Family Ties

家族の何気ない日常をそこはかとなく書き綴っている日記です

半年ぶりな、白酒さんと甚語楼さんの二人会へ

2018-05-20 23:41:57 | 日記
さてさて
二人会へ行きました
白酒さんと甚語楼さんお2人です

場所は『お江戸日本橋亭』
三越前駅で降りてCOREDO2でウロウロ…COREDO1にはお出汁屋さんや材料屋さんが有ります。
小洒落た御手洗い♬17時から並んで…ってもう15人は並んでますね〜( ^ω^ )

夜はまた格別に雰囲気が良いここが私は好きです。

今日はお弟子さんのひしもちさんがお茶を買いに行かれてます。白酒さん喉が渇いたのですかね?
それともひしもちさんの分?
そつがなさそうなお弟子さん

ひしもちさん、お名前にもちがつくけど
スリムなかたです
早く昇進して師匠みたいに恰幅良くなってね


今日はひしもちさんの
犬が人間になっちゃう話から始まりました。
江戸時代は毛の色で名前を呼んでたそうで、
真っ白な犬が珍しかったようです( ^ω^ )
そんな白い犬がある日突然人となった時のお話
落語は色々な雑学に満ちていて面白いなぁ

白酒さんの始めの一席は
そそっかしい人のお詣りの話
忘れん坊の旦那さん
その癖を直すためにお詣りに行く事に
行く道を間違え
行く方向を間違え
どこに行くか忘れ
何をする為か忘れ

奥さんの作った弁当を忘れ
間違えて奥さんの着替えを広げ叱られ
しまいにはさい銭をお財布ごと投げ入れる
結局何も出来ず、家に帰ってきて
今度は息子と銭湯へ
銭湯でも男湯を間違え
子供を間違え
こまったもんだのおとっつぁんでした
白酒さんの落語は
川の流れに乗るように居心地が良いのですね
ちょっと間の抜けた亭主
白酒さんがやると可愛いんですよね


甚語楼さんの喧嘩をよくしてる夫婦の話も初めてでした。
ある時夫婦が喧嘩してて
奥さんの方が仲裁に入ってもらった相談役に愚痴を聞いてもらう所から物語は始まります。
髪結いの奥さんは誰かに聞いてもらって慰めてもらいたかったんですかね
朝から晩まで人の分まで代わって働いてる腕のいい髪結いの働き者
そこへ相談役が言わなきゃいいのに
留守に亭主が刺身と酒でくつろいでるのを暴露
奥さんは余計に腹が立つ
今度は亭主が大事にしてる皿を割って
自分の身体(怪我)と皿とのどちらが大事か
試そうとするんですね
帰ってくると皿を大事にしてる亭主
それを見て呆れる奥さん
ついに皿を持って割ってしまうと
意外にもそれまで皿を大事にしてた亭主は
大丈夫かい?と奥さんの身体を心配する…
それを聞いてホッとした髪結いの奥さん
だけど亭主の本音は女房でも皿でもなく
自分の生活(お昼からの酒と肴)だったという落ち
とっても人間くさいですよね( ^ω^ )
甚語楼さんの落語はすっごく聴きやすい
なんでなんですかね?
人柄なんですかね。


とりは白酒さんの『居残り佐平次』
安いお金で飲ませると4人連れて飲みに行き、
お勘定が払えないので
店に居残って、奉公して店を束ねて
結局飲み代宿泊代ただにしてもらって
服や草履や路銀迄もらって
そのお金で他の商売をするって堂々と出て行く悪党のお話なんです。

横浜に来て初めての落語だったので
覚えてたかもなのですが
…ちっちゃな頃から悪ガキで15で不良と呼ばれ…
などのくだりは2回目でも面白い🤣
これが白酒さんという噺家さんの力なのでしょうか
最後のオチが蕎麦屋だった所は
主人に聞いて去年と違うとわかったのですが
私は去年より終わりがなんか怖いというか悪よのうな印象でした
(私はオチに重きを置いてないから覚えられないのでしょうね、大事な所なのにね)

去年は初めてだったから
そんなに佐平次さんの印象が店を騙した悪い人でもそんな悪い印象を受けなかったんですが
今年は、佐平次さん実は悪い人だったんだなぁ
という印象的な落語に見えました

なんでだろう、同じ演目でも演者によって印象変わるし、オチ変えただけで主人公の悪さの度合いも変わるなんて
落語って不思議!
幕が上がるといろんな世界が垣間見れますよ

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