ONE FINE DAY

「昨日のことは忘れてほしい」
「もう遅い。日記に書いた」

HAIRSPRAY

2007-10-31 | 映画
同じ曲と踊りを2時間ず~っと見た
という印象。
疲れた。
あまりのハイテンションに、
「ペンブルトンにつかまるぞ」と呟いていた。
ボルティモアだから(笑)
というか、私がルイスにつかまりたい。

はい。
ついていけない私がいけないのです。
決して映画のせいではありません。
でもね、そのハイテンションで、
差別がどうのこうのといわれても困るし、
ジョン・トラボルタも、
ミシェル・ファイファーも、
クリストファー・ウォーケンも、
クィン・ラティファも、
もう少しまともな映画でお目にかかりたい。

帰りのトイレで、
同年代の女性二人がニコニコしながら、
「あれだけ太っているとむしろチャーミング!!」
などと楽しそうにおしゃべりしているのに、
軽い嫉妬を覚えるくらい、
私にはまったく理解不能な映画でした。
帰宅後「RENT」を見て、自分を取り戻した(笑)

Edith Piaf

2007-10-26 | 映画
↑はピアフ本人

実は先週、「エディット・ピアフ・愛の賛歌」を見た。
その後、姉から借りた彼女のドキュメンタリーを見て、
映画をもう一度無性に見たくなり
上映最終日の今日、思いきってモーニングショーで2度目の鑑賞。

たった47年の短い人生。
しかしなんと劇的で波乱に満ちていることか。
47歳のピアフはまるで老女のようだが、
そのくらい密度の濃い人生だったのだろう。
映画はその人生をジグゾーパズルのようにばらばらにして、
人生の最後に人がかいま見る記憶の断片を集めたような構成。
これが効いている。

ピアフを演じたMarion Cotillard (マリオン・コティヤール)が素晴らしい!

↓ラッセルと競演した「A GOOD YEAR」のマリオン


↓ピアフを演じるマリオン


演じることの深さを感じさせてくれる名演だった。

しかし、なんといってもピアフの歌の衝撃は大きかった。
名前は知っていたが私はピアフの歌を聴いたことがなかった。
シャンソンは苦手で、センチメンタルな印象があった。
フランス語も苦手だし、大昔長姉が夢中になっていたときも、
こんな歌のどこがいいんだろうと内心不思議だった。

今回彼女の歌を聴いて、
(映画で使われているのは本人の歌)
圧倒的な歌唱力にノックアウトされた。
のびやかな声量と、強靱な声帯と、絶対音感と、もちろん表現力。
センチなところはまったくない。
ひるむことのない歌声。
凛として、潔い。
ただただ圧倒されてしまった。
マリア・カラスにも匹敵する歌姫だ。

ドキュメンタリーを見たコリコ姉が、
「ピアフの歌を聴いていると、「男を愛する」なーんてことを、
いやがおうにも考えてしまうよね」と、照れくさそうに云っていたが、
おっしゃるとおりです。
そしてつい、自分の人生を振り返ってしまう。
それがいいことなのかどうか私にはわからないが、
ピアフの歌が聴く人の心に触れるのは確かだ。





The Invasion

2007-10-24 | 映画
「キングダム・見えざる敵」「グッド・シェパード」「ヘアスプレー」そしてこの「インベージョン」。
レディースデイの今日何を見ようか迷った末、「インベージョン」にしてしまった。
4本の中では一番見なくてもいい映画だったかも。
そんな選択をしてしまうのもまた人間というもの。とほほ。

決め手は、上映時間が短いこととダニエル・クレイグ。
チラシの、
「眠ってしまうとあなたじゃなくなる。
 感情を見せるとあなたじゃなくなる。
 誰かを信じるとあなたじゃなくなる。」
にも興味を惹かれた。

苦手のSFなのにね。
宇宙からの知的生命体が身体に入り込んで、
眠ってしまうと別の人格になっているというなんとも奇妙なはなし。
別の人格というか宇宙人に乗っ取られるってことでしょ?
記憶は残っていて人間関係などは認識できるが、
感情だけが喪失してしまう。
感情がなくなれば自分ではなくなる。
愛や憎しみという感情があるから世界から争いがなくならないのだと、
もっともらしく語るインベーダーが怖い。
けど、その思考はあまりに短絡的で陳腐。

感染されながらも息子を守るため決して眠るまい!と
奮闘するニコール・キッドマンが見物なはずなのに、
たった2日か3日の不眠にも絶えられないってどうよ?(笑)
それと、母子を助けるために救出に来るはずだった、
友人=恋人未満のダニエル・クレイグがあっけなく
別人になってるってどうなんですか?(笑)
結局、助けてくれたのは(バスキアの)ジェフリー・ライトだった。
ダニエル(慣れ慣れしすぎ)は、
もともと無表情(クールともいう)が売りの役者だから、
別人格キャラも見せてくれてありがとう。
もう、云ってることめちゃくちゃです。
私のブログを読んでくれているはずの娘姉妹は
決してこの映画見ないでしょうから、ネタバレも許してね。

笑っちゃったのは、
ニコールの元夫ジェレミー・ノーザム。
早々に感染&別人格になって、
元妻と息子を執拗に追いつめる過程で、
「お前にとって常に一番大事なのは息子で、
次は仕事で、俺はいつも3番目だった」と吐露する。
これが感情を喪失した生物の云うことかね?


秋晴れ

2007-10-22 | 雑記
いろいろあってブログ更新が滞っていました。
元気です。
清々しく晴れた気持ちの良い一日の始まりに感謝。


一つぶの砂に 一つの世界を見
一輪の野の花に 一つの天国を見
てのひらに無限を乗せ
ひとときのうちに永遠を感じる
  --ウィリアム・ブレイク--

ハイビジョンのすごさ

2007-10-05 | 雑記
プラズマTVやってきました。
この写真では大きさはよくわからないかな?
37インチなのでそれほど大きくはないんですけどね。
うちのリビングのボードにぴったりの大きさです。
最初に見たのは、
もちろん、コレですね(笑)
映画がシネスコで大きく見られるのは嬉しい!
でも現段階でのワイドTVにはいろいろ問題もあって、
DVD映画鑑賞用にはなっていません。
縦横比率が正確に、TV画面で最も大きく見られるかというと、
そうではなくて、
大きくすると横が切れたり、字幕が読めなくなったり、
画質が若干落ちたりと、
そういうことが気になる私には問題ありです。
今までのTVに比べたら、
映画を、家で、この大きさで見られるだけでも喜ぶべきこと、
というのはわかったうえで。

しかし、驚いたのはハイビジョン映像のすごさです。
たまたまTVが届いた日の夜、
NHKハイビジョンでルーヴル美術館の特集番組をやっていて、
映し出される絵画の美しさに声をあげてしまいました。
まるで自分がそこにいるような臨場感。
これはすごい!ほんとうにすごい!
ハイビジョンは絵画をみるためのものといってもいいくらい。

とりあえずのご報告。
またゆっくり書きます。