Asian Railway Plaza

アジア各国の鉄道やJR南武線の話題などをお届けします

103系を求めて広島、大阪へ

2013年01月01日 22時19分04秒 | 他線区の103系
あけましておめでとうございます。
前回の記事はジャカルタ、マニラからの報告ということで、昨年10月以来更新せず新年を迎えてしまいましたが、今年も仕事の忙しさでしばらく更新ができないことが予想されつつも、できるだけ面白い話題を提供していきたいと思っております。

この年末年始も忙しいと言いつつも長期的に休めるのはこの時期ぐらいですので、ソウルの103系を求めて1週間程ソウル国電探訪でもと計画しておりましたが、仕事の量が多く残っていることからソウル遠征は諦め、年末の29~31日に恒例の103系を求めて広島・大阪を行いました。また、経済的な面でも皆さんのように新幹線に乗って出かけられるようなリッチな生活はできませんので、今回もいい年をして18キッパーになって、まずは広島まで鈍行を乗り継いで行きました。
広島に4連の103系が在籍していた頃は高運や戸袋窓ありの車両が見れましたので、それなりに楽しめたのですが、その4連も今では完全に撤退し、現在、広島で活躍しているのは3連3本のみとなりました。ですので広島へ自然と足が遠くのですが、先月、ご承知のように103系にもついに末期色とも呼ばれている濃黄色が登場し、私もその姿を早速撮影したいということで主な活躍の場である呉線で撮影することにしました。広島の海田市に到着した時点で時刻は既に午後1時30分であり、無難にある程度撮影できる場所ということで、坂にある国道の歩道橋で待ち構えることにしました。以前にもこの撮影場所は記事にもしましたように、この場所は交通量の多い国道31号の歩道橋上からであり、タイミングが悪いとトラックや乗用車が入ってしまいますが、今回は下の写真のようにどれもこれも乗用車が写ってしまいました。もちろん末期色の103系通過時においてもうまくいきませんでした。


気を取り直して海田市へと戻り、ここも定番でありますが、駅から僅か3分程のところにある瀬野川橋梁で撮影してみました。時刻は既に午後3時を廻っており、この季節、下関側の車体前面には光が廻りません。


141運用に充当された末期色D01編成もご覧のとおりで、これ以降は暗くなり、この日の撮影は終了しました。


末期色になったこのD01編成は、毎日141運用に充当されていたようでしたので、2日目の30日も141運用に充当されるだろうと予測し、撮影計画を立てておりました。141運用は朝、呉線安浦を出発し、そのまま山陽線広島~由宇間を往復して、再び呉線内へ入る運用で、山陽線内での姿を撮影すべく、前日の夜は岩国のホテルにチェックインしました。当日、朝7時前にホテルをチェックアウトし大竹で撮影を予定していましたが、この日は朝から雨が降り、しかも日の出の時間が7時20分頃ということで、由宇行きの走行写真の撮影は無理でした。ならば大竹駅で停車している姿だけでもと待っていたところ、この141運用に充当されたのはこの日に限って103系D01編成ではなく113系でした。一体このD01編成はどこへ行ってしまったのか、この後広島へ向かい、とりあえず広島運転所内の様子を見ることにしましたが、103系は1本も見当たりませんでした。
広島駅でしばらく運用調査を行ったのち呉線に乗車したのですが、通常は瀬戸内色の103系が充当されている131運用に末期色のD01編成が充当されていました。前日の夜、広島駅で運用チェックを行っていれば、この日は予定が立てやすかったのですが、前日の夜、疲れもあり広島駅での運用チェックを怠ってしまいました。まあ何があったにせよ末期色のD01編成は運用に就いていましたので、めでたしということで呉駅で撮影してみました。


また、呉~広間でこの編成に乗車してみましたが、瀬戸内色から末期色(濃黄色)に変更されたものの車内は相変わらずのようで、南武線に転入したMc19のような古さ(ボロさ)を感じさせ、私と誕生年がほぼ一緒ということからも親近感が湧いてきます。おそらく私が幼かった頃はMc19とともに京浜東北線で一度は乗車したことがあるかもしれませんが、このようなクモハ103やクハの500番台も含めた初期車は、現在ではこのD01編成とジャカルタのクモハ編成のみであり、すぐに廃車されることなく少なくとも製造から50年は活躍続けてほしいものです。


いつものように話しが長くなってしまいましたので、3日目(31日)は手短かにしたいと思います。
103系ならば阪和線ということで、定番になりますが我孫子町へ行ってみました。この季節、天王寺方には日が廻りませんので我孫子町でもご覧のような姿になります。
写真はMc2505で、ガラス支持が黒ゴムでカッコ良い車両ですが、行先表示の字が小さいのが気に入りません。


続いて、関西線系統の103系6連を撮影してみようということで、無難な久宝寺へと来てみました。この日の103系6連は64Aと66Aに充当され、残りの1本は71Aに充当され、おおさか東線で2本の103系が運用されているのかと思いきや、71Aは残念ながら201系が充当されていました。


東海道緩行線で平日朝運用に入っている205系が今度のダイヤ改正で当路線から姿を消すとのことで、どの路線へ転出されるのか気になるところですが、もしや関西線103系6連がこの205系によって置き換えられることもあるかもしれませんので、騒ぎにならないうちにゆっくりと撮影しておきたいところです。