奥武蔵の風

44 高麗郷古民家の雛飾り

 春、3月、弥生。

 高齢のせいか、病み上がりのせいか、たぶん両方なのでしょう。春の訪れは、身体にも精神にも、安らぎを覚えます。

 退院して、1週間ほどが過ぎました。体調は、まだ本調子とはいかず、食事制限と服薬が必要ではあるものの、日常生活を取り戻しつつあります。 

 長い入院で筋力が落ちてしまいましたので、まずは転ばないように気を付けて歩くことにしています。

 今日は、「高麗郷(こまごう)古民家」へ立ち寄って、雛(ひな)飾りを見てきました。高麗郷古民家は、高麗川のほとりにあって、目の前に「巾着田」(きんちゃくだ)を臨む重厚な造りの邸宅で、国の重要有形文化財に指定されています。

 訪れた時、たまたまテレビ局が取材に来ていました。地元の名所が、テレビで広く紹介されるのは、嬉しいことです。

 入院生活を通じて、闘病中の方々のブログを訪問させていただく機会が増え、世界が広がりました。雛祭りは、女の子の成長を願う伝統行事ですが、女の子はもちろん、すべての子どもたち、そして病気と闘っているすべての皆さんの健康と無事をお祈りしたいと思います。

 

(写真上)© アプローチには、訪問客を迎えるための赤い絨毯(じゅうたん)が敷かれていました。

(写真上)© 母屋の内部をテレビクルーが撮影中。庭園には顔パネルも。

(写真上)© 客殿、ここにも雛人形が飾られています。

(写真上)© 母屋の雛飾り1。

(写真上)© 母屋の雛飾り2。

(写真上)© 客殿の雛飾り。

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