先週の14日~18日にかけてマニラへ行って参りましたので、簡単にご報告させていただきたいと思います。今回は台北経由のチャイナエアラインで安く訪比したため、正味3日間の時間しか取れず、他にも用事がありましたのでフィリピン国鉄(PNR)調査に充分な時間が取れませんでしたが、それでも15日、16日と2度もフィリピン国鉄本社訪問及びTutuban駅構内での撮影ができましたので、わかる範囲で報告したいと思います。
今年9月と11月、マニラに到着したキハ52の7両、キハ59(こがね)の3両及び203系40両は全てTutuban駅構内及びヤードと修繕庫に留置され、キハ52の4両とキハ59(こがね)の3両が投石防止ネット装着済みで、その他のキハ52の3両と203系全車両については、整備待ち(未整備)状態でした。
Tutuban駅上にあるフィリピン国鉄本社から駅構内とヤードに留置されている車両を眺めることができ、以前のような広いヤードも手狭になってしまいました。
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こちらは先程の本社から見た方向とは全く逆で、駅北側からTutuban駅とフィリピン国鉄本社を眺めています。
左側(東側)から留置されている車両を簡単に説明しますと、キハ52新潟色3両、14系寝台車及び12系ダイニングカー計3両、14系寝台車4両、12系Commex4両、そして203系13両となっています。
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日本ではこのような203系とキハ52のツーショットの光景は非常に違和感がありますが、フィリピン国鉄では何でもありのまさにHalu-halo(フィリピン語でごちゃ混ぜという意味)を呈しています。
203系40両は全てこのTutuban駅に留置され、車両の向きが一定方向に留置されているものもありますが、バラバラであったり、MM’ユニット同士で組成されていなものもありますので、実際に使用するにあたっては車両の向きの統一とMM’ユニットとして組成する必要があるかと思います。
先日も申し上げたように203系の使用方法については、発電機を車内に搭載させ、大きさ的に車体全体の約1/3程度とのことですので、発電機室と客室を2重のパーテーションで仕切り、発電機から440vをMGに供給し冷房装置を使用することと、ドアの開閉についても自動ドアとして使用する予定とのことです。
早ければ来年1月を目処に整備し、使用したいとのことですが、来年1月を目処とはあまりにも時間的に無理があるようで、私の推測としてはもう少し整備に時間がかかるのではないかと思っています。
1編成の両数については5両1編成ということで、単純に5両編成8本に組成されるようです。また、MGが160KVAであり1両が30KVAですので、2M3Tになる編成についてはギリギリ使用可能と思われます。
使用する区間については、マニラ首都圏のコミュータートレインやビコール地方のコミュータートレインでも使用するとのことで、フィリピン国鉄全線で活躍するのではないかと思われます。
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キハ52については、国鉄色の3両は投石防止ネットが装着され、マニラのコミュータートレインとしてTutuban~Alabang間で使用されていますが、冷房装置がないためか運用は少なく、朝1往復とクリスマス期間中の夜間臨時列車1往復に限定されています。
キハ52が充当される列車は、朝は列車番号101のTutuban5:05発Alabang6:00着と列車番号102のAlabang6:05発Tutuban7:00着の1往復。夜間については列車番号147のTutuban発19:30発Alabang20:25着と列車番号148のAlabang20:30発Tutuban21:25着の1往復に充当されています。ただし、時々ロテム製造のDMUが充当されることもあり、かつ逆にキハ52がロテム製造の運用に充当されることもあります。私がフィリピン国鉄に訪問した15日も夜間の臨時列車に充当される予定であったキハ52に乗車しようと企てていたのですが、キハ52を運転できる運転士は2人しかおらず、任務にあたる予定であった運転士はその奥さんの突然の病気により、看護しなければならないとのことで、充当される車両はロテム製造のDMUに変更されてしまいました。いかにもフィリピンらしいエピソードですが、当日偶然にもその任務にあたる予定であった運転士と御会いすることができ、奥さんを看病するどころかぷらぷらとぶらついているだけで、たださぼりたいだけなのではないかと感じたしだいです。
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フィリピン国鉄のDLに引かれたキハ52国鉄色が構内を行ったり来たりしていました。
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一方、新潟色のキハ52の4両ですが、キハ52-123は国鉄色と同様に投石防止ネットが整備されていましたが、その他の3両についてはいまだに投石防止ネットが整備されておらず、下の写真のとおりTutuban駅構内の6番線に留置され、きれいな姿を保ち続けています。いずれは投石防止ネットが取り付けられると思われますので、このシーンを撮影したい方は今のうちかと思われます。
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キハ59(こがね)についてですが、キハ52と同様に投石防止ネットが取り付けられました。何かのイベントの際には使用されるとのことです。
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2ヶ月前に報告しましたDMU6編成がいまだに修繕が行われておらず、使用不能のままになっています。今後、修繕が行われるのか心配ですが、また訪比の際にはこの編成の様子を伺ってみたいと思います。
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今回は主に撮影に徹し、フィリピン国鉄の現状と計画について、担当者と話す機会が多くありませんでしたが、Legazpiまでの運行については早くても来年1月頃、CaloocanやCalambaまでのコミュータートレインの運行は目処がたっていません。
