神戸から安否確認の電話が来ない

　いつもなら年賀状が着いて1月には

電話が来るんだけど　父の妹　48才で食道がんで亡くなった叔母の夫である

叔父さんからの電話を毎年　楽しみに待ってるんですけど

いつもﾊﾞｶ話するから　いや～～あなたと話してると明るくていいわ～と

半分呆れながらも　叔父も笑ってくれます。叔母の思い出も話せるので

ついつい話が長くなってしまします。

 

叔母が亡くなり　1度は連絡が途絶えたんですが

祖父母の樺太時代の写真を叔母が神戸へ持って行ってたので

返してほしくて　年賀状を送ったのが始まりでした。

再婚してると思い　ドキドキしながら年賀状を送りましたが

叔父は再婚してませんでした。背が高く高学歴で有名な会社で

働いてた叔父でしたので　てっきり再婚したと思い込んでました。

いや～～叔母が可哀想でね～あれで良かったのか？

もっとしてあげることがあったんじゃないかと後悔してると

いえいえ　叔父さんは良くやってくれました。

会社を休み10日以上　叔母に付き添い　有名なお医者さんにも

診せてくれて充分やってくれましたと言いました。

今から30年近く前の話になります。子供達が小学生でしたので

叔父は　白状してくれましたが叔母より10歳上だったそうで

今は80代です。　入院でもしてるのかな？

もう少し待って電話来なかったら　私からかけてみよう

家電しか解らないけど・・・・僕が死んだら全部捨てられるから

写真を取りにおいでと何度もいわれてたんだけど・・・

なかなか　行けなくて・・・そうこうしてるうちに　足腰が悪くなり

 

沢山祖父母や父達の写真　白黒だけどあったんだよね。

樺太にいた頃は祖父が林業やっていて　お金持ちだったらしい

女中さんが3人もいたそうで・・・・写真も蓄音機の前で家族で

写してたのを鮮明に覚えてます。祖母が若かった頃の美人の写真も

ありました。返して欲しかったなぁ～～逢いに行かなかった

私が悪いんだけど・・・どうか叔父さんが無事でありますように

 

 

 

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