた?天使たち、
3人の羊飼い。
そしてマリア。
みんなどこを見ているのでしょう?
フースという画家は35歳で鬱病を発症し、
修道院に入ってその後の人生を送ったそうで、
彼の絵に特徴的なのは、
画面の中で誰一人視線を交わしていないことだそうです。
ウィフィッツで私が撮った写真です。
なおちゃん、機会があったらよく見てきてね!




お盆休みがあって、昨日は3週間ぶりの講座でした。
ディーリク・バウツ(ブウツでもボウツでもよし)と、
ファンデル・フースをとりあげました。
ウフィッツ美術館のボティチェリの部屋に、
大きな北方の画家の絵があったこと印象深く覚えています、
なんと、その絵について先生がはなしてくれました。
3連祭壇画の真ん中にはキリスト生誕、羊飼いの礼拝が描かれています、
下の方に(ちょうど私の目の位置)天使が二人膝まづいて祈る前に、
花瓶がふたつあって、そこに花がさしてあります。
その花瓶が上手いな~、きれいだな~とうっとりしました。
さてこの絵は、ファンデル ・フースという北方の画家が描きました、
メディチ銀行のフランドル支店長をしていたポルティナーリという人が
いよいよメディチ銀行も上手く回らなくなってきて、
フィレンツェに戻らなければならないというときに、
記念に描いてもらったものです。
「ポルティナーリ祭壇画」はロレンツォ・ボティチェリ時代の
少し傾きかけた花の都に運ばれて、
ルネサンスの画家たちが目にすることができた
北方絵画の傑作だったのです。
ミケランジェロはウェイデンの「キリスト降架」のマリアの涙を見て、
「生っちょろい!女子供に好かれるだけの絵だ!」と言い放ったとか?
いろいろなご意見もあったでしょうが、
この絵がルネサンスの画家に与えた影響が小さくなかったことも確かでしょう。
両脇の画面にはポルティナーリ夫婦とその子供たちが描かれて、
子供達の守護聖人が背後に描かれています。
中央、土の上に置かれた生まれたばかりのキリスト、
祝いに駆けつけた?天使たち、
3人の羊飼い。
そしてマリア。
みんなどこを見ているのでしょう?
フースという画家は35歳で鬱病を発症し、
修道院に入ってその後の人生を送ったそうで、
彼の絵に特徴的なのは、
画面の中で誰一人視線を交わしていないことだそうです。
ウィフィッツで私が撮った写真です。
なおちゃん、機会があったらよく見てきてね!



