満月を迎えた月が次第に欠けて細くなっていくように、満開を迎えた巾着田の曼珠沙華も、昨夜からの雨を境に、これから少しずつ色あせ、くすんでいくのではないかと予想されます。
高麗川の流れに沿って上流域から下流域まで咲き揃った曼珠沙華は、今がまさに盛り。木々と共演しながら、地表を雲海のように覆いつくし、あいあい橋の袂(たもと)まで、妖艶な赤一色となりました。
当初は10月1日(日)で終わる予定だった曼珠沙華まつりも、10月6日(金)まで延長されています。
息を呑むような美しい巾着田の光景は、秋が深まるにつれて、日に日に変化しています。咲き誇った500万本の曼珠沙華は、まもなく花が枯れ、茎が倒れ、やがて、その下の地面から青々した細長い葉が芽吹いて、今度は地表一面を濃い緑で覆いつくすようになるのです。
参考: 写真撮影日 2023年10月3日 曇り
(写真上)© 巾着田の土手の曼珠沙華と日和田山
(写真上)© 大木を雲海のように囲む満開の曼珠沙華
(写真上)© 木々と曼珠沙華の共演
(写真上)© 同上
(写真上)© 同上。晴れていれば、曼珠沙華の雲海が太陽のように輝くのですが・・・
(写真上)© あいあい橋から見た高麗川の上流。林の中は、満開の曼珠沙華で覆いつくされています。
(写真上)© あいあい橋から見た高麗川の下流。岸辺まで曼珠沙華が迫っています。
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