“幸せを呼ぶ”謎の生き物「ケサランパサラン」
小さい頃の出来事を急に思い出す事ってありますね。
何年も忘れていたのに、ふとしたことから・・・・。
小学生の頃、ボクは山の中で遊ぶのが好きでした。意外とアウトドア派でした。野草・虫・鳥・小動物・・・いろんな発見があるからです。山の中の「秘密基地」をいっぱい作って、いっぱい叱られました(山の持ち主に)。
そんなある日、友達と山の中で見つけた「ふわふわした、白い、ピンポン玉くらいの、生き物のような物体」。野ねずみかと思っても動かないし、とにかく丸くフワフワしている。近所の物知りおじさんに尋ねたら、「ケサラン・パサラン」だと教えてくれました。
「それを持っていると幸せがやってくるんやぞ。白粉(おしろい)といっしょに箱に入れて大事にしまっておいたらええわ」
いつの間にか分裂すると聞いていたので、早く分裂しないかと楽しみにしていました。おそらく馬鹿な脳みそで「ケサラン・パサラン増える→お金が増える→金持ち」と考えていたのだと思います。
1週間くらい毎日見ていたのに、いっこうに増えませんでした。熱しやすいちびっ子は冷めるのも早く、速攻で飽きてしまい、その存在も忘れてしまいました。
半年ぐらい経って突然ケサラン・パサランのことを思い出しました。あわてて押し入れにしまっていた箱をそっと開けてみました。
中は空っぽでした。
去年の記事より
持っていると幸運を呼ぶ生物とされる謎の物体「ケサランパサラン」を山形県大石田町の山中で発見したのは小学校6年生の女の子。県立博物館(山形市)に持ち込んだところ、正真正銘のケセランパサランであることが判明。博物館担当者に「確認したのはこの7年でわずか3件ほど」と説明され、発見した児童の一家は、神棚に飾って家宝にし、大切にしたいと話していたそうだ。
↓ You Tubeで見つけたきれいな歌声