Family Ties

家族の何気ない日常をそこはかとなく書き綴っている日記です

初能楽堂にて観劇

2018-10-05 18:23:52 | お仕事の日々
能楽堂にて初観劇致しました。
生まれて初めてです。

事務所の先生より
先生の所属の70周年記念行事に誘っていただいて
友達と2人参加しました。

狂言や舞などはテレビでも拝見したりしますが
能は本当に初めてです。

特に前は興味もなかったんだけど
せいぜい歴史に出てきた観阿弥世阿弥の話
くらいの知識です。

場所はGINZA SIXの地下3階
といっても『能楽堂』は地下2階までの
天井抜きな高さがあります

700年の歴史を持つ能は
天皇家の方が国賓を招き、観劇される様な
歴史ある日本古来のもの

仮面をつけての演技は
世界でもかなり古い歴史ある芸能です。
面で見えなくなった制限ある視覚を
四隅の柱で距離感を感じ取りながら
『して』とよばれる演者さんが
演じて舞います。
正面十三列はかなり前の見えやすい席です。

演目は『羽衣』
月の国の天女の羽衣を拾った漁師が
それを天女に返しお礼に舞を舞ってもらうお話です。

始めにワークショップを
若い演者さんがして下さって
その歴史や所作から
歌の意味や声の出し方
実際に、抑揚をつけて
歌い方を真似したりして
とても面白い体験でした。

その後、
まずは楽器(大鼓、小鼓、笛)の方と歌の方
小鼓大鼓は声も楽器に合いの手を入れるごとく
かなり出されます。
よぉ〜(ポン!)という具合。
続いて演者2人が中腰の姿勢で静かに入ってこられ
羽衣の幕が開きます。

月の人である天女の登場が
人のそれ(気配がもはや違う!)ではなかったのが凄かったです。

でも舞い始めると女性にしか感じません。
それってすごいことですよね?

昔話に聞いていた天の羽衣の話だったので、
わかりやすかったのと
ワークショップで展開を聞いていたのが
かなり理解を助けてくれて良かったです。
そして、力を入れずにボーっとしてみて良いのですと言う言葉。
これがとても気楽になりました。

能は考えるものではなくて
感じ取るものでした。

もし行かれる機会があれば
是非、人の世界とはちがうものを表現する能を
感じ取ってみてくださいね〜♬

[ user_image 76/38/6afdbeb50bd9ab957a10269465d504fe.jpg]檜の板に書かれた松は
何か結界を生み出していた様な感じ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