クリフォード・ブラウン。
完璧なテクニックとフレージングはモダンジャズを代表するトランペッター。アートブレーキー率いるメッセンジャーズの初期メンバーとして参加しています。
ところが、交通事故で突然この世を去ります。25歳という、あまりにも若すぎる死。結局彼がジャズシーンで活躍したのはたったの5年間。
天才といわれる人はなぜこうまで早くに亡くなってしまうのでじょう…。
彼が交通事故で亡くなる1年半前、24歳で録音されたウィズ・ストリングスの決定盤「Clifford Brown With Strings」この若さでバラード集、しかもウィズ・ストリングスを吹き込んでくれた重み。せつないトランペットの音色が、ストリングスをバックに輝きます。
ベニー・ゴルソンは後に「アイ・リメンバー・クリフォード」を作曲しており、これはスタンダード・ナンバーとして今も多くの人に愛されています。早くに亡くなったクリフォードも、曲となって今も生き続けていると言ったところでしょうか。
ボクも以前にこの曲をコンサートでふかせてもらいました。(福知山スイングメイツ・オーケストラ)
フレディー・ハバードが吹くこのアレンジは特にお気に入りです。