函館深信 はこだてしんしん-Communication from Hakodate

北海道の自然、そして子どもの育ちと虐待について

黄葉の中のトビとカラス

2009-11-19 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko
網走湖を一望できる木のてっぺんにトビが一羽。
写真を撮ろうと構えると、カラスがやってきて、
「おまえだけ写真に写ろうなんてそうはさせるか!」
「う、うるさいな~。いいところだったのに~。あっち行け!」
「おまえこそあっちいけ!」

そんなこと言ってるのかなぁと思いながらパチリ。

藪からカモさん

2009-11-14 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko

いつも網走湖畔を自転車に乗り買い物に出かけるのですが、自転車が近づくと藪からカモさんたちがあわてて出ていってしまう。




もう少し近くで見られるとよいのだけれど、野生の距離はなかなか縮まらない。


せめてPCで拡大してみています。

網走湖のミコアイサ

2009-11-12 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko

晴れた網走湖畔を自転車で走っていると、あまり見かけない鳥が。
カメラを向けるとすぐ飛び去って行った。








飛び始めると、もう一羽飛んできた。
ネットであちらこちらと調べると、ミコアイサのつがいのよう。
茶色の方が雌で、後から飛んできた方が雄。
ミコアイサの名前は、オスの白黒の模様が巫女さんのように見えたからという。
アイサの由来は、秋が去ったころに飛来するという説もあるそうだ。
昔の人は、なかなか知恵がありました。

カモさん大曲でおおまがり

2009-11-09 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko

網走市大曲周辺の網走川は、文字通り大きく蛇行していて野鳥の休憩場所となっている。
秋になると、いろいろな鳥が来ていて、その写真を撮っては、ネットで調べるのが最近の休日の日課となっている。

まず、北海道新聞社、北海道新聞野生生物基金の『北海道の野鳥データベース』で調べる。
しかし、データベースの写真自体が不鮮明だったり、遠距離からの撮影だったりするものもあるし、その個体によっても若干の違いがあるので、そちらでだいたいの目星をつけたら、再度その鳥の名前で検索をかける。
すると、野鳥の会だったり、個人の鳥好きの方のサイトがヒットするので、そこで再度確認する。


こちらの鳥は、ホオジロガモのオス。
『Yachoo!オンライン野鳥図鑑ver.4.0』で、判定しました。
そちらの説明によると。。。
【ホオジロガモ オスの特徴】
頭部は緑色光沢のある黒色である。嘴の基部あたりに白斑がある。胸、腹、雨覆、次列風切、肩羽は白い。初列風切、背中、上尾筒、下尾筒、尾は黒い。嘴も黒い。虹彩は黄色い。頭はおむすび型である。
【採餌】
水面に浮いて、水中に潜って採餌することが主である。浅い水に嘴を入れてこしとるように食べたり、逆立ちして水底にあるものを食べたりする。軟体動物、甲殻類、昆虫の幼虫、小魚などを捕らえて食べる。植物食では水草の種子・根・茎・葉、水藻なども食べる。

いろいろなことを知ると、ますます身近に思えます。


しかし、そんなこちらにはかかわりなく、ホオジロガモさんはあちこち見ておりました。

シャケさんのがんばり

2009-09-29 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko

網走湖呼人浦キャンプ場の横の川にシャケが遡上してきています。
またまたシャケさんの雄姿を見にでかけました。


この日は、水量が少なめで小川に向かうシャケさんが手前で立ち往生していました。


右側が小川。みんなもがいていて、それでも上流をめざしています。
















あなたはとってもきれいです。




たとえ、目的ははたせなくとも、あなたの生涯は波乱に富んでいて充実していたことでしょう。
あなたの姿を目に焼き付けました。
耳にはもちろんあの唄が。。。

※こちらのシャケさんも、最終的には鮭鱒孵化場に運ばれていきます。
※手に届くところにいても、捕獲すると密漁になりますので気をつけましょう。

な~んのさかな?-網走川

2009-09-24 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko
9月12日のことですが、網走刑務所前の網走川にかかる鏡橋の下を、30センチほどの魚が大勢さんで遡上していました。
シャケさんとは違うようでしたが、いったいなんのさかなだったんでしょう。
釣り好きの方、教えてくださ~い。

帰ってきたシャケたちを見ると中島みゆきの唄が♪

2009-09-13 | Birds and animals of Abashiri, Shiretoko

網走市街から6キロほど大空町よりに行った、網走湖畔にある呼人浦キャンプ場。



そのキャンプ場の横の小さな川に、今年もシャケさんたちが帰ってきました。


その小さな川の先は暗きょ(トンネル)になっていて、もう先へは進めないのですが、律儀なシャケさんはそれでもなんとか先へ行こうとがんばります。


休んでは、跳ねてみます。


あちこちぶつけて、顔も尾びれも白くなってきて、弱ってきています。


毎年、このシャケたちを見ていると、私の耳には中島みゆきのあの唄が聞こえてきます。


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♪ファイト!
闘う君の唄を 闘わない奴等が笑うだろう
ファイト!
冷たい水の中を ふるえながら のぼってゆけ


暗い水の流れに 打たれながら
魚たちのぼってゆく 
光ってるのは 傷ついて
はがれかけた鱗が 揺れるから
いっそ水の流れに 身を任せ
流れ落ちてしまえば 楽なのにね


やせこけて そんなにやせこけて
魚たち のぼってゆく


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あぁ 小魚たちの群れ
きらきらと
海の国境を越えてゆく


あきらめという名の鎖を
身をよじって ほどいてゆく♪
-中島みゆき作詞作曲歌『ファイト』-


律儀なシャケさんの神聖な姿を見ていると、毎年感動し、頭の中に『ファイト』の唄が流れるのでした。
今、これを打ちながら、YouTubeで『ファイト』を聞いて、またまた感動して泣いていました。


みなさんも、この連休、シャケさんに会いに来てください。
そして、生きていくことの不思議さと神聖さにふれてください。