以上、簡単に報告させていただきましたが、詳しいことについては後日述べていきたいと思いますし、また数ヶ月後にも仕事と合わせて訪比したいと思っております。
今年9月と11月、マニラに到着したキハ52の7両、キハ59(こがね)の3両及び203系40両は全てTutuban駅構内及びヤードと修繕庫に留置され、キハ52の4両とキハ59(こがね)の3両が投石防止ネット装着済みで、その他のキハ52の3両と203系全車両については、整備待ち(未整備)状態でした。
Tutuban駅上にあるフィリピン国鉄本社から駅構内とヤードに留置されている車両を眺めることができ、以前のような広いヤードも手狭になってしまいました。
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こちらは先程の本社から見た方向とは全く逆で、駅北側からTutuban駅とフィリピン国鉄本社を眺めています。
左側(東側)から留置されている車両を簡単に説明しますと、キハ52新潟色3両、14系寝台車及び12系ダイニングカー計3両、14系寝台車4両、12系Commex4両、そして203系13両となっています。
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日本ではこのような203系とキハ52のツーショットの光景は非常に違和感がありますが、フィリピン国鉄では何でもありのまさにHalu-halo(フィリピン語でごちゃ混ぜという意味)を呈しています。
203系40両は全てこのTutuban駅に留置され、車両の向きが一定方向に留置されているものもありますが、バラバラであったり、MM’ユニット同士で組成されていなものもありますので、実際に使用するにあたっては車両の向きの統一とMM’ユニットとして組成する必要があるかと思います。
先日も申し上げたように203系の使用方法については、発電機を車内に搭載させ、大きさ的に車体全体の約1/3程度とのことですので、発電機室と客室を2重のパーテーションで仕切り、発電機から440vをMGに供給し冷房装置を使用することと、ドアの開閉についても自動ドアとして使用する予定とのことです。
早ければ来年1月を目処に整備し、使用したいとのことですが、来年1月を目処とはあまりにも時間的に無理があるようで、私の推測としてはもう少し整備に時間がかかるのではないかと思っています。
1編成の両数については5両1編成ということで、単純に5両編成8本に組成されるようです。また、MGが160KVAであり1両が30KVAですので、2M3Tになる編成についてはギリギリ使用可能と思われます。
使用する区間については、マニラ首都圏のコミュータートレインやビコール地方のコミュータートレインでも使用するとのことで、フィリピン国鉄全線で活躍するのではないかと思われます。
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キハ52については、国鉄色の3両は投石防止ネットが装着され、マニラのコミュータートレインとしてTutuban~Alabang間で使用されていますが、冷房装置がないためか運用は少なく、朝1往復とクリスマス期間中の夜間臨時列車1往復に限定されています。
キハ52が充当される列車は、朝は列車番号101のTutuban5:05発Alabang6:00着と列車番号102のAlabang6:05発Tutuban7:00着の1往復。夜間については列車番号147のTutuban発19:30発Alabang20:25着と列車番号148のAlabang20:30発Tutuban21:25着の1往復に充当されています。ただし、時々ロテム製造のDMUが充当されることもあり、かつ逆にキハ52がロテム製造の運用に充当されることもあります。私がフィリピン国鉄に訪問した15日も夜間の臨時列車に充当される予定であったキハ52に乗車しようと企てていたのですが、キハ52を運転できる運転士は2人しかおらず、任務にあたる予定であった運転士はその奥さんの突然の病気により、看護しなければならないとのことで、充当される車両はロテム製造のDMUに変更されてしまいました。いかにもフィリピンらしいエピソードですが、当日偶然にもその任務にあたる予定であった運転士と御会いすることができ、奥さんを看病するどころかぷらぷらとぶらついているだけで、たださぼりたいだけなのではないかと感じたしだいです。
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フィリピン国鉄のDLに引かれたキハ52国鉄色が構内を行ったり来たりしていました。
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一方、新潟色のキハ52の4両ですが、キハ52-123は国鉄色と同様に投石防止ネットが整備されていましたが、その他の3両についてはいまだに投石防止ネットが整備されておらず、下の写真のとおりTutuban駅構内の6番線に留置され、きれいな姿を保ち続けています。いずれは投石防止ネットが取り付けられると思われますので、このシーンを撮影したい方は今のうちかと思われます。
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キハ59(こがね)についてですが、キハ52と同様に投石防止ネットが取り付けられました。何かのイベントの際には使用されるとのことです。
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2ヶ月前に報告しましたDMU6編成がいまだに修繕が行われておらず、使用不能のままになっています。今後、修繕が行われるのか心配ですが、また訪比の際にはこの編成の様子を伺ってみたいと思います。
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今回は主に撮影に徹し、フィリピン国鉄の現状と計画について、担当者と話す機会が多くありませんでしたが、Legazpiまでの運行については早くても来年1月頃、CaloocanやCalambaまでのコミュータートレインの運行は目処がたっていません。
以上、簡単に報告させていただきましたが、詳しいことについては後日述べていきたいと思いますし、また数ヶ月後にも仕事と合わせて訪比したいと思っております。